図書館・センター・機構

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フロンティアサイエンス学部の取り組み

フロンティアサイエンス学部生命化学科は、“生命”と“化学”の融合により生まれる先端テクノロジーを学ぶ学部です。このような融合型のテクノロジーは、医療、創薬、環境、新素材、エレクトロニクスなど、いろいろな領域の最前線を支え、また、その未来を拓くことが期待されています。そこで本学部では、学生一人ひとりが「自分が学びたい領域」に合わせて、いろいろな分野にまたがる専門科目の中から必要なものを選択し、それらを融合的に学べるよう、8つの専門科目群を用意しています。また、学生一人ひとりに対して各科目群および各科目の重要性や関連性を含めて専門的内容を伝えられるよう、次のようなFD関連活動を行っています。
1.教員相互授業参観の実施 -教員一人ひとりが他の教員が担当する授業も含めて授業内容を把握する
全講義科目で教員間の相互参観を実施し、互いの内容を把握することで授業間の連携を図っています。科目ごとに定められた担当教員2名が授業参観を行い(担当以外の教員も常時参観可能)、授業評価、参考になる点、気づいた点などについてレポートを作成します。レポートは学部の全教員に配布され、授業内容、構成、話し方、講義資料などに関して情報を共有し、教育の質をさらに高めていくための工夫を行っています。今後は、さらに授業の現状把握と連携を深めるため、学部の「学びの全内容」に関するキーワード索引を作製し、教員も学生も「どのような事柄がどの授業で取り上げられているか」をすぐに調べられるようにすることを、検討しています。
2.マイラボでのセミナー開催 -教員一人ひとりが学生の学修状況を把握し対応する
学生の学修状況や希望に応えるかたちで、不得意科目を克服する「キャッチアップセミナー」、興味のある内容をさらに深く学ぶ「アドバンストセミナー」、企業から招いたゲストにキャリア情報を教えていただく「リードオフセミナー」などを開催しています。つまり、授業を通じて教員が一方的に教えるのではなく、授業の枠組みを超えたインタラクティブな教育が行われています。このような教員−学生間のコミュニケーションを可能にしているのが「マイラボ」という学生用多目的スペースです。マイラボは教員研究室に隣接しており、また、学生一人ひとりに専用デスクがあるので、教員と学生は1年次から日常的に顔を合わせ、自然にコミュニケーションが生まれます。