大学企画展:2023年度 高濱浩子「アートの時間」心の記録 ~病院における「トラウマ インフォームド ケア」プログラムより

高濱浩子「アートの時間」心の記録~病院における「トラウマ インフォームド ケア」プログラムより

2023年9月23日(土)~11月10日(金)会期中無休

 

博物館実習生が中心となって企画・運営する大学企画展、今年は、神戸を拠点に世界各地で展覧会・ワークショップを展開するアーティストの高濱浩子(たかはま・ひろこ)氏をお招きし、高濱氏が2018年から兵庫県立尼崎総合医療センターで取り組んできた、アートによる「トラウマインフォームドケア」のプログラム「アートの時間」を紹介する展覧会を開催します。

兵庫県立尼崎総合医療センターにて産婦人科医、田口奈緒氏の発案により2018年から始まった試み「トラウマインフォームドケアプログラム(アート、ヨガ、音楽)」は、コロナの影響をうけた2020年以降はオンラインで継続し、これまでのべ400名以上の患者さんやご家族の方、病院スタッフが体験しました。今展覧会では、患者として、患者の家族として、医療従事者として、外部関係者として、アートプログラムに参加した方々が語られた「ひとりの人」としての物語を、絵と言葉でご紹介します。併せて、ファシリテーターである高濱浩子氏の記録もご覧いただけます。

また、会期中の10月22日(日)には、関連イベントとして、企画者の高濱浩子さんと兵庫県立尼崎総合医療センター産婦人科部長の田口奈緒氏をお招きしてトークイベントを開催します。ぜひご参加ください。

■協力:田口奈緒(兵庫県立尼崎総合医療センター 産婦人科)

■関連イベント

トークイベント「トラウマのケアとアートを巡って」

10月22日(日)14:00~15:30

ゲスト

高濱浩子氏(出展作家・本展企画者)

田口奈緒氏(兵庫県立尼崎総合医療センター産婦人科部長、NPO法人性暴力被害者支援センター・ひょうご理事)

聞き手 服部正(甲南大学文学部)

会場 甲南大学5号館 1階 511教室(ギャラリー横)

予約不要・聴講無料

 

<チラシ表>

 

 

<チラシ裏>

このチラシは授業の一環として博物館実習生がデザインしました。

大学企画展:2022年度 築山有城「放り投げて、決める」

 

ギャルリー・パンセ大学企画展

2022年度 築山有城「放り投げて、決める」

2022年9月24日(土)~11月12日(土)会期中無休

*ただし、最終日11月12日(土)9:00~14:30は入試のため関係者以外学内立ち入り禁止となります。ご注意ください。(14:30~18:00は観覧可能です)。

 

博物館実習生が中心となって企画・運営する大学企画展、今年は、神戸を拠点に多彩な活動を続ける彫刻家の築山有城(つきやま・ゆうき)氏をお招きし、展覧会を開催いたします。

1976年生まれの築山有城氏は、2001年頃から木材、金属、樹脂、紙など様々な素材を用いて立体造形や平面作品、空間構成などの多様な表現活動を行っています。素材に対するユニークな視点と新鮮なアイディアによる作品は、私たちの常識的な考え方に揺さぶりをかけ、新鮮な驚きや違和感を与えます。築山氏はまた、神戸を拠点に精力的な活動を続けるアーティストたちを中心としたグループC.A.P.(芸術と計画会議)のコアメンバーとして、六甲ミーツ・アートでの大規模な展示など、様々な企画に関わっています。

今回の展示では、これまでの活動の中から展示壁面上のインスタレーション作品2点と、過去に制作過程で描き留めてきたドローイング群をご覧いただきます。ぜひご高覧ください。

また、会期中の10月23日(日)には、関連イベントとして、出品作家の築山有城さんと、京都精華大学展示ギャラリーTerra-S キュレーターの伊藤まゆみさんをお招きしてトークイベントを開催します。ぜひご参加ください。

 

■協力:C.A.P.(芸術と計画会議)、TEZUKAYAMA GALLERY

 

■関連イベント

トークイベント「放り投げて、決める」

10月23日(日)14:00~15:30

ゲスト

築山 有城(出展作家)

伊藤 まゆみ(京都精華大学展示コミュニケーションセンター特任講師、ギャラリーTerra-S キュレーター)

聞き手 服部正(甲南大学文学部)

会場 甲南大学5号館 1階 511教室(ギャラリー横)

