学園・大学

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教育に関する方針

教育基本方針、卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、学生受入れの方針

理工学部

甲南大学理工学部(学士課程)における教育基本方針

 甲南大学理工学部は、平生釟三郎の教育理念のもと、人格の修養と健康の増進に向けた教養教育を施し、専門教育では、初代学長である荒勝文策の「自然科学の学問的土台を強固にし、純粋理学と応用科学を融合させて、時代の変化や科学・技術の新たな展開に対応して創造性を発揮できる人材を育成する」という理念に沿って、いずれの学科においても、専門性を生かして広く社会に貢献できる有能な人材の育成をめざします。

甲南大学理工学部(学士課程)卒業認定・学位授与の方針

 甲南大学では、学生一人ひとりの天賦の特性を啓発し、人物教育率先の甲南学園建学の理念を実現することを目的としています。理工学部の教育基本方針のもと、卒業必要単位数128単位以上(基礎共通科目16単位、外国語科目8単位、保健体育科目2単位、専門教育科目102単位以上)を修得し、次の能力・資質を身につけた学生に学士(理学)又は学士(理工学)の学位を授与します。

  1. 自ら率先して社会に貢献し、社会人に求められる責任感と倫理観を意識することができ、自らを律し、他者と協調・協働することができます。
  2. 天賦の特性を自ら伸ばして活用する意志と能力を有しています。
  3. 人文科学・自然科学・社会科学に関する基礎的教養、自己の能力・資質を社会生活で活用し得る基本的な技能及び自己の健康増進に関する技能を有しています。
  4. 自然科学に関する基礎的な素養の基に、各学科に関わる専門分野の基本的な知識・技術を修得しています。
  5. 自己の意見を分かりやすく主体的に説明する能力を有しています。
  6. 事象の中から問題を発見して論理的に考察し、収集した情報を整理・分析し、それらを総合して問題解決を図る意志と能力を有しています。
甲南大学理工学部(学士課程)教育課程編成・実施の方針

 理工学部では、卒業認定・学位授与の方針に掲げる能力・資質などを修得させるために、基礎共通科目、外国語科目、保健体育科目、キャリア創生共通科目、専門教育科目及びその他必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習、実験、実習若しくは実技のいずれか又はこれらを適切に組み合わせた授業を開講します。

 また、卒業認定・学位授与の方針と各科目の関係性及び到達目標を示すカリキュラムマップ、カリキュラムの体系性・系統性を示すカリキュラムツリーを提示し、カリキュラムの構造をわかりやすく明示します。

 カリキュラムは、各科目において学生が修得したGPA及び、到達目標に定める学生の知識・能力の修得状況を集計し、その集計値を検証することにより見直し・改善を行います。

 教育内容、教育方法、学修成果の評価については以下のように定めます。

1)教育内容
  1. 初年次においては、理工学部における学びの基盤をつくり、専門教育への適応を図るため、基礎専門科目、実験入門科目や演習科目を設けます。
  2. 外国語によるコミュニケーション能力や異文化理解について学ぶ科目、心身両面の健康に対する配慮を学ぶ科目、情報を読み解く力について学ぶ科目を配置します。
  3. 全学共通科目である、建学の理念と専攻分野以外の領域を含む幅広い基礎的な知識や異文化理解について学ぶ基礎共通科目を配置します。
  4. 専攻分野の学びの基盤をつくるため、専攻分野以外の自然科学の科目、科学英語や情報技術に関する科目等を配置します。
  5. 自然科学に関する知識及び論理的思考力を習得できるように、自然科学全体を俯瞰する専門科目と段階的に高度化する専門科目を体系的に配置します。
  6. 各自の天賦の特性と専攻分野に関する知識を社会でどのように生かしていくのかを考えるとともに、社会で活用できる力を身につけるため、キャリア教育並びにキャリア形成支援を1年次から4年次まで継続的に実施します。
  7. 総合的な問題解決力及び社会人として必要な責任感と倫理観を養成するために、実験科目、実習科目、卒業研究を配置します。
2)教育方法
  1. 1)に掲げた教育内容を身につけるために、講義、演習、実験、実習のいずれかにより又はこれらの併用により授業を実施します。
  2. 論理的思考力、伝えたい内容を適切に表現し伝達する能力、問題解決力を養成するとともに、他者と協調・協働し、自ら率先して社会に貢献し、社会人に求められる責任感と倫理観について学ぶために、学生一人ひとりの顔がわかる少人数で学生参加型の実験・実習・演習を行います。
  3. 授業の実施においては、考える力や洞察力を涵養するために、発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習、グループ・ディスカッション、ディベートなどを中心としたアクティブ・ラーニングを積極的に活用します。
  4. 成績評価をGPAで表示するとともに、学位プログラムごとの到達目標と各科目の関係を明確にし、知識・能力の習得状況を学修ポートフォリオを通じて学生にフィードバックします。
3)学修成果の評価

 学生の学修成果についての評価方法を各科目のシラバスで示し、その方法に従って評価します

甲南大学理工学部(学士課程)学生受入れの方針

 理工学部では、自然科学に関する基礎的な素養と各学科の専門分野の基本的な知識・技能を有し、事象の中から問題を発見し論理的に考察することで、自ら問題解決を図る意志と能力、さらには他者と協調・協働する能力を有した人材を養成するため、下記の能力・資質・意欲をもつ学生を求めます。

  1. 理工学部で学ぶ専門知識や技能を修得するため、高等学校または相当する教育機関において、理科・数学・外国語を中心とした幅広く基礎的な学力を身につけている。
  2. 理工学部および各学科の教育目標を理解して勉学に励み、理工学部の専門的な知識や技能、効果的なプレゼンテーション能力を、主体性をもって身につけることができる。
  3. 理工学部で専門知識や技能及び優れた協調性とコミュニケーション能力を修得し、科学技術を基盤とした現代社会の発展に貢献する意欲をもっている。
<各学科の学生受入れの方針>
学部・学科における教育に関する方針、カリキュラムマップ、カリキュラムツリー