歴かふぇ09:石谷慎先生

歴らぼ編集部では、第9回の歴カフェ(2019年12月18日開催)に石谷慎先生(黒川古文化研究所)をお招きし、中国訪問時のことなどを交えながら、秦始皇帝の時代についてお話頂きました。お話しの内容は、兵馬俑の謎や度量衡統一の実態など、通常の授業では聞けない興味深いもので、濃密な時間を過ごしました。文字や図ではなく、遺物そのものをよく観察して当時の歴史や文化を読みとく考古学には、文献から読みとく視点とは違ったものがあり、とても新鮮でした。 また、10月から11月に黒川古文化研究所で開催された展覧会の研究図録(写真参照)を寄贈頂いたので、興味のある方はぜひ歴文図書室でご覧ください。(2回生・住田七海)

基礎演習Ⅱ巡検体験記@近江八幡

 2019年12月15日、歴文1回生の私達は、 授業の一環として滋賀県近江八幡市界隈で巡検を行い、琵琶湖や日牟禮神社、瑞龍寺のほか、たねや クラブハリエにも行きました。私にとって琵琶湖を見るのは2回目でしたが、上から見下ろしたのは初めての体験で、半分しか琵琶湖は見えませんでしたが、改めて大きいと感じました。古い街並みや、昔ながらの家の造りも見ることができ、1日で様々な場所に行きました。私にとってこのように歴史を感じる機会は普段少ないので、とても良い経験になりました。(1回生・原口 薫乃 )

鳴海ゼミ巡検@香川

鳴海ゼミでは、2019年11月28日から29日の2日間、香川で巡検を行いました。初日は、栗林公園と高松城、そして北浜alleyなどの高松港界隈、2日目は、「石垣の名城」と称する丸亀城や金刀比羅宮を訪ね、金刀比羅宮は最奥の奥社まで行きました。また、2日間で4軒のうどん屋に行った人、深夜1時神戸発で早朝5時半高松着のジャンボフェリーで現地入りした人も居ました。巡検先のメインである史跡巡りは、訪れたタイミングが良く、紅葉が史跡を豊かに彩っていました。静かに見る人、写真を撮る人、それぞれに感じるものがありました。少し遅めの秋に触れつつ、香川県を堪能した鳴海ゼミ一行でした。(3回生・豊浦正起)

中町ゼミ調理実習

 大学のゼミでの調理実習とは正直初めて聞いた。2019年11月21日の昼休みから今回作ったのは、イスラムのハラール食品を使用した、中東料理。作った料理はウズガラキョフテ、シュトゥラチの2品。これに材料の余りを使用したシフォンケーキを合わせた、計3品である。ウズガラキョフテは見た目はハンバーグと変わらない。これをナン生地のパンにサンドして頂く。口に入れた瞬間にラム肉の独特の肉汁が広がり、後をクミンなどのスパイスが追ってくる。本場トルコなどではラムを中心に使うようだが、今回はハラールショップのラムと牛の合挽を使用した。シュトゥラチとはライスプディング、米を使用したプリンである。こちらは上手く固まらず。ただ中東ではミルク粥を指すこともあるためライスプディングの形としては良いのかもしれない。これは食感がとても面白かった。シナモンをアクセントにミルクと米のアンバランスな食感。普段のプリンをイメージしていた分残念であったが、もう一度挑戦したい一品となった。(2回生・長谷泰誠;2回生・寺澤拓海)

佐藤(泰)ゼミ巡検@醍醐寺&法界寺

 2019年11月17日(日)、佐藤泰弘ゼミは、京都府の醍醐寺と法界寺を訪れた。午前は、醍醐寺の三宝院、伽藍、霊宝館を順に散策した。三宝院では、豊臣秀吉が設計したと言われる、華やかで静かな庭園を眺め、日頃の疲れを癒した。伽藍では、951年に完成されたといわれる五重塔を前に、1000年以上も建っているのかと先人の技術力に圧巻され、色あせた屋根や柱からその長い歴史がうかがえた。午後は法界寺を訪れた。法界寺では、特に電気の光がない阿弥陀堂が印象深く、日差しによって阿弥陀如来坐像が照らされ、仏像ならではの荘厳さが際立ち、畏敬の念が自然と湧いた。今回の巡検で、中世日本の良さに改めて感銘を受け、今後の中世日本史の研究においてその魅力を引き出そうと考えた。(3回生・藤原敬弘)

