経営学科学部長挨拶

甲南大学経営学部は、2010年4月に設立50周年を迎えました。1960年4月に設置されてから丸50年が経ちました。この間、他の学部と同様、創立者 平生釟三郎先生の「人格・健康を第一、個性尊重、天賦の才を伸長」の理念を教育に活かしてきました。50年間に経営学部で学んだ学生数は約1万5千人です。1万5千人の学生に対する教育が実を結び、多くの卒業生がビジネス界で活躍しています。とくに、卒業生が企業経営者になっている割合は全国の他大学の各学部と比べて高いほか、多数の起業家が生まれています。この実績は、卒業生の皆さんが経営学部での学生生活を通じてしっかりした「人間力」を身につけてくれていることの証(あかし)です。これが経営学部の伝統なのです。
経営学は、企業の営みや企業を取り巻く経営環境について探求する学問領域です。わが国のみならずグローバルにみても激動の時代を迎えています。地球環境問題への対処、不安定な政情、生産活動の海外シフト、格差の拡大など、企業経営を行うには一筋縄ではいかない状況になっています。企業の事業活動は、多種多様なリスクにさらされています。経営学は、このような不確実な経営環境のなかにあって企業をどう経営するのか、確かな道筋を示すことが期待されています。「ピンチをチャンスに変える」、そのための第1歩は、経営の基本に立ち返って企業を経営するということです。経営学部は、経営の基本を徹底指導しています。
経営学部では、まず、企業経営、ビジネスに関する基礎理論を学び、同時に簿記・会計などのスキルを身につけます。その上で、ビジネスパーソンとして大事な、問題発見・解決力、提案・構想力、チームワーク力、達成力などいわゆる「人間力」をしっかり磨きます。実際の企業経営の場では応用問題に対処する日々が連続しますが、しっかりした経営学の基礎があれば、基礎を応用してより高度・複雑な問題が解けるようになります。スポーツでも基礎がしっかりできていなければ、難易度の高い技ができないのと同じです。また、精神力も大事です。経営学部での学びを通じて、「人間力」を身につけ、創意工夫のできる人になってください。そのために、新しい教育プログラムを充実させています。詳細はこのホームページをゆっくりご覧ください。もし疑問点があれば、遠慮なく問い合わせてください。
それぞれの分野の第一線で活躍している甲南大学経営学部教員スタッフ一同、やる気ある皆さんと一緒に学べる日を心待ちにしています。ぜひ甲南大学経営学部の門戸をたたいてください。