先着80名(予約不要・聴講無料)

 

<チラシ表>

 

<チラシ裏>

 

 

大学企画展:2021年度 舛次崇・富塚純光2人展〜視点と視線

ギャルリー・パンセ大学企画展

2021年度 「舛次崇・富塚純光2人展〜視点と視線」

2021年9月24日(金)~11月13日(土)会期中無休

 

11月13日(土)の入場に関しましては、公募制推薦入学試験実施のため14時からとなっております。

ご案内が当日になりましたこと、誠に申し訳ございません。

 

博物館実習生が中心となって企画・運営する大学企画展、今年は世界各地で作品が展示される国際的な美術家である舛次崇(しゅうじ・たかし)氏と富塚純光(とみづか・よしみつ)氏による展覧会を開催いたします。

1974年生まれの舛次崇氏と1958年生まれの富塚純光氏は、ともに西宮市の福祉事業所を母体として行われている「すずかけ絵画クラブ」で創作活動を始めました。その作品は、1990年代末頃から、日本各地の公立美術館や各種のアートイベントで展示されています。とりわけ、アール・ブリュットやアウトサイダー・アートと呼ばれる分野で高く評価されており、2000年代後半からはヨーロッパ各地の美術館でも幾度も紹介されてきました。

目の前の対象物を凝視し、物体の本質に迫るような禁欲的な静物画を描く舛次氏と、過去の記憶を織り交ぜた独創的な物語を軽やかな筆触で饒舌に描く富塚氏は、作風こそ対照的ですが、ともに障害のある美術家としては日本を代表するパイオニア的な存在です。本展では、壁面を増設してリニューアルしたギャルリー・パンセの記念すべき最初の企画展として、二人の代表作約20点を展示します。

会期中の10月17日(日)には、関連イベントとして、即興ダンスの第一人者である岩下徹氏が作品からのインスピレーションによるダンスパフォーマンスを行います。アフタートークでは、すずかけ絵画クラブで二人に伴奏して来られた三栖香織さんも交えて作品の魅力を語ります。ぜひご高覧ください。

 

■関連イベント

岩下徹 即興ダンス&トークイベント

10月17日(日)13:00~14:30

ゲスト 岩下 徹(即興ダンス)

    三栖香織(すずかけ絵画クラブ・あとりえすずかけ)

聞き手 服部 正(甲南大学文学部)

会場 甲南大学5号館 1階 511教室(ギャラリー横)

先着80名(完全予約制・先着順)・聴講無料

予約フォームへはこちらからアクセスしてください。

 

<チラシ表・裏>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大学企画展:2020年度 ムラギしマナヴWEB個展「青い警告」

ギャルリー・パンセ大学企画展

2020年度 ムラギしマナヴWEB個展「青い警告」

公開期間 2020年9月25日(金)~10月24日(土)

協力 MORI YU GALLERY

 

甲南大学付属のギャルリー・パンセでは毎年、国内外で活躍している作家による展覧会を行ってきました。この展覧会の企画・運営は、博物館実習生が中心となって取り組んでいます。

今年は関西を中心に精力的な活動を続ける美術家のムラギしマナヴ氏をお招きし、展覧会の準備を進めていましたが、新型コロナウイルスの影響により学内での展覧会は中止せざるを得ないと判断いたしました。それに代わる新たな試みとして、今回は「ウェブ展覧会」を開催することとなりました。

展覧会特設サイトでご覧ください。(別サイトにリンクします)

 

展覧会特設サイトへ

公開は終了しました。多数のご高覧ありがとうございました。
(研究・教育目的の)参考閲覧希望の方は、担当教員の個人サイト(https://tadashi-hattori.com)の「コンタクト」メニューよりご連絡ください。

 

    

<チラシ表>            <チラシ裏>

大学企画展:2019年度 福村惣太夫 2018年の仕事

ギャルリー・パンセ大学企画展

2019年度 「福村惣太夫 2018年の仕事」

2019年9月17日(火)~10月19日(土)会期中無休

 

甲南大学では毎年、国内外で活躍する作家の展覧会を行っています。この展覧会の企画・運営は、博物館実習生が中心となって取り組んでいます。今年は、80歳を越えた今も精力的に活動する福村惣太夫(ふくむら・そうだゆう)氏を招き、展覧会を開催いたします。

