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研究所概要

 近年、再生可能なエネルギー資源の有効利用、低炭素・脱炭素社会の実現、水素などのクリーンエネルギーの活用などへの関心が高まっており、世界的にエネルギーの効率的な利用を目指して様々な取り組みが行われています。このような取り組みは、持続可能な開発目標(SDG’s)の観点からも、積極的に取り組むべき課題です。
 本研究所は、これらの社会的課題に向けたエネルギーの効果的な利用を促すためのエネルギー変換材料を中心的なテーマとして研究・教育に取り組むことを目的として2019年4月に開設された特定プロジェクト研究所です。
 現在、海外・国内を含めて数社の一般企業との共同研究を軸に研究を進めるとともに、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の先端的低炭素化技術(ALCA) 次世代蓄電池プロジェクト(ALCA-SPRING)や国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 先進・革新蓄電池材料評価技術開発プロジェクト(SOLiD-EV)などの国家プロジェクトにも参画しています。
 また、太陽光を利用した水分解水素エネルギー製造に関する研究グループは、甲南独自のプロジェクトである『甲南新素材フロンティア研究プロジェクト(KNP)』において、太陽光を基礎とする恒久的エネルギーシステムの実現を目指した活動の中心的な役割を担っています。

参画メンバー