学園・大学

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教育に関する方針

教育基本方針、卒業認定・学位授与の方針、教育課程編成・実施の方針、学生受入れの方針

理工学部機能分子化学科

甲南大学理工学部機能分子化学科(学士課程)における教育基本方針

 甲南大学理工学部は、平生釟三郎の教育理念のもと、人格の修養と健康の増進に向けた教養教育を施し、専門教育では、初代学長である荒勝文策の「自然科学の学問的土台を強固にし、純粋理学と応用科学を融合させて、時代の変化や科学・技術の新たな展開に対応して創造性を発揮できる人材を育成する」という理念に沿って、専門性を生かして広く社会に貢献できる有能な人材の育成をめざします。

 さらに、機能分子化学科は、現代社会が抱える種々の課題の中でも、化学が中心的な役割を果たすことが求められている機能性材料の創製、エネルギー変換、あるいは、化学物質の環境循環などの課題に取組む上で必要な知識を教授するとともに、問題解決能力を学生に修得させ、化学分野における重要な役割を実社会において担い得る人材を育成することをめざします。

甲南大学理工学部機能分子化学科(学士課程)卒業認定・学位授与の方針

 甲南大学では、学生一人ひとりの天賦の特性を啓発し、人物教育率先の甲南学園建学の理念を実現することを目的としています。機能分子化学科の教育基本方針のもと、卒業必要単位数128単位以上(基礎共通科目16単位、外国語科目8単位、保健体育科目2単位、専門教育科目102単位以上)を修得し、次の能力・資質を身につけた学生に学士(理工学)の学位を授与します。

  1. 社会人に求められる責任感と倫理観を意識し、自己管理能力と協調性を有しています。
  2. 天賦の特性を自ら伸ばして活用する意志と能力を有しています。
  3. 人文科学・自然科学・社会科学に関する基礎的教養、自己の能力・資質を社会生活で活用し得る基本的な技能及び自己の健康増進に関する技能を有しています。
  4. 無機化学、分析化学、物理化学、有機化学、高分子化学、材料化学など化学の基幹分野に関する基本的な知識を有しています。
  5. 自分の考えを論理的にまとめ、相手にわかりやすく伝えるコミュニケーション能力及びプレゼンテーション能力を有しています。
  6. 自立的かつ論理的な思考に基づいて問題を発見し、情報の整理・分析を行い問題を解決する能力を有しています。
甲南大学理工学部機能分子化学科(学士課程)教育課程編成・実施の方針

 理工学部機能分子化学科では、卒業認定・学位授与の方針に掲げる能力・資質などを修得させるために、基礎共通科目、外国語科目、保健体育科目、キャリア創生共通科目、専門教育科目及びその他必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習、実験、実習若しくは実技のいずれか又はこれらを適切に組み合わせた授業を開講します。

 また、卒業認定・学位授与の方針と各科目の関係性及び到達目標を示すカリキュラムマップ、カリキュラムの体系性・系統性を示すカリキュラムツリーを提示し、カリキュラムの構造をわかりやすく明示します。

 カリキュラムは、各科目において学生が修得した GPA 及び、到達目標に定める学生の知識・能力の修得状況を集計し、その集計値を検証することにより見直し・改善を行います。

 教育内容、教育方法、学修成果の評価については以下のように定めます。

1)教育内容
  1. 大学における学びの基盤となる基礎的読解力や表現力などを習得するため及び専門教育への適応を図るため、初年次段階において化学の基礎科目及び実験入門を設けます。
  2. 外国語によるコミュニケーション能力や異文化理解について学ぶ科目、心身両面の健康に対する配慮を学ぶ科目、情報を読み解く力について学ぶ科目を配置します。
  3. 全学共通科目である、建学の理念と専攻分野以外の領域を含む幅広い基礎的な知識や異文化理解について学ぶ基礎共通科目を配置します。
  4. 化学に関する基礎知識とその応用力を習得するため、初年次から段階的に高度化する専門科目を体系的に配置します。
  5. 化学の知識を生かして国際的・社会的な感性を育むため、化学英語や化学研究における安全と倫理に関する科目を配置します。
  6. 各自の天賦の特性と専攻分野に関する知識を社会でどのように生かしていくのかを考えるとともに、社会で活用できる力を身につけるため、キャリア教育並びにキャリア形成支援を1年次から4年次まで継続的に実施します。
  7. 専攻分野に関する知識を社会で活用できる力を身につけるため、情報技術やビジネス、法務等に関する科目を設けます。
  8. 学修成果の集大成とその評価を行うため、機能分子化学卒業研究および機能分子化学卒業ゼミナールを配置します。
2)教育方法
  1. 1)に掲げた教育内容を身につけるため、講義、演習、実験のいずれか、又はこれらの併用により授業を行います。
  2. 論理的思考力、伝えたい内容を的確に表現し伝える能力、問題解決力を養成し、他者と協調・協働しながら率先して社会に貢献し、社会人に求められる責任感と倫理観について学ぶため、学生一人ひとりの顔がわかる少人数で学生参加型の演習及び実験を行います。
  3. 考える力や洞察力を養うため、問題演習、文献調査、学生実験、コンピュータ活用、レポート作成、ディスカッションなどを活用したアクティブ・ラーニングを行います。
  4. 成績評価をGPAで表示するとともに、学位プログラムごとの到達目標と各科目の関係を明確にし、知識・能力の習得状況を学修ポートフォリオを通じて学生にフィードバックします。
3)学修成果の評価

 学生の学修成果についての評価方法を各科目のシラバスで示し、その方法に従って評価します。

本年度以前の「卒業認定・学位授与の方針」及び「教育課程編成・実施の方針」は、各年度の履修要項又はカリキュラムマップを確認してください。

甲南大学理工学部機能分子化学科(学士課程)学生受入れの方針

機能分子化学科では、化学および関連分野に関する専門的な知識、技能を修得し、これらを活用できる論理的思考力および表現力を備え、自ら問題解決を図る実行力、さらには他者と協調・協働する能力を有した人材を養成するため、下記の能力・資質・意欲をもつ学生を求めます。

  1. 機能分子化学科で学ぶ専門的な知識や技能を修得するため、高等学校または相当する教育機関において、理科・数学・外国語を中心とした幅広く基礎的な学力を身につけている。
  2. 機能分子化学科の教育目標を理解して勉学に励み、化学および関連分野に関する専門的な知識や技能、効果的な発表能力を、主体性を持って身につけることができる。
  3. 機能分子化学科での学びを通して論理的思考力を養い、高度な専門知識やコミュニケーション能力に基づく問題解決力を活かして現代社会の発展に貢献する意欲をもっている。
 

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