1936年生まれの福村惣太夫氏は、京都府亀岡市にある社会福祉法人松花苑が運営するグループホームで暮らしています。グループホームへの入居以前は、同法人の障害者支援施設「みずのき」(旧みずのき寮)に長年暮らしていました。みずのき寮では、1964年から日本画家・西垣籌一氏の指導による絵画教室を開設していました。福村氏は「絵画教室」の開設当初からの中心的メンバーの一人でした。

西垣氏の逝去後、それまでの絵画教室は終了し、現在につながる「みずのきアトリエ」が開設され、福村氏はグループホームでもアトリエでも制作を続けています。本展では2018年の1年間に制作された約80点の作品から、福村氏の現在に迫ります。

また、亀岡市のみずのき美術館においても、福村氏の絵画教室時代の初期作品、練習作品、1980年代の代表作品などを紹介する展覧会を開催します。ぜひ併せてご覧ください。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■関連イベント

トークイベント「福村惣太夫とみずのき−その歴史と現在」

10月14日(月・祝)14:00~16:00

ゲスト 奥山 理子(みずのき美術館キュレーター)

森 太三(美術家・みずのきアトリエ講師)

聞き手 服部 正(甲南大学文学部)

会場 甲南大学5号館 1階 511教室(ギャラリー横)

聴講無料・予約不要

■関連イベント 「福村惣太夫展−掘るように 描く−」

会場 みずのき美術館 〒621-0861 京都府亀岡市北町 18 電話 0771-20-1888

会期 2019年9月7日(土)~12月8日(日)

休館日 月・火曜日(祝日の場合は開館)

開館時間 10:00~18:00(入館は閉館30分前まで)

入場料 一般400円/高大生200円/中学生以下無料

    ※障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)は無料

川原百合恵 絵画展 ―振る舞いの色彩―

響きあい、かつ、せめぎあう、色彩と線とマチエール。

川原百合恵の絵画世界をぜひご高覧ください。

 

2019年7月8日(月)~7月20日(土)

平日・土曜 9時~18時/日祝 9時~17時

場所:甲南大学5号館1階 ギャルリー・パンセ

 

(川原百合恵 プロフィール)

 1995年 鹿児島県生まれ

 2018年 神戸大学発達科学部人間表現卒業

      在学中より画家・岸本吉弘に師事

  現在 神戸大学大学院 人間発達環境学研究科に在学中(修士2年)

     甲南大学文学部人間科学科 ティーチング・アシスタント(西洋美術史)

《個展》

2016年 ギャラリー花六甲(神戸)

2017年 ギャラリー虹(神戸大学、2018年)

2018年 サンセイドウ・ギャラリー(神戸)

2019年 のびやかスペースあーち(神戸、灘区民ホール)

     ギャラリー白(大阪)

《グループ展》

2017年 「神戸大学発達科学部人間表現学科絵画表現ゼミ展―ilotoli―」

海岸通ギャラリーCASO(大阪)

     「CASO Spirited EXHIBITION 2017」   海岸通ギャラリーCASO

2018年 「神戸大学発達科学部人間表現学科絵画表現ゼミ展 ―サイテンー」

神戸アートビレッジセンター  

     「CASO Spirited EXHIBITION post 2017」 海岸通ギャラリーCASO

川原展DM1

川原展DM2

大学企画展:2018年度 森太三展「転用と配列」

 ギャルリー・パンセ大学企画展
2018年度 森太三展「転用と配列」
2018年9月18日(火)~10月20日(土)会期中無休

甲南大学では毎年、国内外で活躍している作家による展覧会を行っています。この展覧会の企画・運営は、博物館実習生が中心となって取り組んでいます。今年は、関西を中心に数多くの個展やグループ展で精力的な活動を続ける美術作家の森太三(もり・たいぞう)氏をお招きし、展覧会を開催いたします。
森太三氏は、粘土や紙、木材など、私たちの身近にある素材に手を加えて空間に配置することで、その空間の印象を一変させる作品を多く手がけてきました。執拗に、丁寧な手作業で加工された作品は、そこに費やされた膨大な時間と、それにも拘わらず原材料の風合いを絶妙に残した繊細な質感で、鑑賞者を異質な空間の体験へと導きます。今回の展示では、淡く彩色された木片を組み合わせたレリーフ状の作品と、空を撮影した様々な写真の断片をちりばめた作品を展示します。明るい光が溢れるギャルリー・パンセの空間は、森太三氏の作品によって大きく印象を変えることになるでしょう。

