理事長ご挨拶

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理事長ご挨拶

 甲南学園。その呱々の声(産ぶ声)をあげて(1919年/大正8年4月21日)から、あと2年で丁度、100周年です。幾多の難関・踏破して、100年「健在」できること、まさに一大慶事です。新旧の甲南高等学校、新制甲南大学、フランス甲南学園リセ甲南、これらを巣立った卒業生、10万余名に及びます。
 100周年へ向け!そして100周年を超えて!の甲南学園創立100周年記念事業、いま徐(おもむろ)に進んでいますが、KONAN INFINITY COMMONSが本年9月に完成竣工、一気に序・破・急のリズムで躍動がはじまります。大きな建物のなかには、平生釟三郎が甲南教育で目指して止まなかったindividualization(輝く個性をひきだす)、independence(自主独立)、おもしろい(interesting)、ためになる(inspiring&incentive)などの”i”がいっぱい詰まっています。
 これら100周年記念事業を通じて、甲南建学精神を、きたるべき甲南新世へ、永く強く持ちつづけたい。

2017年4月21日

甲南中学校第1回入学式 当日

1919(大正8)年4月21日の平生釟三郎日記より

「嗚呼、今日呱々ノ声ヲ挙ゲタル甲南中学校ヨ。長ヘニ健在シテ、摯実剛健ニシテ志大ニ気高ク、能ク将来ヲ達観シ、大局ノ打算ヲ誤ラザル報国尽公ノ志厚キ国家有用ノ材幹ヲ養成シ、以テ国運ノ進展ニ寄与センコトヲ祈ル事、余ノ年来ノ宿志タル一端が其緒ニ就キタルヲ見テ、益進ンデ最終ノ理想タルベキ東洋一ノ大学(人物教育ヲ率先)ノ創立ノ計画ニ一歩ヲ進ント欲スルナリ。」

甲南高等学校 第1回卒業式

1926(大正15)年4月11日 平生釟三郎 式辞

本校ハ学校教育ノ現状ニ満足セザル有志ノ者共ガ集マッテ、知育偏重ノ弊ヲ避ケ、「人格ノ修養」「健康ノ増進」ヲ第一トシ、「個性ヲ尊重シテ天賦ノ特性ヲ啓発スベク、知的教育ヲ施サン」トノ主旨ヲ以テ創立イタシマシタ

甲南学園創立50周年 伊藤忠兵衛

ヨキコト ハ サカエル

 私ハ 真二 ソウ 信ジテイル。 ソノコトハ 人生 80ヲコエテ コノ激変日本、 イヤ 世界ノ 歴史ガ カタッテクレル ウエニモ マタ 小サナ 私自身ノ 経験カラミテモ、 タシカデハ ナカロウカ。
 イマ コノ題ニ アゲタ 言葉、 コレハ ワガ甲南ニ カンスル 諸団体ニモ イエル コト ナノデ アリマス。
 マズ ー連ノ 教育機関卜 医療機関甲南病院 ナドナド。
 女子学園ハ 安宅彌吉翁ノ 創設ダガ、 ホカノ 3団体ハ 全ク 平生釟三郎翁ガ 一生ヲ カケテ ハジメラレタ モノダ。 スナワチ 翁ノ 思考サレ、 コレガ 断ジテヨイトノ 信念ノ モトニ 立案サレ 実行サレタ モノナノダ。
 夢ノ ヨウナ 考エヤ 口バカリノ 計画デハ デキル モノ デハ ナイ。 平生、安宅両翁ガ 身ヲ ハッテ 仕事ニ オアタリ クダサレタ カラ コソ ノビテ イッタノダ。
 安宅ハ 事業ヲ ヤッテ イル カラ、 財力ヲ マトメル必要ガ アルガ、 オレノ家族ハ ミナ 健康ダカラ イタズラニ 財物ヲ 残ス 必要ハ ナイ。 ト イッテ、最後ノ 居宅マデ ワレワレニ イタダイタ。
 コレモ アリガタイ コトデ アルガ、 ソレヨリモ 信念的ニ コレラノ 仕事ニ オアタリニ ナッタ カラ、 アトニ 残サレタ モノハ ソノママデハ サシオカレヌノダ。
 サテ 甲南学園ニ カンスル カギリ 平生精神ガ ナニカト、 ヨク キカレルガ、ソレハ ナンニモ ナイ。
 ツマリ ヨキカラダ ヨキ考エ 少シデモ 世ノ中ニ ツクシウル 人間ニ ソダッテモライタイシ、 制度上 デハ 画一的ナ 教育ヲ サケ、 個々ノ 人間ノ 才能ヲ ノバシウル 教育ヲ ツヅケタイ。 コレダケ ナノデアル。 真ニ コノ精神デ イケト イワレル カラ、 コレハ アトヲ ツグモノニハ カナリ 苦シイ オ題目ダ。
  彼ハ 一生 ソノ精神ヲ ナシトゲタ 人デハ アルガ、 平凡ナ 空気ノ ヨウナ 魂ノ 解釈ハ ヨホド 深イ 省察ヲ 加エナイト 実行シエヌト イウ コトダ。
  アトニ 残サレタ モノ、 マタ 彼ヲ シル ホドノ モノハ 甲南建学精神ハ 50年ヲ へタ 今日、 キタルベキ新世紀へ ナガク ツヨク モチツヅケタイ モノナノデ アル。