図書館・センター・機構

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知能情報学部の取り組み

少人数制の演習形式の授業による実践力と人間力の涵養

知能情報学部では、全学年を通じて教員と学生が緊密な関係を結び、学生が主体的に学べるよう、徹底したインタラクティブ教育を展開しています。各学年にそれぞれ数名から十数名で構成する少人数制の演習形式の科目を設け、学習面のきめ細かな指導はもちろん、協調性や社会性の育成にも力を入れています。
1年次:知能情報学概論及び基礎演習
基本的な人間力やコミュニケーション能力を身につけるための科目です。「概論」では、各教員がオムニバス形式で、自分の担当科目を中心に学問的な背景とおもしろさを解説します。「基礎演習」では、学生を数名程度のグループにわけ、ディベートやプレゼンテーションなどを通して、知能情報学やその周辺の学問領域への理解が深まるようにしています。
2年次:プロジェクト演習
チームを組んで問題を解決するという特徴をもった科目です。知能情報学に関する具体的な応用問題をいくつか取り上げ、7名前後のチームを組ませて問題解決を追究させています。問題分析から、解決策の発見、成果の発表までの一連のプロセスを通して経験することにより、学生は問題発掘および問題解決の実践を学ぶことができます。
3年次:知能情報学実験及び演習
最終的に学生が自分の学びの方向性と合った研究テーマを選択するための科目です。卒業研究を担当する全教員が「情報ネットワーク」「生体情報システム」「音声情報処理」「ロボティクス基礎」などのさまざまな研究テーマを提供し、学生は3つの研究テーマを選択し、各研究テーマを4回に渡り連続して受講します。卒業研究につながる基礎力を養うと同時に、学生が満足して研究テーマを選択するための機会を提供しています。
3年次:知能情報学セミナー
各研究室において研究を行うための基礎を学ぶ場を提供しながら、教員と学生の関係をより緊密にするための科目です。論文の読み方や書き方、研究の進め方、プレゼンテーションの仕方などを教えながら、学生一人一人の個性を把握することにより、学生が自主的に卒業研究のテーマを決定できるよう個別に指導しています。
4年次:卒業研究及び演習
各研究室において学部における学習の総仕上げを行う科目です。学生は各自のテーマについての研究または演習を行い、その成果を卒業論文にまとめ、発表します。少人数制のメリットを生かし、学生個別に丁寧な研究指導を行っています。これにより、学生は自ら問題を発掘して解決する能力、研究成果を効果的に発表する能力を身につけることができます。