シンポジウムなどイベント情報

※シンポジウムは、学生・院生・一般の方も無料で傍聴できます。

第4回公開シンポジウムのご案内

2017年1月16日
統合ニューロバイオロジー研究所 第4回公開シンポジウムを開催
「生き物らしさへの統合的アプローチ ~若手研究者が解き明かす新たな生命現象~」



PDFで開く



第3回公開シンポジウムのご案内

2015年12月5日
統合ニューロバイオロジー研究所 第3回公開シンポジウムを開催
「環境の変化と生き物のしなやかさ 植物と動物の巧みな生存戦略」



PDFで開く



【ひらめき☆ときめきサイエンス]
  ミクロの忍術使い「細胞」の秘密をさぐる

◇日時:2015年9月27日(日) 9:30~16:30

◇会場:甲南大学岡本キャンパス14号館

◇連絡先:甲南大学 理工学部・知能情報学部事務室
      Tel. 078-435-2756 / e-mail:rikou-event1@adm.konan-u.ac.jp

◇対象(定員): 中学生(25名)

◇応募締切:平成27年9月11日(金)
      ※募集定員に達した場合は、締切を待たず終了となります。

◇申込ページはこちらになります。

 人間の体は60兆個の細胞でできています。これらの細胞は、受精卵という1個の細胞が分裂をくり返して(分身の術)できたものです。
 本プログラムでは、酵母、線虫、ショウジョウバエ、アリ、メダカなどいろいろな生物の細胞を観察して、比べます。また、共焦点レーザー顕微鏡、電子顕微鏡などの顕微鏡を使って、さまざまな細胞を観察し、細胞をみるための最新技術を体験します。



PDFで開く



【統合ニューロバイオロジー研究所セミナー]
  インドネシア・スラウェシ島に生息するキノコを食べる甲虫、デオキノコムシ類の生物起源


小川 遼

(神戸大学大学院農学研究科 昆虫多様性生態学研究室 学振PD)

◇日時:2015年5月29日(金) 17:00~

◇会場:14号館地下1階 多目的レクチャールーム(甲南大学岡本キャンパス)

◇連絡先:甲南大学フロンティア研究推進機構(担当:前田)
      Tel. 078-435-2754 / e-mail:officefront@center.konan-u.ac.jp

 インドネシア・スラウェシ島は、ウォーレシアと呼ばれる東洋区からオーストラリア区への生物地理区移行帯の中心にあり、3つの大陸プレートの衝突によって形成されている。そのため、スラウェシ島は島内に複数の生物地理学的起源の要素を有しており、生物相の成り立ちを研究する上で非常に興味深い島として知られてきた。
 デオキノコムシ類は、多くの種が腐食性であるハネカクシ科の中にあって、菌類を利用することに特化した一群である。そのため、多くが森林の菌類上で得られ、その種多様性は高い。また、菌類の育まれる森林環境との関連性が強いことから、大陸の移動に伴う分散を議論する上で重要な一群であると考えられる。
 本講演では、スラウェシ島におけるデオキノコムシ類の分類学的現状と生物地理学的起源を紹介する。



PDFで開く



【統合ニューロバイオロジー研究所セミナー]
  ホヤ胚の中枢神経系に発現するOtx遺伝子の転写制御機構の比較解析


大沼 耕平

(甲南大学理工学部生物学科 発生学研究室 研究員)

◇日時:2015年5月25日(月) 14:00~

◇会場:14号館地下1階 多目的レクチャールーム(甲南大学岡本キャンパス)

◇連絡先:甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所/理工学部生物学科(担当:日下部 岳広)
      e-mail:tgk@center.konan-u.ac.jp

 Otxは、多くの動物で中枢神経系の前方部の形成に重要な遺伝子である。そのmRNAは、多くの動物に共通して、中枢神経系の前方部を生じる細胞系譜で発生を通して発現している。この連続した発現が中枢神経系前方部を作るのに重要だと考えられている。
 しかし、どのような分子機構によりOtxが中枢神経系前方部の細胞系譜で発現し続けるのかは、よく分かっていない。さらに、その分子機構が動物種間でどの程度共通しているのか、また進化の過程で保存されているのかも不明である。
 これらの問題を追究するために、系統的に遠く離れているにもかかわらず、非常によく似た発生を示すマボヤとカタユウレイボヤを用いて、発生を通してOtxの転写制御機構を調べて比較してきた。これまでの成果を紹介する。



