甲南大学フロンティア研究推進機構

KONAN INFINITY

お知らせ

21.9.30

甲元一也教授(FIRST)がバイオテックグランプリ2021において最優秀賞とAQI賞をW受賞しました

 2021年9月25日(土)、株式会社リバネスが主催・運営するテックプランタープログラムの1部門、「バイオテックグランプリ2021」がセンターオブガレージで開催され、フロンティアサイエンス学部の甲元一也教授のチームであるB-Labが「最優秀賞」および「AQI賞」(企業賞:アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社)の2つの賞をW受賞いたしました。

 テックプランターは、リバネスとパートナー企業とが、大学や研究機関、企業の研究所に眠る科学技術の「種」を発掘し、ビジネスまで芽吹かせ、育てることを目的としたエコシステムであり、バイオテックグランプリは、バイオ、ヘルスケア、医療、創薬、医療機器、研究ツール等の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたプログラムとなっています。

(写真中央「最優秀賞」が甲元一也教授)

 甲元教授は、ヒトが生きられない環境でも生き抜くことができる生物(極限環境生物)が環境に適応するために利用する物質(老廃物)の機能に着目し、研究を行っています。その研究を進める中で合成した誘導体の1つが、細胞内の生体分子の活性や安定性を高める優れた機能をもつことを見出しました。さらに最近、その高濃度水溶液に、水に溶けない物質を驚くほど高濃度で水に溶かす性質があることを発見しました(特許出願済)。この性質は、天然物にはなく、甲元教授が見つけた誘導体が持つ優れた機能となります。
 甲元教授は、この誘導体を添加剤として、食品廃棄物からの完全水系、常温常圧での有効成分の抽出を目指して活動を始めており、本グランプリでは、「生物特性を基にした新規添加剤が抽出や合成を変える」のテーマで発表を行い、最優秀賞を受賞しました。
  最優秀賞の受賞理由は、パートナー企業がすぐに試すことができる素材を持っていることに加え、新たな素材や物質をこれからもどんどん生み出していく基盤技術を構築する可能性に期待できる点であったとのことです。

 【開発した添加剤水溶液を用いた食品廃棄物(農業残渣、食品加工残渣)からの有効成分の抽出および、添加剤水溶液の医療(診断薬の検出感度の向上)、化学分野(有害な有機溶媒を使わない化成品の合成)への応用を示した模式図】

<ご参考ページ>
 〇テックプランター
   https://techplanter.com
 〇バイオテックグランプリ2021
   https://techplanter.com/biotech/2021/
 〇バイオテックグランプリ2021結果速報
   https://lne.st/2021/09/27/btg2021/
 〇甲南大学フロンティアサイエンス学部
   http://www.konan-first.jp
 〇プレスリリース
  https://www.konan-u.ac.jp/news/wp/wp-content/uploads/2021/09
/public-relations-department-limited/20210930pressrelease.pdf