2018年度 歴文新歓遠足@みんぱく

2018年4月14日(土)、吹田市の大阪万博公園内にある国立民族学博物館で、歴史文化学科1回生を対象とした新歓遠足を行いました。天気が心配でしたが、新歓遠足が終わるまでは雨が降らず、予定通り遠足を行うことができました。

展示を見学した後、外で昼食をとり、各自が気に入った展示物の紹介を行い、最後に班対抗みんぱくクイズで盛り上がりました。最初は緊張しているように見えましたが、時間が経つにつれて1回生同士親交を深めていけたようでよかったです。(2回生・福田綾香)

2017年度卒業論文・井上翔太(髙田ゼミ):手紙を書く貧者-産業革命期における貧民の生存戦略-

私の卒業論文は、イギリス産業革命期の「貧者の手紙」についてです。扱った手紙は、公的救済に当て貧者が申請を行う為の手紙であり、被救済権の行使として主体的に救済を求める貧者の声を聞くことができる。「貧者の手紙」の中でも、13年間で31通申請の手紙を出したSoundy家族や、10年間で52通申請の手紙を出したWilliam家族に注目し、家族の貧困問題を考察した。子供に対する救済が救済理由として頻出し、これが戦略として有効であったことがよくわかる。貧者の手紙は、内容が抽象的から枚数を経るごとに具体的になっていき、同情を引くようなレトリックが見られる。また、1834年の救貧法改正以降の手紙は、数も少なくなっていき、ほとんどが救済を拒否される形に終わってることから、公的救済に向けた「貧者の手紙」は18世紀から1834年までの期間限定的な生存戦略の断片であると考えられる。今後は様々な面から、貧者はなぜ手紙を書いたのかを考察していきたい。

図 這いずり人 (出典:『写真と文によるヴィクトリア朝ロンドンの街頭生活』(2015、185頁))

2017年度卒業論文・淺田早央璃(佐藤泰ゼミ):平安貴族の夢-小右記を例に-

私は「平安貴族の夢‐小右記を例に‐」というテーマで、平安貴族が見ていた「夢」に焦点をあて、平安時代の人々は目に見えないモノに対して実際にはどう捉えていたのかについて卒業論文を書きました。卒業論文を書く前に私がしたことは、参考史料の小右記を読みこむことです。小右記は全て漢文で書かれていたのでこの言葉はどういう意味なのか、といったことを一つ一つ調べていくのがとても大変でした。時には本当にこの意味でいいのか悩み、どうしても分からない時は先生に聞きにも行きました。ただ史料の読み込みや分類ごとに分けるといったことをしっかりしていたおかげでその後の論文を書く工程はかなりスムーズに進めることができたので、今では時間をかけてよかったと思っています。それでは皆さん、卒業論文頑張ってください!!

2017年度卒業論文・横田和大(東谷ゼミ):江戸時代における殺人事件の実態―長崎奉行所判決記録『犯科帳』からの一考察

『犯科帳』とは、長崎奉行所が寛文6年(1666)から慶応3年(1867)にかけて発生した事件の判決内容を書き記した史料である。私はこの史料を活用して当時の殺人事件の実態を少しでも明らかにしようと考え、『犯科帳』全11巻の中から208件の殺人事件の判例を抜き出した。そして江戸時代を通しての発生率、事件内容、判決内容、創作と史実との違いという4つの大きなテーマについて法制史に関する文献なども活用して分析した。

その結果、以下のことが判明した。発生率は日本全体、あるいは長崎の地に関係する世情が殺人事件の増減と対応する。事件内容については、口論や酒に酔う、男女間のもつれなど様々な犯行理由があり、犯行に使用された凶器も多岐にわたることが明らかとなった。続いて判決内容では、当時と現代とでは殺人事件への判決の基準は異なるものの、裁きを下す側が事件を精査した上で理非曲直を糺そうとしていたことが窺い知れた。また『大岡越前』や『遠山の金さん』等の時代劇で見られるような場面は、やはり史実ではほとんど見られないことがわかった。

このように、私は多少ながらも江戸時代の殺人事件の実態を明らかにすることができたと感じている。

 

