中辻ゼミ巡見:北庄棚田での田植え

中辻ゼミでは、2023年5月28日に岡山県久米郡久米南町北庄の棚田でフィールドワークを行いました。引率は今年度代理担当の神田先生です。田植え体験をメインイベントとし、その他炊き出しの協力や北庄棚田についての説明を受けるなど、ここでしか体験できないことばかりでとても新鮮な1日となりました。田植え体験から、お米を当たり前に食べられる有り難さを心から感じることができ、食育という面でも本当に行ってよかったと思うフィールドワークでした。北庄の棚田では、5月の田植え体験だけでなく、季節ごとにお米と自然に触れ合えるイベントを企画しているので、気になる方は是非参加してみて下さい! (3回生・佐藤葵生)

「れきぶらまっぷ」作製秘話:Part.1企画の立案~採択まで

「れきぶらまっぷ」企画の発端は、私が2回生時に「地理学・民俗学資料研究Ⅳ」(担当:鳴海先生)で企画書を作成するという授業を受けたことでした。歴史文化学科での学びは社会と直接関わり難い印象がある中、歴史文化の学びと社会をつなぐ企画を考えました。そして大学生活の中で、何か一つ「これをした」ということを作りたかったという理由から授業で考えた企画を実際に実践したいと考えました。鳴海先生に指導してもらいつつ、改善した企画書を学内助成の「父母の会・学生GP」に応募しました。一次選考の書類審査と二次選考のプレゼン審査を通過し採択に至りました。この過程の経験や培った力は、私の中で大きな財産となっています。(4回生・畑匡洋)

2022年度・卒業論文報告会

2月最終日の28日に歴史文化学科の卒業論文発表会がありました。対面、ズームあわせて30名以上の参加がありました。今回は4人の先輩方の非常にユニークで専門的な論文を見聞きし、学年を問わず質疑応答ができたので大変有意義な時間でした。発表の後、先輩方からそれぞれの「卒業論文の書き方」を伝授していただきました。来年度には卒論を書く側になる私にとって、今回の卒論発表会は様々なヒントや“心持ち”を知れる機会でした。また、改めてこうした縦横の関係が非常に賑やかで交流しやすい歴文の風土に「歴史文化学科に来て良かったな~」と感じました。(3回生・河内琉嘉)

東谷ゼミ合宿:宮城県仙台市・松島町

2023年2月20日・21日、東谷ゼミの2・3回は、宮城県仙台市・松島町を訪問しました。1日目は仙台城や瑞鳳殿などの史跡を見学し、仙台藩や伊達政宗公に関する歴史を学びました。2日目には松島を訪れ、近世より「日本三景」と称された風光明媚な土地柄や生活を体感するとともに、瑞巌寺や福浦島などの寺社の見学も行い、その歴史に触れました。もちろん、牛タンやずんだ餅、海鮮など絶品グルメもしっかりと堪能しました。機会があればまた行きたいと感じられる、とても充実した合宿となりました!(3回生・大槻耕央)

髙田ゼミ巡見:坊勢島への訪問

2023年2月19日、髙田ゼミの2・3回生は、兵庫県姫路市の坊勢島を訪れました。当日は午前から雨でしたが、地域の食べ物や景色を満喫できました。島は年中漁業が盛んで、多くの漁船が港に停泊していました。その姿はまさに圧巻。そして坊勢の新鮮な海鮮料理を海上レストランで頂きました。本当に美味しかったです。坊勢-姫路間のフェリー乗り場のすぐ隣りに綺麗な橋のかかる恵美酒神社があり、毎年祭りが行わてるようで、綺麗な景観の写真スポットでした。島にはラーメン屋やレストラン、様々な施設がありました。それらの場所は地域のコミュニティの場となっており、坊勢の人達と話す恰好の場所でした。姫路からバス30分、フェリー30分の計1時間程で行けるので、皆さんも是非訪れて下さい!(3回生・延原彩斗)

