NDI Wave関連情報

調音運動のリアルタイム観測が可能な装置,NDI Wave Speech Research Systemに関する情報を掲載しています. NDI Waveの利点はなんといっても可搬性があることです. 研究者や実験協力者のいる所に装置を配送し,実験を行うことができます.

NDI Waveの利用法

日本国内ではアドバンストシステムズ(株)がNDI Waveの代理店です. 同社はNDI Waveのレンタルサービス,実験支援サービスも提供しています. そのため,装置一式を購入するよりもはるかに安い費用で実験を行うことができます.

利用法を解説した動画を作成いたしました. マニュアルに書ききれない部分を把握していただくのに役立てていただければ幸いです. 事前に実験参加者の方にご覧いただくと計測がスムーズに実施できると思います.

(1) 装置のセットアップ

(2) 歯型の採取


(3) リファレンスセンサの貼り付け


(4) 5Dセンサの貼り付け




(4) フィールドジェネレータの位置合わせ

(5) 計測


(6) 咬合面計測


(7) センサ位置の記録


(8) 口蓋形状の計測



サンプルデータ

1回の計測につき,各センサの座標が記録されたTab separated (TSV) ファイルと音声データが保存されたWAVファイルが生成されます.例えば,S1_001_sync.tsvとS1_001_sync.wavというファイルが生成されます.

以下でサンプルデータを公開しています.話者は日本語を母語とする成人男性です.このデータでは以下のようにセンサを貼り付けています.センサはすべて正中面上に貼り付けています.発話内容はATR503文の最初の文「あらゆる現実をすべて自分の方へねじ曲げたのだ」です.

このデータでは以下のようにセンサを貼り付けています.センサはすべて正中面上に貼り付けています.

  1. リファレンスセンサ(6Dセンサ):ナジオン
  2. 5Dセンサ:上口唇
  3. 5Dセンサ:T3 (舌上に貼り付けられる最後方)
  4. 5Dセンサ:T2 (T1とT3の中間位置)
  5. 5Dセンサ:T1 (舌尖から後方に約5 mmの位置)
  6. 5Dセンサ:下歯茎
  7. 5Dセンサ:下口唇

ビューワー

S. Ouni氏が開発したVisArticoやM. Tiede氏が開発したMViewがWaveのデータの表示に対応しています.MViewの実行にはMatlabが必要です.

WaveFrontのバージョンアップ (2017/11/22)

WaveFrontが根本的に改良され,見た目も中身も大きく変わりました.前のバージョンでは2台のSCU間の同期がずれるという致命的な問題がありましたが,今回のバージョンでは修正されています.

その一方で,出力ファイルのフォーマットも変更になり,既存のソフトウェアが利用できなくなりました.当研究室では新しいフォーマットを以前のフォーマットに変換するソフトウェアを開発し,VisArticoでの表示を可能にしています.

センサの改良 (2018/04/01)

Waveのオリジナルのセンサにつながっているワイヤは,太くて硬く発話に悪影響を及ぼす可能性があります. そこで,私たちはワイヤを細く柔軟性のあるものと交換したセンサを開発しました. 新型センサはオリジナルセンサと同等の精度を保ちつつ,発話のしやすさを実現しています. ぜひお試しください.

この研究の一部は科学研究費補助金の支援により行われています.


Last updated on Sep. 19 2018.
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