第20回九州西洋史学会若手部会に参加

2021年11月28日、髙田ゼミの私達は、第20回九州西洋史学会若手部会に参加しました。昨年と同様に、今年もコロナ禍のためzoomで開催されました。今年は4大学から9人の報告者が集まり、高田ゼミからは木嶋悟詞、川中奈々子、三谷晃弘、大下隼平の4人が発表しました(発表順)。公の場で自分の読んだ本を発表することは初めての経験で、準備する過程で、論証の難しさ、また研究史的位置や批判の重要性などを学ぶことができました。さらに、他の報告者の発表から自分の未熟さを痛感し、自分にとっても貴重な機会になりました。(2回生・木嶋悟詞)

19世紀イギリスの労働者階級の朝食を体験する

2021年度の「西洋史史料研究Ⅳ」では近代イギリスの労働者階級の生活を研究した『Round About a Pound a Week』を読んでいます。この日は史料にでてきた“porridge〈ポリッジ〉”を作って食べました。ポリッジは栄養価の高い主食でしたが、実際労働者階級の人々はあまり食べていなかったようです。それもそのはず、手間もかかるし、たくさんの甘味料がないと食べられませんでした(笑)。体験を通して歴史を学ぶとても良い機会となりました。 (文:2回生・梶原咲良菜;撮影:2回生・村田愛誠)

東谷ゼミ遠足@奈良

東谷ゼミでは 、2021年11月23日、奈良に遠足に行き、郡山城や東大寺、春日大社などを訪れました。少し肌寒く感じましたが、紅葉も楽しみつつ、良い時期に行くことができました。特に奈良公園の紅葉は美しく、シカとの触れ合いも楽しかったです。祝日で多くの人が観光していたので、あえて別ルートで巡り、戒壇堂など知る人ぞ知る場所を訪れました。先生の案内がないと行かないような場所ばかりで、普段とは違う新鮮なかたちで巡りました。本来ならゼミ旅行の時期でしたが、今回は遠足を通じてゼミ生一同楽しい時間を過ごしました。(3回生・樹岡明良)

髙田ゼミ遠足@奈良・明日香村

2021年11月23日、髙田ゼミは遠足で日本の古都、奈良・飛鳥に行きました。そこは、当時の雅な雰囲気が漂ってくるようで、落ち着かせる雰囲気を持っている魅力的な地でした。そのような中、極彩色の壁画で有名な高松塚古墳や日本最古の仏像がある飛鳥寺、日本最古の和歌集である万葉集の資料がある奈良県立万葉文化館等を訪れました。どれも歴史深い飛鳥を彩る素晴らしい場所で、それぞれに異なる魅力がありました。昼には、奈良名物の柿の葉寿司を高松塚古墳のある歴史公園で食べました。今回の経験を、これからの私たちの学びや生き方に活かしていきたいと思います。(3回生・平松万奈)

中辻ゼミ巡検@たつの市

2021年10月23日、私たち中辻ゼミは兵庫県たつの市を訪れました。たつの市には何があると思いますか? 伝統的建造物群保存地区という歴史ある街や童謡「赤とんぼ」の発祥の地として知られています。「赤とんぼ」の裏話的なエピソードとして、作者の三木露風が初めに作った歌詞は「夕焼け小焼けの山の空」で、後に「山の空」を「赤とんぼ」に変えたことを、案内して頂いた石原さんからうかがいました。その他、有名な薄口醤油に関する資料館で歴史や製造法を学びました。うどんスープで有名なヒガシマル醤油の本社も、たつの市にあります。以上、たつの市の紹介でした!(3回生・松本潤)

東谷ゼミ巡検@香雪美術館

2021年10月8日、東谷ゼミで香雪美術館へ展示見学に行きました。美術館では刀剣がメインの展覧会が開催されており、様々な時代の刀剣が展示されていました。刀剣には姿や地金、刃文など、それぞれに異なる特徴があるのでじっくりと見れば見る程新しい発見があって楽しいです。また、刀剣以外にも刀装具が展示されていました。それぞれに精巧な細工が施されており、その中でも秋の昆虫が描かれた鍔が印象的でした。 久々の博物館見学、とても楽しく勉強になりました。次のお茶をメインにした展覧会にも、是非行ってみたいです。 (3回生・町田和香奈)

博物館実習ⅡAの紹介

博物館実習Ⅱ(A)集中は、今まで蓄えた知識や経験をもとに、新たに博物館や展示室を考えるという実践的な内容でした(2021年9月17~19日実施)。まず、先生たちの話やアドバイスを参考にしながら、どのような博物館をつくるのか、3つのグループに分かれて議論しました。2日目以降も、全体や各グループで議論を続けましたが、なかなか進捗しませんでしたが、3日間の中で少しずつ検討や作業が進み、ようやく展示室のジオラマや博物館全体の構図が完成しました。この実習は「生徒自身が動き、話し合い、具体的なものをつくる」という内容であったため、大変でしたが、博物館についてより深く学べる機会となりました。(3回生・伊藤明菜)

博物館資料論(A)の学外講義

2021年8月8日、博物館資料論(A)の学外講義が、神戸市立小磯記念美術館と神戸ゆかりの美術館で行われました。午前中に小磯記念美術館の絵画学習室にて講義を受けた後、企画展「絵画のひびき」や収蔵庫の見学を実施しました。収蔵庫では、作品を収蔵する移動式棚を動かしたりと貴重な体験ができました。午後は神戸ゆかりの美術館で企画展「世界周遊:神戸ゆかりの画家たちが見た外国風景」を見学し、作品が保管された経緯、修復作業や展示の方法などを学びました。また、オプションとして神戸ファッション美術館の「原田治展」を見学しました。実際に体験しないと分からないことも多く、学芸員スタッフから現場で話を聞けたことはとても勉強になりました。(2回生・畑匡洋)

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2021年度「実践地域学」の紹介

このちょっと変わった名前の講義は、学科の学びを社会や地域に活かすにはどうすれば良いかを考えることを目的に作りました。複数の講師がそれぞれの専門的分野(景観保全とまちづくり、文化財と博物館、編集と出版)から話題を提供し議論します。例えば、2021年8月7日には学外講師招聘講義の制度を活用し、地方(三浦市、岩見沢市)で出版活動を先進的に実践する人達にZoomで講義参加してもらい、講師を交えながら学生と意見を交換しました。こうした議論が卒業後の活動に少しでも参考になればと願っています。(鳴海邦匡)

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2020年度の講義を振り返って

2020年度、甲南大学では新型コロナウイルスの影響により、特に前期はオンラインでの授業が中心となりました。初めての授業形態であり、最初は、通信環境のトラブルやネット上での質問など、戸惑うことも多かったです。また、いつもなら学科で行っているフィールドワークやグループワークといった、実習的な学びも困難となりました。今年度の授業を通して、今まで当たり前に出来ていた実際に肌で感じる学びの有難さを痛感しました。オンライン化が進んでいく世の中において、歴史や文化を学ぶためには自ら動いて調べることは不可欠です。一刻も早く事態が終息し、みんなが共に活動しながら学べる日が来ることを願っています。(3回生・岩本佳歩)