公開情報

甲南学園中期計画(2020〜2025)について

甲南学園は、2019年4月21日に学園創立 100 周年という大きな節目を迎えました。
そして、2020年3月27日、甲南新世紀において改めて学園方針を定め、2020年度を開始年度とする5ヶ年の中期計画「甲南学園中期計画(2020〜2024)」を立案、決定、公開しました。その後、2021年には、大学・高中のビジョン・アクションプランを一部更新し、2022年5月27日には、学園ガバナンスの更なる強化や機能別横串戦略を推進するため、学園中期計画の期間を1年間延長し、6ヶ年の中期計画「甲南学園中期計画(2020~2025)」に更新しました。

<全体像>

リーフレット

<リーフレット>

全体像

甲南学園中期計画(2020〜2025)
推進プロジェクト・タスクフォースの取組みについて

部局ごとの取組みに加えて、教職員で構成される組織横断プロジェクト・タスクフォースを発足させ、中期計画の推進および中期計画の3つのスローガンキーワード(「人物教育率先」の進化、世界に通じる「KONANクオリティ」、地域社会と朗らかに「つながる学園」)の実現にむけて以下の取組みを実施しています。

1.地域社会と朗らかに「つながる学園」プロジェクト
(担当:全学教育推進機構事務室課長 永野 圭佑)

甲南学園の社会的評価(レピュテーション)の向上と、学内外の「つながり」の創出、学内の組織間交流の活発化を目指し、双方向性のある会員制プラットフォーム「KONAN-PLANET」を2021年4月21日に開設しました。

KONAN-PLANET

卒業生、在学生、地域の方々など多くの方々に、平生フィロソフィーにある「おもしろく、ありがたく」を感じていただくとともに、月1回は甲南学園の情報に触れていただくことで、「甲南人でよかった!」「甲南人っていいな!」と思える瞬間を共有できるように取り組んでいます。

2022年8月31日には、会員数が9,000人を突破(開設時の4,379人から9,032人に増加)しました。2022年10月1日から新たにKONAN未来サポーターズ制度と連動する形で「KONAN-PLANETプラス会員制度(様々な特典を楽しんでいただける有料会員制度)」を開始しました。

2.KONAN-DXプロジェクト(担当:総務部長 内尾 孝)

「KONAN-DX」をキーワードに、業務の電子化推進により労働生産性および付加価値向上を図り、加えて有事(自然災害・社会災害・パンデミックなど)においてもより安定的に業務運営できる環境を整備することを目指して、以下の3つのタスクフォースの活動を展開しています。

●電子決裁システムの導入と学園グループウェアワークフロー活用タスクフォース(担当:総務課長 天野 裕介)
決裁・回覧文書にかかる実態と市販パッケージシステムの概況を把握し、決裁文書の電子化実現に向けた取り組みを進めています。2022年4月には第一ステップとして契約決裁の電子化を実現しました。

●働き方改革を踏まえた在宅勤務(テレワーク)環境の有効活用(担当:人事課長 田原 洋之)
2020年4月から2021年11月にかけて、「在宅勤務(テレワーク)環境整備タスクフォース」において、事務職員が有事の際に在宅での勤務を可能とする環境整備(在宅勤務システムの導入など)が進められました。それを引き継ぐ形で2021年11月に「働き方改革を踏まえた在宅勤務(テレワーク)環境の有効活用タスクフォース」が立ち上がり、働き方改革を含めた在宅勤務の有効活用や新しい働き方についての検討が進められています。

●オンライン会議システムの導入と会議の ICT 化活用タスクフォース(担当:管財部次長 半田 岳英)
「会議運営と会議室に関する調査」を実施して問題点と課題を把握し、会議室整備計画を立案しました。その計画にもとづき、2020年度後期から学内会議室のオンライン会議対応化(マイク増設、音声設備設置など)を進めています。また、2021年度には事務用パソコンでオンライン会議等を行うことができるよう、シンクライアントサーバのメモリを増強しました。

<会議の様子>

会議の様子

2021年11月には上記の3つのタスクフォースを「業務DXサブプロジェクト」として集約するとともに、新たに「経営DX」、「教育DX」、「研究DX」の3つサブプロジェクトを加え、4つのDXサブプロジェクトからなるKONAN-DXプロジェクトに拡張しました。

2022年9月には、「教育DX」の取組みとして、2号館にBYODに対応した教室を整備、5号館にはキャンパス間など複数の拠点を常時接続し、離れた場所から学生同士がいつでも会話やディスカッションが楽しめるエリア(526 SMART LOUNGE)を設置しました。

526 SMART LOUNGE

3.「KONANクオリティ・プラス」プロジェクト
(担当:経営企画室課長 川勝 正雄)

学生本意の教育、親身な学生生活支援、明るく活気あるキャンパス、朗らかなコミュニケーションの実現など、さらに質の高い、学生にとって魅力的な大学にするために、2021年5月からすべての職員組織(部署)が学生支援に関する目標(KONANクオリティの目標)を定め、その実現に向けて取り組んでいます。事務職員の管理職全員がメンバーとして参加し、甲南は「面倒見が良い」と感じていただけるようなプロジェクトを推進しています。

<コミュニケーションマーク>

コミュニケーションマーク

<取組み例①事務室掲示の充実(各部署)>

学生が事務室に入りやすい雰囲気をつくれるよう、事務室の場所や職員からのメッセージをのせた掲示をしています。

取組み例①事務室掲示の充実(各部署)