東谷ゼミ旅行@島根

  東谷ゼミは、2019年11月16日からの2日間、島根県出雲市と松江市にゼミ旅行に行きました。初日訪ねた出雲大社では、本殿に入る前に3つ鳥居をくぐり、「祓社」でのお祓い後に参拝しました。参拝後に引いたここのおみくじは吉凶を記さず、「旅行・縁談・病気」等と項目毎に記し珍しいです。 2日目は、松江城、武家屋敷、松江歴史館を訪れました。松江城は敷地が広く、松江神社や興雲閣などの多くの建物がありました。天守閣最上階から西の方角に宍道湖を眺望でき、天気が良く絶景でした。武家屋敷では、近世の武士の暮らしの様子がよく分かりました。松江歴史館では、敷地から発掘されたシジミやアワビなどの武士の食料、藩校や寺子屋で使われていた教科書が展示されてたほか、午後から火縄銃の演武と日本刀の居切りを見ることができ、貴重な体験となりました。ゼミ旅行は初めてでしたが、旅行の楽しさはもちろん、所々で先生の説明もあり、学ぶことが多く素晴らしい旅行となりました。(2回生・佐藤ゆめ子)

食文化研究会の活動を終えて

 
 歴史文化学科の有志で結成した食文化研究会は、 2019年度の摂津祭において、アメリカの伝統的なお菓子である「スモア」を販売した。私達は、この活動の実現のために、昨年10月から構想を立て始め、他の部活や模擬店の経験がある人、また先輩の意見を聞くなどして、約1年にわたって準備を進めてきた。実際の販売の場面で、コミュニケーションが十分に取れないために意思疎通が上手くできず、活動に支障が出ることもあったことが反省点である。この文化祭の経験を、今後の学生生活や社会人生活に活かしていければと思います。(3回生・吉田開)

高田ゼミ 松江・出雲へ

 2019年9月2日~4日の2泊3日の日程で、松江城、出雲大社・島根県立古代出雲歴史博物館、足立美術館、安来市「水木しげるロード」にゼミ旅行に行ってきました。企画・運営すべてを学生が担当するのが高田ゼミの特徴です。4名の実行委員が3か月にわたり準備して、計画を立てました。当日は、2年生から4年生まで総勢15名が参加しました。古代史のロマン、私設美術館ナンバーワンの庭園美、「げげげの鬼太郎」に込められた作者の思いなどを、歴史の現場で体感するとともに、ゼミ生間の交流も深めました。(髙田 実)

歴らぼ通信11号発刊!

歴らぼ通信11号を、2019年6月10日付けで発刊しました。編集は、武田卓司(歴らぼ編集部代表・4回生)、福田圭佑(同)、森安秀夏(同)、山本彩菜(3回生)、岡本栞奈(2 回⽣)、⼤東樹奈(同)、出渕優⾐(1 回⽣)、徳留亜美(同)、鳴海邦匡が担当しました。(鳴海邦匡)

中辻ゼミ巡検@淡路島

 私たち中辻ゼミは、2019年5月25 日に淡路島の五斗長・生田地区へ行きました。まず、五斗長地区では、集落営農についての話をうかがい、昼食では、五斗長で採れた玉ねぎを使用した料理を頂きました。また、生田地区では蕎麦打ちを体験しました。初めての作業で難しかったですが、自分で作った蕎麦は、今まで食べた中で一番おいしかったです。淡路島は、神戸ではできない体験を経験できたので良かったです。(2回生・吉田菫)