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2017/03/06
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100周年関連企画「花結日」を開催しました

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 2017年3月4日、第二回となる「梅と文化の花結日」を開催いたしました。
 好天に恵まれ、会場の甲友会館には前年を超える200名以上のご来場をいただきました。
 伊庭緑学長補佐の開会挨拶に続き、第一部では、本学OBでもある観世流シテ方・上田宜照さんによる「菊慈童」が披露されました。幕が開くと舞台上の世界が一変。古来より祝言曲としてめでたい催しで演じられてきたという演目の世界にひきこまれました。

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 その後、上田さんご本人による「ワークショップ」が開かれ、能の初心者にもわかりやすく、能の起源や、舞台で「面」をつけて演じる時の限られた「視界」についてのご苦労や工夫、また演者として常に「先人との交流」を意識されているとのお話しまで、皆様熱心に耳を傾けておられました。

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 第二部では、本学の特別客員教授の田中修先生のご講演で、「松竹梅」の本来の意味や、「桜と梅」の違い、春の香から味へ。先生独特の軽妙な語り口と間合いで、会場は始終笑いの絶えない、楽しいご講演となりました。

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 最後には、当日の「梅花弁当」をご用意いただいた欧来食堂TANAKAのオーナーシェフの田中稔様にも加わっていただき、田中教授と田中シェフのトークイベントへ。

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 田中シェフは、以前から田中修教授の大ファンでいらっしゃったとか・・・。母校の甲南だから特別に・・・ということで、秘伝のピクルスのレシピまで公開してくださいました。
 梅花弁当は、当初50名分をご用意いただく予定でしたが、シェフのご厚意により、最終的には140名分をご用意いただきくことになりました。

image1 2段重ねのお弁当は、色とりどり。それぞれの野菜がしっかり個性を主張しながらも、優しい味わいのお弁当に、皆さん大満足の様子でした。
 イベント終了後の「梅林公園ツアー」へも多数ご参加いただき、最終的は約100名の皆様が、梅一つ火会様の誘導により、散策を楽しまれました。
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 甲南学園では、2019年の学園創立100周年にむけ、ご卒業生の皆様、地域の皆様ととも、お祝いムードを盛り上げていきたいと思っております。
 この「花結日」も、そのひとつのイベントとして、さらに発展・成長させていきたいと存じます。引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。
 改めまして、ご参加いただきました皆様、ご出演・ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。(広報部)

 

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