<取組み例②Wi-Fiガイドの作成(情報システム室)>

学内でのWi-Fiの接続方法を分かりやすくまとめたリーフレットを作成・配布しました。

<取組み例②Wi-Fiガイドの作成(情報システム室)>

<取組み例③職員ネームホルダーのデザインの刷新(人事課)>

職員をより身近に感じてもらえるように、全職員が着用するネームホルダーのデザインを部署名・フルネーム・ロゴ入りに刷新しました。

<取組み例④窓口対応の質向上に向けた取組み(教務部)>

窓口対応の質向上を目指し、よくある相談内容とその対応方法を部内で共有・議論する研修会を開催しています(画像左)。また、「相談後アンケート」を導入し、学生がどのように感じたか確認する仕組みを整えました(画像右)。

取組み例④窓口対応の質向上(教務部)
取組み例③全職員ネームホルダー着用(人事課)

2021年7月には、すべての職員組織(部署)がそれぞれの目標と具体的な取組みをあらわすポスターを作成し、学生のために今後どのような行動をしていくか、改めて宣言しました。
すべての部署のポスターをポスター集としてまとめましたのでぜひご覧ください。

<ポスター集>

ポスター集

「KONANクオリティ・プラス」チャレンジ・サブプロジェクト

2021年5月からは「チャレンジ・サブプロジェクト」として、所属部課室の枠を超えて職員同士が組織横断チームを結成し、学生支援のクオリティを向上させる取組みを自由に提案・実施できる制度を導入しました。

<取組み例①フードトラックの導入>

岡本、西宮、ポートアイランドの各キャンパスと六甲アイランド体育施設にフードトラックを誘致しました。

取組み例①フードトラックの導入

<取組み例②つなげるカードの導入>

他部署に学生を案内する際に、行き先の部署の場所や担当者名が記載されたカードを渡し、丁寧につなぐ仕組みを導入しました。

取組み例②つなげるカードの導入

2022年10月には、「KONANクオリティ・プラス」チャレンジ・サブプロジェクトとして2021年5月から活動していた「開講科目情報規格統一チャレンジ・サブプロジェクト」がプロジェクト目標を達成しました。各学部・センター事務室が作成していた 2つの開講科目情報データを統合することで約28%の業務時間削減、学生対応時間創出を実現しました。完了報告書はこちらから

2023年7月には「職員事務業務における生成系AIの導入・活用プロジェクト」が立ち上がりました。
職員事務業務に生成系AIを導入・活用し、関西圏の大学間における業務DXのトップランナーを目指すことを目標として、事務業務の効率化を推進していきます。
今後、本プロジェクトより、生成系AIの事務業務活用事例や取り組み内容を公開予定です。

「KONANクオリティ・プラス」業務改善サブプロジェクト

2021年12月からは、業務改善の動きを一層加速し、職員がこれまで以上に付加価値の創造に取り組むことのできる時間を確保するため、「業務改善サブプロジェクト」を立ち上げました。すべての専任職員がプロジェクトに参加し、個人ごとに改善テーマを設定し、改善企画・取組みを進めています(全体では約300テーマを設定)。全学に共通する改善テーマについても洗い出しを行い、組織横断チームを中心に改善企画・取組みを進めています(全体では約100テーマを設定)。

「KONANクオリティ・プラス」業務改善サブプロジェクト

「KONANクオリティ・プラス」業務標準化検討サブプロジェクト

2022年7月からは、学園全体の業務を網羅的にとらえ標準化を進め、ムダを低減するとともに業務効率化・業務品質向上を達成することを目指し、「業務標準化検討サブプロジェクト」を立ち上げました。

4.研究費執行業務効率化タスクフォース
(担当:財務部長 谷向 豊)

2020年12月に研究費執行業務効率化タスクフォースを設置し、研究費執行業務の現状および課題の整理を行い、改善策を立案しました。2022年4月からは、その改善策の一環として、研究費での物品購入の新しいシステム・フローを導入しました。

5.スポーツ強化支援検討タスクフォース
(担当:スポーツ強化支援室課長 中村 圭吾)

2020年11月に、本学のスポーツ強化支援、「人物教育としての甲南スポーツ」のあり方等を含めて、第5期スポーツ強化指定制度を検討するスポーツ強化支援検討タスクフォースを設置しました。約1年間の活動を経て、2021年10月に「KONAN SPORTS VISION」、「甲南大学スポーツ強化支援の基本方針」、「第5期スポーツ強化支援計画」の策定、「KONAN SPORTS強化指定団体制度の設計、「スポーツ推薦入試における募集競技種目及び種目別募集枠に関する協議会」の設置が完了しました。

6.甲南高中将来構想委員会・中高大接続検討小委員会

高等学校・中学校の更なる魅力化を推進するため、2020年10月に甲南高中将来構想委員会を設置し、現状および課題の整理、改善に向けた提言書の作成を行いました。また、2021年4月には甲南高中将来構想委員会の下に、「中高大接続検討小委員会」を設置し、中高大一貫教育について継続的に議論していく体制を整備しました。その取組みの一環として、2022年1月には中高大10年一貫教育の魅力を可視化した「10年一貫教育リーフレット」を作成しました。

甲南学園中期計画ダッシュボードについて

「甲南学園中期計画(2020〜2025)」の中で大切にする指標(KGI、KPI)をまとめたダッシュボードを作成しました。ダッシュボードの指標を継続的に確認しながら、大学の「KONAN U.VISION2025」や高等学校・中学校の将来構想も含めた本学園の中期計画全体を推進していきます。

ダッシュボード

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