【フロンティアサイエンス学部】臼井准教授が参画した課題申請がJSTのCRESTに採択されました
フロンティアサイエンス学部の臼井 健二准教授が参画して東京農工大学川野竜司教授から申請がなされた「自在配列設計ペプチドによるナノポアシステムの構築」が、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)のCRESTの研究領域「原子・分子の自在配列・配向技術と分子システム機能」の新規課題として採択されました。
CRESTは国が定める戦略目標の達成に向けて研究総括の運営の下、独創的で国際的に高い水準の目的基礎研究を推進するものです。今後の科学技術イノベーションに大きく寄与する卓越した成果を創出することを目的とし、研究代表者が複数の共同研究グループを組織し実施するネットワーク型研究を推進するものです。
研究領域「原子・分子の自在配列・配向技術と分子システム機能」は、原子・分子の配列や配向を合理的に制御した原子・分子組織構造を自在構築し、そのエネルギーランドスケープを制御するとともに、その組織構造に独自の化学的、物理的、あるいは生物科学的な原子・分子システム機能を発揮させるための基盤技術の創出を目指すものです。
本課題「自在配列設計ペプチドによるナノポアシステムの構築」は研究課題ならびに手法の学術的意義と創造性が明確な先駆的研究であること、インパクトのある新技術が目標とされており、目標が達成された場合に科学技術イノベーションや社会的価値の創造に寄与しうること、学際的な研究チームが適切に組まれており、十分な連携が見込まれることなど、が評価され、採択率7.6%という高レベルの選考の中、採択となりました。
本研究室は主たる共同研究グループとして、本課題「自在配列設計ペプチドによるナノポアシステムの構築」の遂行のため、研究代表グループの東京農工大学川野竜司研究室、主たる共同研究グループの横浜国立大学川村出研究室へ研究対象となる特殊なペプチドを作製、供給、物性の評価を行うという研究遂行における基礎的かつ重要な役割を担うことになります。研究期間中(5年半)、研究参加者として学生のほかに新たにスタッフを加えるなど、高い水準の大きな成果を得られるよう研究を遂行していく予定です。
甲南大フロンティアサイエンス学部バイオ計測化学研究室(臼井研究室)へのリンク
<http://www.konan-u.ac.jp/hp/FIRST_usui/>
研究代表グループの東京農工大学川野竜司研究室へのリンク
<http://web.tuat.ac.jp/~rjkawano/>
主たる共同研究グループの横浜国立大学川村出研究室へのリンク
<http://www.ikawamura.ynu.ac.jp/index.html>
JST/CRESTのリンク
<https://www.jst.go.jp/kisoken/crest/>