 

■関連イベント
トークイベント「つくり続ける日常」
10月14日(日)14:00~16:00
ゲスト 森 太三(出展作家)
堀尾 貞治(現代美術家)
聞き手 服部 正(甲南大学文学部)
会場 甲南大学5号館511教室(ギャラリー横)
聴講無料・予約不要
2018大学企画展チラシ

 

 

森太三《Sky chart》2018年(部分)

森太三《転用と配置》2017-2018年(部分)

大学企画展:2017年度 大川誠個展 けったいなものがみたい、永遠に。

ギャルリー・パンセ大学企画展

2017年度 大川誠個展 けったいなものがみたい、永遠に。

2017年9月21日(木)~10月21日(土)

 

出品施設コメント

2016年春、大川誠は天に召されました。生前の大川は、自らの行き場のない感情をぶつけるようにして制作を続けていました。しかし、そこには負の感情だけでなく、大好きだったものに対する愛やユーモアが込められているように思われます。彼が旅立った今、残された作品たちが彼の代弁者といえるでしょう。

彼の目が、手が、心が何を感じていたのか…作品を介して彼自身の魅力に触れ、皆様の障害者に対する価値観が変容する機会となることを願います。「けったいなものがみたい」。そう、作中に残した彼の見た世界が、いかに優しく、激しく、けったいなものであったか、作品を通して受けとめてもえたらと思います。

アトリエコーナス

 

■関連イベント

トークイベント「大川誠の世界−その根源にあるもの−」

ゲスト 中津川 浩章(美術家/アートディレクター)

     白岩 高子(アトリエコーナス施設長)

聞き手 服部 正(甲南大学文学部)

10月15日(日)午後2 時~午後4 時 甲南大学1号館1-22教室

 

チラシ

 

会場風景
 

 

大学企画展:欠片の復元力~三聖病院の余材から~

欠片の復元力~三聖病院の余材から~(展示監修:伊達伸明)
2016年9月16日(金)~10月15日(土)

展覧会趣旨
築90年の木造建物がひとつ、姿を消しました。
関わった人々がさまざまな思いで過ごしたその場所に
「廃材として」残されていた木材やかけらには、
隅々にまで人の手と時間が育てた豊穣な存在感がありました。

使い古されたモノにしか醸し出せないものとはなにか。
声なきモノからどのように流れ去った時を聞けばよいか。
時には考古遺物のように、時には友達のアルバムのように
残された欠片(かけら)と向き合ってみましょう。

関連イベント
トークイベント「空間記憶を読む 」
ゲスト:伊達伸明(展示監修者)・三脇康生(仁愛大学大学院臨床コース教授/精神科医/美術批評家)
聞き手:服部正(甲南大学文学部)
9月25日(日)午後2時~午後4時 甲南大学511教室

チラシ

会場風景

大学企画展:西淡路希望の家の美術展

西淡路希望の家の美術展
淡々と、黙々と、サクサクッと描くのです。
~おそらく、魂の叫び、ではなく、無欲、でもなく、まったくの孤独、でもないけれど
2015年9月18日(金)~10月17日(土)

出品グループコメント
西淡路希望の家は、大阪市東淀川区にある、知的障害者の通所施設です。
9時30分から16時30分までが働く時間。
月3回だけその後、2時間、美術部があります。
仕事を終えて、いそいそと美術部の部屋へ集まり、各々がマイペースで描き始めます。
部員10名、見学に来られた方への自己アピールや、褒められた時の破顔一笑の素晴らしさ。
しゃべり続けて手元を見ずに制作するなんてことは、当たり前。
寝ている人、イヤホンでムード歌謡を聴いている人、職員の名前をつけて戦国時代で戦わせる人。
今回は、淡々と、黙々と、そしていつもサクサクッと描いている4人です。
作品を通して、是非とも作者にも思いを馳せながらご覧下さい。
西淡路希望の家 美術部代表 金武啓子

出品作家
西原清次・前田泰宏・東本憲子・黒田勝利

関連イベント
トークイベント「アウトサイダーは おいしいか ?? 」
ゲスト:大手裕子(大阪成蹊大学芸術学部教授)・金武啓子(西淡路希望の家美術部代表)
聞き手:服部正(甲南大学文学部)
10月4日(日)午後2時~午後4時 甲南大学511教室

チラシ

会場風景