歴かふぇ vol.5の告知:エジプト映画上映会@iCommons

 歴史文化学科の学生有志が運営する実践的課外学習活動「歴らぼ編集部」では、きたる11月24日、エジプト映画「マイクロフォン」の上映会を開催します。「マイクロフォン」はアフマド・アブダッラー監督によるエジプト映画で、関西では初の上映となります。
 ゲストにアラブ映画研究がご専門の勝畑冬実先生を招いて、この作品との出会いのエピソードや、字幕を手がけての苦労話などをうかがいます。会場は、できたてほやほやのiCommons地下1階のiStage。また、中東の伝統的スイーツであるデーツも準備しました。
  甲南生だけでなく、興味のある方はどなたでもご覧頂けます。参加無料、事前登録不要です。詳細は、歴らぼ編集部が作成したチラシをご覧下さい。

歴らぼ遺跡巡り班@嵐山

2017年9月8日、本年度3回目となるの活動は、嵐山の巡検でした。昼食は嵐山名物の湯葉と湯豆腐を食べ、京都の食文化を楽しみました。食後は2班に分かれ、A班は竹林と地蔵が見所の化野念仏寺、B班はえんむすびで有名な野宮神社と平家物語に登場した尼寺である祇王寺に行きました。両班揃って行った清凉寺には豊臣秀頼の首塚があり、何故ここにあるのか気になりました。今回、遺跡巡り班の巡検に参加して、自分の知らない京都を知ることができて良かったです。(1回生・福田綾香)

歴かふぇ04:海原靖子先生

2017年7月19日の第4回歴かふぇは、白鶴美術館の学芸員である海原靖子先生にお越し頂きました。今回の話題は、古代中国の金属器などについてでした。どこから水を飲むのか分からない器など、変わった形の様々な器を、ひとつひとつ丁寧に説明して頂きました。その他、学生からの質問への回答も交えつつ、仕事の内容、腰のつらさや冬の寒さといった体力的な大変さについて、学芸員になりたいという夢が壊れない程度にお話頂きました。試験前ということもあって参加者は少し少なかったけれど、海原先生のお話はとてもおもしろく、逆にとても贅沢な気分で楽しい時間を過ごす事ができました。(2回生・武田卓司)

歴らぼ遺跡巡り班@兵庫津

2017年6月25日と7月2日、歴らぼ遺跡巡り班は、東谷先生と「兵庫津」の巡検に行きました。兵庫津は平清盛が「大輪田泊」として開港したことで有名で、福海寺の「平清盛遺愛の時雨の松」や、能福寺の平清盛廟など平家に関する史跡が多くあります。能福寺には兵庫大仏もあり、その大きさと迫力に驚かされました。遺跡を巡る際、江戸時代の古地図と現代の街並みを見比べながら歩くことで、江戸時代の地図の正確さ、現在までの土地の変遷を実感しました。遺跡巡り班は不定期で活動しているので、興味のある方はぜひ参加してください。(2回生・中尾健人)

写真は福海寺での様子

歴らぼ通信08号発刊!

歴らぼ通信08号を、2017年6月1日付けで発刊しました。編集は、水田佳奈(歴らぼ編集部代表・3回生)、八木はるか(3回生)、村尾聖華(3回生)、立川亮太(3回生)、武田卓司(2回生)、鳴海邦匡が担当しました。本HPからもダウンロードできますので、みなさま是非ご覧下さい。(鳴海邦匡)

歴らぼ通信08

歴らぼ:聖書・クルアーン研究班の紹介

聖書・クルアーン研究班は、聖書とクルアーンをメインに輪読し考察する歴らぼの活動です。旧約聖書、新約聖書、そしてクルアーンを読み比べています。より理解を深めるため、例えば、聖書に登場する土地の場所を実際に地図で確認するなどの作業を行います。そのほか、定期的に聖書を題材とした映画の上映会を企画・実施しています。聖書・クルアーンについて、また、ひろく宗教史や中近東史に興味がある学生は是非参加して下さい。(2回生・菊地大輔)

2017年度 歴文新歓遠足@みんぱく

歴史文化学科では、3年前から年度始めに1回生を対象とした新歓遠足が行われており、今年も2017年4月15日(土)に吹田市の大阪万博公園にある国立民族学博物館に行きました。

今回は、過去の展示見学とプレゼンではなく、展示の見学後、サポーターの2・3回生が事前に作成したクイズを、1回生に答えてもらうという方式で進行しました。はじめての試みであったのに加え、当日が雨で予定を変更したこともあり、一抹の不安を抱えての新歓でしたが、思った以上にクイズの評判もよく、1回生のノリの良さもあって、ともて盛り上がったようで安心しました。この遠足で、1回生同士がお互いの親交を深め、これからの交流に繋がれば幸いです。(2回生・長田拓也)

2016年度卒業論文・井上美咲(佐藤公ゼミ):「中世ヨーロッパの結婚と恋愛」

私は「中世ヨーロッパの結婚と恋愛」という題で卒業論文を書きました。研究の出発点は、政略結婚等ではなく、現在主流である恋愛結婚がいつから存在しているのかという疑問を抱いたことです。そこから、中世当時の結婚と恋愛の関係を比較検討し、二者間の融合の可能性を考察しました。身近に存在するものの根源にアプローチする作業は想像以上に大変でしたが、同時に楽しく、やりがいのあるものでした。また結婚や恋愛を介して今と異なる時代を見ることで、改めて歴史というものの奥深さを実感できたように思います。

アキテーヌ公アリエノール(生没1122-1204年)※卒業論文に用いた離婚例に登場する人物

出典:ブログ「pourquoi pourquoi」より(http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2011-07-04-1)

 

2016年度卒業論文・小花海月(髙田ゼミ):神戸居留地の歴史的変遷ー貿易の拡大とオリエンタルホテルの機能変化を中心にー

私の卒業論文は、神戸居留地の歴史に関するものです。本稿での課題は2つあり、第1に神戸居留地がその周辺の人々に対してどのような役割を持っていたか。第2に長期間、居留地内にあり続けたオリエンタルホテルの機能、なぜ存続したかです。第1の課題に対しては、神戸港で行われた貿易などを参考にして考察し、第2の課題に対しては、ホテル経営者の経営理念などを参考にしました。結論として言えることは、文化面で受動、浸透、発信の流れがあると言うことです。つまり神戸に西洋文化が根付いたのは、居留地が存在したからこそ、またそれが神戸独自の文化となり、発信されていきました。

J.W.ハート「神戸外国人居留地計画図写」(出典:田井玲子(2013)『外国人居留地と神戸―神戸開港150周年によせて』神戸新聞総合出版センター、36頁)

2016年度卒業論文・中作莉乃(出口ゼミ):地域社会の講集団に関する一考案-兵庫県加古郡播磨町古田の大歳講を事例に-

「講」とは、平安初期に起こった「法華八講」に始まるとされている。僧衆が仏典を講読・研究する集団であったが中期以降、追悼供養の信仰の広まりや神仏習合の流行などから多種多様な講集団が誕生した。現在でもお伊勢参りや富士講等、全国的に様々な講集団の活動が確認できるが、戦後その数の減少は著しい。

本稿では、私の住む播磨町古田に今なお現存する複数の講集団を調査し、文書をひもとき、聞き書きをしながら、その歴史や活動実態から現存する理由を探った。また、地域社会における講集団の役割と価値の変化、今後の在り方について大歳講を中心に考察した。

大歳天保古文書

写真:大歳講文書「葵天保十四年 大歳神頭人順番帳 卯正月吉良日」