中町ゼミ巡検:三木モスクなど

2023年2月10日、中町ゼミでは、三木モスクの調査を目的に、三木市の巡見を行いました。三木上の丸駅を出て三木城跡やみき歴史資料館を見学した後、ハラールレストランのアルマイダ•ジャパンで昼食を頂いてから、店に直結しているモスクにて集団礼拝の一部始終を見学しました。その後、イマーム(導師)の方のお話を聞く機会があり、シーア派スンナ派の対立がここでもあるのか、女性がどのように扱われているか、などについて詳しい内容を教えて頂きました。次に三木市役所に移動し、国際交流協会の方にも三木モスクの成り立ちや、周辺のムスリム住民のお話をして頂きました。今回の巡検で、日本で暮らすムスリムの実情を知れたことが、異文化交流を考える上での大きな学びとなったと感じました。(2回生・高尾小雪)

兵庫津の巡検(講義:国際化の歴史)

2023年1月31日、「国際化の歴史」(担当講師:東谷教授)学外講義として兵庫津周辺の史跡および兵庫津ミュージアムの巡検を行いました。「国際化の歴史」講義は、江戸時代の日本がいわゆる「鎖国」下にあっても国際交流が活発であった事例を紹介するもので、兵庫津には朝鮮からの通信使が訪れていたことが挙げられていました。そこで、実際に江戸時代の地図資料を持って周辺史跡を探索してみると、通信使を乗せた船舶が停泊した港や宿泊した屋敷跡を確認できました。また、かつての「兵庫津」全体が明治以降の開発によって大きく様相を変えていたことも理解しました。兵庫津ミュージアムでは、古代から近現代における兵庫津の変遷史を紹介するとともに、どういった国際交流が行われてきたかを伝える展示内容となっており、非常に興味深いものでした。(2回生:大槻耕央)

出口ゼミ巡検:京都府伏見区

2023年1月16日、出口ゼミでは、京都市伏見区でのフィールドワークを行いました。その名の由来でもある「伏し水(地下水)」に恵まれた伏見では、古くから酒造りが盛んであり、今回はまず、黄桜や月桂冠といった有名酒造メーカーの資料館を見学しました。そこでは、お酒の造り方のほか、近代に入って伏見の酒が灘の酒に並ぶ全国区の知名度を獲得していく歴史や、伝統的製法から徹底的に管理された工場での製造へ転換する経緯などについても学ぶことができました。その後は、皆で御幸宮神社へ参詣しました。御幸宮神社もまた、境内に湧く名水で知られる神社であり、水の豊かさに彩られた伏見の文化には、灘に立つ甲南大生としてのシンパシーも感じました。(2回生・篠原孝周)

伏見 黄桜資料館にて

博物館実習ⅠAの学外講義(竹中大工道具館・移民ミュージアム)

2022年12月18日、博物館実習ⅠAの学外講義で竹中大工道具館と移住ミュージアムを訪ねました。竹中大工道具館では、鉋や木槌などの様々な大工道具や木材、昔の匠の技を学びました。今も使える「生きた道具」を展示し、音声ガイドや映像、木材や道具に触れたり、木の香りを嗅いだりと五感に強く働きかける展示が印象的でした。移住ミュージアムでは、設立の経緯や日本人のブラジル移住の歴史を説明して頂きました。国立移民収容所として実際に使っていた建物の中に当時の写真や映像、渡航時に日本から持参した道具などを展示しており、かつての情景が鮮明に伝わりました。同日に2つの異なるテーマの博物館を見学したことで、それぞれの展示法の違いや特徴が学べ、実りある時間を過せました。(2回生・福重湖雪)

鳴海ゼミ巡見(名古屋市)

2022年12月8・9日、鳴海ゼミの2~4回生は、巡見で名古屋市を訪れました。初日はトヨタ産業技術記念館でトヨタの始まりである紡織事業から現在の自動車製造までの事業の変遷や歴史を見学しました。自動織機の実演に始まり、時代の流れに伴う機器の進化、自動車事業への参入、実際のプレス機や部品の削りだしなど、技術の発展を感じることのできる体験でした。2日目は名古屋城を中心に、城郭風屋根を持つ市役所・県庁、市政資料館、文化のみちに建つレトロ建築群など周辺の歴史的建造物を見て回りました。日本の近代化の流れを肌で感じることのできた充実の巡見となりました。(3回生・村上剣斗)