PDFで開く



【統合ニューロバイオロジー研究所セミナー]
  グーデア科胎生魚Xenotoca eiseniの胎仔が持つ『へその緒ではない』構造物の話


飯田 敦夫

(京都大学再生医科学研究所 再生増殖制御学分野 助教)

◇日時:2015年3月20日(金) 15:00~

◇会場:14号館地下1階 多目的レクチャールーム(甲南大学岡本キャンパス)

◇連絡先:甲南大学フロンティア研究推進機構(担当:前田)
      Tel. 078-435-2754 / e-mail:officefront@center.konan-u.ac.jp

 脊椎動物の繁殖様式は「哺乳類は胎生、それ以外は卵生」と大まかに認識されていて、それは概ね間違いではありません。しかし何事にも例外はあります。哺乳類であるはずのカモノハシは卵を産みますし、魚類や爬虫類にも次世代を赤ちゃんで出産する種が少なからず存在します。
 私は、メキシコ原産のグーデア科胎生魚という、言わば“例外的な魚”を研究材料としています。グーデア科の一種であるXenotoca eiseni の雌は、交尾により体内受精して妊娠します。お腹の中の胎仔は、腹部からリボン状の構造物を伸ばして、母親由来の栄養分を吸収します。そう、へその緒に似ています。でも、へその緒ではありません。
 卵生と胎生は、何が同じで、何が違うのか?そもそも例外的な珍魚を研究するモチベーションは何なのか?生き物の不思議さ、面白さを伝えられるセミナーを目指します。

Xenotoca eiseni の胎仔

PDFで開く



【統合ニューロバイオロジー研究所セミナー]   

  

◇日時:2015年2月27日(金) 17:00~

◇会場:14号館地下1階 多目的レクチャールーム(甲南大学岡本キャンパス)

◇主催:甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所

◇連絡先:甲南大学フロンティア研究推進機構(担当:前田)
      Tel. 078-435-2754 / e-mail:officefront@center.konan-u.ac.jp

◇プログラム:

シジミチョウとアリの共生:アリの行動を巧みに操るシジミチョウ
 北條 賢(神戸大学大学院 理学研究科 特命助教)

 シジミチョウの多くは幼虫期にアリと共生することが知られています。シジミチョウはアリに蜜を提供することでアリを随伴させ、外敵から身を守ります。またシジミチョウがアリの巣内に侵入し、アリから餌をもらうなどの世話を受ける種もいます。一方、高度に組織化された社会を形成するアリは、化学物質を介した仲間とのコミュニケーションが発達しており、通常他の生物に対しては排他的に振舞います。そのためシジミチョウの幼虫は好蟻性器官と呼ばれる特殊な外分泌腺から化学物質を放出することで、アリとの共生関係を築くことに成功していると考えられます。本講演ではシジミチョウとアリの共生において、シジミチョウの分泌物が持つ機能やその進化について、これまでの研究から得られた知見を紹介します。


ショウジョウバエ中枢神経系における長鎖noncoding RNAの生理的役割
 稲垣 幸(神戸大学大学院 自然科学系先端融合研究環・遺伝子実験センター 博士研究員)

 近年の研究により、真核生物には多数の長鎖 noncoding RNA(lncRNA)が存在していることが明らかとなり、遺伝子量補償や発生分化あるいはがん形成などの様々な生命現象にlncRNAが重要な役割を果たしていることが報告されつつある。しかしながら、行動や記憶・細胞分化といった高次生命現象にnoncoding RNAがどのように関与しているは明らかでない。 我々は、これまでにショウジョウバエにおける lncRNA の同定および解析を行ってきたが、本セミナーではこれらのうちの一つ、中枢神経系において発現しているlobe-less RNAについて、エピジェネティックな遺伝子発現制御を介して、キノコ体神経細胞の軸索走行を制御していることを明らかにした。中枢神経系の神経回路形成におけるlncRNAの機能とその作用メカニズムについて議論したい。


