【フロンティアサイエンス学部】川上教授が参画した課題申請がAMEDの医薬品プロジェクトに採択されました
フロンティアサイエンス学部の川上 純司教授(大阪大学招へい教授)が参画して大阪大学の小比賀 聡教授から申請がなされた「核酸医薬品実用化のための製造及び分析基盤技術開発(核酸医薬品の製造・精製・分析基盤技術の開発)」が、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)の医薬品プロジェクト「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(RNA 標的創薬技術開発)」の新規課題として採択されました。
AMEDは医療の分野における基礎から実用化までの研究開発について、大学や研究期間などが行う研究開発を省庁横断的に支援しています。医薬品プロジェクトはAMEDが定める6つの健康・医療戦略統合プロジェクトの1つで、医療現場が求める医薬品の実用化に向けて、創薬研究開発を支援するものです。
「次世代治療・診断実現のための創薬基盤技術開発事業(RNA 標的創薬技術開発)」は、新たな創薬標的として注目されているRNAの機能を抑制する創薬基盤技術の開発をめざし、RNA 標的医薬品の代表である核酸医薬品の開発を加速するための研究開発を行います。
今回採択された「核酸医療薬品実用化のための製造及び分析基盤技術開発(核酸医薬品の製造・精製・分析基盤技術の開発)」は、3つの研究開発課題から成る複合型課題であり、川上教授は製薬企業や分析機器メーカーなど16機関を束ねる「核酸医薬原薬の分析基盤技術の確立」の研究開発代表者です。大阪大学内に「核酸医薬分析技術拠点」を設置し、課題代表者である大阪大学の小比賀 聡教授および国立医薬品食品衛生研究所の井上貴雄部長とともに、これまで治療薬が存在しなかった難病に対する核酸医薬品開発に不可欠な分析技術開発を行います。研究期間中(5年間)、新たに研究参加スタッフを加え、高い水準の大きな成果を得られるよう研究を遂行していく予定です。
甲南大 川上研究室へのリンク
<https://www.kawakami-lab.net/>
課題代表者 大阪大学 小比賀研究室へのリンク
<http://www.phs.osaka-u.ac.jp/homepage/boo7/>
国立医薬品食品衛生研究所遺伝子医薬部へのリンク
<https://www.nihs.go.jp/mtgt/>
AMEDへのリンク
<https://www.amed.go.jp>