歴らぼ地図班は、様々な地図を対象に実践的に学ぶグループです。今年は、『明治三十七八年日露戦史』付図の整理と「大阪こちずぶらり」(アプリ)の活用をテーマにしています。その活動の一環として、2016年10月29日、附図500点ほどの写真撮影を実施しました。今はそのデータの整理を進めるとともに、地図を用いた展示や冊子の作成を目指しています。私達の活動は、ただ調べるだけではなく、調べたことを形にして発表することを目指し、そこから得られる感動や達成感を大切にしています。(3回生・椿野佑太)
歴らぼの活動
『篠山市教育委員会所蔵 篠山藩青山家文書:近世絵図目録』完成
「歴らぼ地図班@篠山プロジェクト」は、甲南大学地域連携センター(KOREC)が支援する平成27年度「地域連携支援プロジェクト」の支援を受け、篠山市教育委員会所蔵の青山家文書の絵図の調査を実施しました。今回、これらの調査成果とこれまでのデータを合わせる形で目録を整備し、『篠山市教育委員会所蔵 篠山藩青山家文書:近世絵図目録』(2016年1月刊、鳴海邦匡・森本あかね・椿野祐太・吉田知敬編)としてまとめました。この目録は、2016年1月27日に教育委員会に寄贈され、当日、その様子や資料について新聞記者の取材を受けました。私達の活動が、資料の活用や保存に少しでも役立つことを願っています(4回生・森本あかね)。
歴らぼ古代史班@岡山:佐藤先生と古墳めぐり パート2
歴らぼ古代史班は、2015年12月13~14日、岡山の古墳を見に行きました。岡山には5~6世紀頃に造られた古墳が多数残っており、今回のメインである造山古墳は、県下第1位、全国第4位の規模を持つ前方後円墳です。実際に見ると「造山」という名の通り山と見間違えるほどの巨大な古墳で、その大きさに圧倒されました。他にも横穴式石室を持つこうもり塚古墳など、様々な古墳があります。また今回は、備中高松城跡や国分寺跡などの史跡を見学したほか、足守荘の旧道を歩きました。旧道付近の地形を描いた絵図と実際の風景とを照らし合わせてみると、色々な発見があり、岡山・吉備の歴史を知る貴重な機会になりました。(4回生・坂上方哉)