図:明和4年(1767)に強盗殺人を犯した僧の判例

出典:『犯科帳』3巻(犯科帳刊行会、1958年)、1頁。

中町ゼミ合宿@和歌山県串本町

中町ゼミは2018年3月1・2日の2日間、和歌山県串本町でゼミ合宿を行いました。初日は8時半に新大阪駅集合して9時過ぎの電車に乗る予定でしたが、強風の影響で運行中止になり、結局13時半ごろの電車に乗りました。しかし周参見駅で強風のため停止してまた運行中止となったのでそこから串本駅までバスで行くことになりました。初日に行く予定だったトルコ記念館には行くことができず、その日はそのまま宿に向かい夕食、宴会を行いました。ゼミ合宿のような機会は今回が初めてであり、2回生みんなで話すこともあまりなかったので、いい機会になりました。またこのゼミ合宿では、1回生もいっしょにいきました。みんなの親睦が深まった合宿になりました。2日目は、初日に行く予定だったトルコ記念館に行きました。事前に勉強した人もしてない人もガイドの話を聞いたり、資料を見たりして新しい知識を得たことだと思います。この2日間、ゼミの仲間といっしょに勉強でき非常に有意義な時間を過ごせました。(2回生・金屋修平)

鳴海ゼミ旅行@トヨタ産業技術記念館と明治村

鳴海ゼミは2018年1月30・31日の2日間、愛知県名古屋市で巡検旅行を行いました。1日目はトヨタ産業技術記念館に行き、近代日本の繊維機械と現代日本の自動車の技術の変遷について学びました。織機や金属加工の実演を見ることができ、近代日本の技術がどのように発展したかを知ることができました。2日目は明治村に行き、数々の重要文化財を見学しました。実際に蒸気機関車や村営バスに乗ることができ、貴重な体験をしました。2日間という短い間ではありましたが、この2日間で名古屋の産業や歴史を学ぶことができ、非常に有意義なゼミ旅行となりました。(2回生・森安秀夏)

 

東谷ゼミ旅行@高知

 

東谷ゼミは、一泊二日(2018年1月13日~14日)で、高知に行きました。初日は高知城博物館に行き、山内家伝来の史料に触れ幕末期の風を感じることが出来ました。また、晩御飯はひろめ市場で高知の魚介類に舌鼓を打ちました。二日目は高知城を見学。天守閣にも登り、高知市内を一望しました。また、龍馬の生まれたまち記念館も訪れ、坂本龍馬の生い立ちを学びました。市内には数多くの幕末期に生きた偉人たちの石碑が建っており、身近なところで歴史を感じました。様々な所で幕末の歴史を肌で感じました。高知は楽しく、ええとこやった!(3回生・藤井拓己)

「加古川「知」を結ぶプロジェクト」成果報告会@歴らぼ中世班

2018年1月13日、歴らぼ中世班は「加古川「知」を結ぶプロジェクト」成果報告会に参加しました。この企画は甲南大生が加古川市の地域課題を調べ、その解決のための提案をするというものです。

私達は市内の鶴林寺を素材に発表しました。鶴林寺は播磨地方有数の古寺で、聖徳太子が建立したと伝えられます。本堂は国宝に指定され、そのほか多くの文化財を所有しています。人気の観光地になる要素はあるものの、現状は市外の人々に知られておらず、また、鶴林寺に行ったことのない加古川市民も少数ながらいます。私達はこの課題を解決するために、鶴林寺に人を呼び込む提案をしました。

発表はとても緊張しました。市役所や一般の方々など多くの人が発表を聴いていると考えるだけで、緊張で手が震えました。この企画で得た経験や反省を次に活かしていきたいです。(2回生・金澤舞奈)

基礎演習Ⅱの巡検@大塚国際美術館

歴史文化学科の一回生達は、2017年12月17日(日)、基礎演習Ⅱの授業の一環として、徳島県鳴門市にある大塚国際美術館に行きました。この美術館では1000点以上に及ぶ西洋美術の陶板レプリカが原寸大で再現されており、今までにない臨場感を感じる場所でした。特に、『システィーナ礼拝堂』の天井画・壁画の迫力、『最後の晩餐』の修復前後を比較できたことは印象深いものでした。今回、僕はサポーターとして参加しましたが、ガイドの話をしっかりと聞くことができるなど、参加メンバー全てにとって有意義な一日になったと思います。(2回生・中尾健人)

文学部独立60周年記念シンポジウム

2017年12月9日と10日に行われたシンポジウム、テーマは「文化財の修復・保全」について! 講師には東京とイタリアから、実際に文化財修復に携わるプロの方々を迎え、一緒に文化財の今とこれからを考えました。フィレンツェを襲った未曾有の大洪水、文化財を守った「泥の天使たち」の活躍に、文化財への愛と情熱を感じました。公美ゼミから4組のゼミ生が、それぞれ調べた「文化財の保全」を発表し、先生方と意見を交えました。文化財の明日について考える良い経験になりました!(3回生・立川亮太)