2021.12.03 第2回領域会議「多元応答ゲノム」キックオフシンポジウムを開催いたしました

2021年12月3日に「多元応答ゲノムキックオフシンポジウム」をオンラインにて一般公開で開催しました。

シンポジウムは、甲南大学FIBER、日本核酸化学会(JSNAC)、新学術領域研究「分子夾雑の生命化学(領域代表 京都大学浜地 格先生)」 に共催いただき、甲南大FIBERのオンライン配信による「FIBER Webinar Universe」における「FIBER核酸化学ユニバース」の一環として開催しました。

シンポジウムでは、まず、領域代表の建石から領域趣旨および各班の研究内容の紹介などについて説明し、各計画班の研究計画や領域内連携について、それぞれの班の代表(A01班遠藤(甲南大)A02班 建石(甲南大)A03班 今西(京都大)) から説明を行いました。さらに、本領域に関連する研究分野で世界を牽引する海外の研究者2名をお招きし、領域への応援メッセージとともに 最近の研究成果を紹介していただく特別講演を行いました。 Purdue University(米国)のDanzhou Yang教授からは、“DNA G-quadruplex and Cancer”の演題で、 がん遺伝子中のDNA四重らせん構造の生体 内 で の 役 割 に 関 する研 究 成 果 を、Nanyang Technological University(シンガポール) のAnh Tuan Phan教授からは、様々な配列モチーフを持つ四重らせん構造に関する最新の研究成果をご講演いただきました。

シンポジウムには、国内外の学生、博士研究員、大学教員、アドバイザーの先生方(後藤祐児先生(大阪大学)、馬場嘉信先生(名古屋大学)、 田中成典先生(神戸大学)、杉本直己先生(甲南大学))、学術調査員の先生方(小阪田泰子先生(大阪大学)、杉本敏樹先生(自然科学研究機構)) にも参加いただき(参加者合計4ヶ国、43名)、活発な議論を行いました。

最後には、本領域の学術調査官を代表して小阪田先生よりご説明を賜り、領域アドバイザーを代表して後藤先生と馬場先生より総 評および今後の研究への激励、アドバイスをいただき、大変有意義な時間となりました。本領域では、今後とも国内外に向けて研 究成果を発信して参ります。