 

PDFで開く

【統合ニューロバイオロジー研究所セミナー]
  生きものの巧みな生存戦略 〜厳しい環境でも生き残る〜

  

◇日時:2015年1月15日(木) 13:00~15:00

◇会場:14号館地下1階 多目的レクチャールーム(甲南大学岡本キャンパス)

◇主催:甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所

◇共催:甲南大学理工学部生物学科

◇連絡先:甲南大学フロンティア研究推進機構(担当:前田)
      Tel. 078-435-2754 / e-mail:officefront@center.konan-u.ac.jp

◇プログラム:

ミジンコにおける捕食者に誘導される防御形態:その発生メカニズムと進化
 宮川 一志(基礎生物学研究所 NIBBリサーチフェロー)

 ミジンコ Daphnia pulex は胚発生期に捕食者であるフサカ幼生の放出する匂い物質を感受すると発生運命を可塑的に変化させ、後頭部にネックティースと呼ばれるトゲ状の防御形態を形成する。ネックティースを生じた個体は通常の個体と比べて被食を回避しやすいため、捕食者の存在下では適応的である。したがって、この防御形態を形成する能力はミジンコが繁栄する上で非常に大きな役割を担ってきたと考えられている。本発表ではこのミジンコの防御形態形成について、その発生メカニズムを中心にこれまで明らかにされてきたことを紹介するとともに、生物がどのようにして環境適応能力を獲得してきたかその進化的背景についても議論したい。


近親交配のリスクを回避する特殊な繁殖様式を進化させた無敵なアリたち
 宮川(岡本) 美里(沖縄科学技術大学院大学 ポストドクトラルスカラー )

 アリは世界中に生息地を拡大することに成功しているが、彼らの繁殖様式には侵入成功を阻む弱点が存在する。個体群サイズの小さい侵入初期は近親交配が生じ、次世代の半分で、性決定遺伝子座がホモ型になる「不妊の雄」が生じる。新たな生息域の定着には、独立な系統からの侵入が複数回必要となる。
 近年、たった1個体の女王の侵入によって新たな生息域の拡大に成功している例が確認された。これらの種では、1)雌雄間の遺伝子交流を絶ち、2)性決定遺伝子座を複数の染色体に分散させることで、近親交配とそのコストを従来の半分に抑える戦略が進化している。今後、侵略的外来アリの繁殖戦略を理解する上で非常に重要な知見になると考えられる。


アフリカ・カラハリ砂漠に自生する野生種スイカ ー乾燥強光を生き抜く分子生理メカニズムを探るー
 明石 欣也(鳥取大学農学部生物資源環境学科 准教授)

 植物の生産性は、乾燥ストレスなどの悪環境条件により著しく制限される。一方、地球上には、過酷な乾燥と強光ストレスに対して極度の耐性をもつ野生植物が存在する。アフリカのカラハリ砂漠はスイカの起源地と考えられており、サン族(ブッシュマン)はスイカを「砂漠の水がめ」と呼び、生活用水として利用してきた。最近の研究から、ストレスに応答して抗酸化性の高いアミノ酸であるシトルリンを葉に蓄積する仕組みや、転写調節因子による根の旺盛な生長促進のメカニズムなどが明らかになりつつある。本講演では、砂漠を生き抜くスイカの分子生理メカニズムの解明に向けた研究と、そのメカニズムを利用する試みについて紹介したい。

PDFで開く




【統合ニューロバイオロジー研究所セミナー]
  クモに宿る寄生バチの不思議な生態 ~クモヒメバチによるクモへの産卵行動とクモの行動操作~


高須賀 圭三 氏

(神戸大学大学院農学研究科 日本学術振興会特別研究員 PD)

◇日時:2014年12月22日(月) 17:00~

◇会場:14号館地下1階 多目的レクチャールーム(甲南大学岡本キャンパス)

 昆虫には、他の生物に卵を産みつけ、孵った幼虫がその生物を食べて育つ寄生バチというハチがいる。その寄生対象は昆虫類を中心として実に多様だが、クモに寄生するハチがわずかに知られる。このハチは、幼虫がクモを生かしたまま体の外側に貼りつき、外部から徐々に体液を奪う。幼虫はクモの脚の届かない場所についているため外されることはない。幼虫は最後にはクモを殺して網の中で蛹化する。 本講演では、このハチの進化の賜物といえる二つの興味深い生態を紹介する。それは、産卵のためにメスバチが網に守られたクモを麻酔する産卵行動と、クモによる網のメンテナンスがなくなる蛹期に幼虫が網の強度を上げるようクモの造網行動を改変する行動操作である。




第2回公開シンポジウムのご案内

  文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業によるプロジェクト『環境応答を司る細胞ネットワークの機能発現の分子細胞メカニズムの解明』を推進する拠点として、平成25年8月に甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所が設立されました。このたび当研究所では、第2回公開シンポジウムを開催いたします。当研究所で研究を行っている自然科学研究科博士後期課程の大学院生らが最新の研究成果を紹介します。事前申込不要・入場無料です。多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所 第2回公開シンポジウム
「生命現象への統合的アプローチ ~若手研究者の挑戦~」

◇日時:2014年12月18日(木) 13:00~16:00

◇会場:甲友会館(神戸市東灘区岡本8-9-1 甲南大学岡本キャンパス)
    http://www.konan-u.ac.jp/access/campus.html

◇主催:甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所

◇共催:甲南大学理工学部・大学院自然科学研究科

◇プログラム:
LC-MSによる植物スフィンゴ脂質の網羅的解析
柳川大樹(生命•機能科学専攻 博士後期課程)

線虫C. elegansの低温適応を制御する精子ー神経系を介したネットワーク
園田悟(生命•機能科学専攻 博士後期課程)、田中沙季(理工学部生物学科4回生)

自己組織化する両親媒性高分子の設計
新田恭平(生命•機能科学専攻 博士後期課程、日本学術振興会特別研究員DC1)

ヤブレツボカビ類の分類学的研究 〜過去に記載された種の再発見〜
𡈽井耕作(生命•機能科学専攻 博士後期課程)

凝集したタンパク質をほぐすタンパク質ClpBのはたらくしくみ
山崎孝史(生命•機能科学専攻 博士後期課程)

◇問合せ先:甲南大学フロンティア研究推進機構(担当:前田)
Tel. 078-435-2754 / e-mail officefront@center.konan-u.ac.jp

 




第1回公開シンポジウムのご案内

  文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業によるプロジェクト『環境応答を司る細胞ネットワークの機能発現の分子細胞メカニズムの解明』を推進する拠点として、平成25年8月に甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所が設立されました。このたび当研究所では、第1回公開シンポジウムを開催いたします。事前申込不要・入場無料です。多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所 第1回公開シンポジウム
「感じる、動く、生き延びる ~生命現象への統合的アプローチ~」

◇日時:2014年1月15日(水) 15:00~18:00

◇会場:甲友会館(神戸市東灘区岡本8-9-1 甲南大学岡本キャンパス)
    http://www.konan-u.ac.jp/access/campus.html

◇主催:甲南大学統合ニューロバイオロジー研究所

◇共催:甲南大学理工学部・大学院自然科学研究科

◇プログラム:
脊椎動物が季節を感じる仕組みを探る
吉村崇(名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所 教授)

動物1個体の神経回路の完全解明をめざして
日下部岳広(甲南大学理工学部/統合ニューロバイオロジー研究所 教授)

アリ科女王の長期間の精子貯蔵に関わる因子の探索
後藤彩子(琉球大学農学部 日本学術振興会特別研究員)

動物の感覚と記憶の暗号をひも解く
久原篤(甲南大学理工学部/統合ニューロバイオロジー研究所 准教授)

◇問合せ先:甲南大学フロンティア研究推進機構(担当:青木)
Tel. 078-435-2754 / e-mail officefront@center.konan-u.ac.jp