甲南大学 人間科学研究所

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2020/1/11
研究者・学生の方

【シンポジウム】社会的養育を考える2:児童養護施設の高機能化とは何か<1/25>

社会的養育を考える2:児童養護施設の高機能化とは何か

日時:2020年1月25日(土)18:00~20:00
場所:甲南大学18号館3階 講演室

基調講演
西澤哲(山梨県立大学)
「新しい社会的養育ビジョンが目指す施設の高機能化とは」

シンポジウム
星野崇啓(さいたま子どものこころクリニック院長)
「施設の高機能化のために必要な視点」
鈴木まや(尼崎市社会福祉事業団)
「児童養護施設から見えるできることとできないこと」

内容:
 「新しい社会的養育ビジョン」が2017年に発表されて以来、そこで求められる社会的養護の役割について様々の議論が交わされてきました。また、今年度は、各都道府県で「社会的養育推進計画」の改定案が検討され、すでにおよその内容が定まってきた頃と思われます。
 「ビジョン」の内容、およびその後の進行では、居住型の児童福祉施設の機能の見直しおよび高機能化が求められています。そして、その必要性自体については児童福祉施設の実践家のあいだで共有されているものと思われます。本シンポジウムでは、児童福祉施設の大多数を占め役割の見直しを求められている児童養護施設に焦点を当て、高機能化の実際についてビジョンを描くことを目的とします。
 この目的の背景には、過去の子ども虐待防止対策で求められてきた施設の高機能化が「治療」の側面に特化され、精神医学や心理療法の専門家の関わりに焦点が当たってきた経緯があります。そうした領域との連携が今後も必要であることは言うまでもありません。しかし、今回求められ、また本来求められるべきものは、日々の生活における「ケア」「支援」「子育て」の水準向上に他なりません。それによる子育ての専門性の向上なくしては、里親支援、地域の子育て支援などの「多機能化」への対応も心もとないものになります。
 では、その質向上とは具体的には何なのかを考えてみたいと考え、「児童養護施設の高機能化とは何か」と題するシンポジウムを企画しました。子どもの健康な成育にとって何が必要かという「社会的養育」の観点を大切にし、社会的養護のみならず「社会的養育」全般にも示唆が得られることを目指します。関連領域の多くの方に参加いただき、参加者が自身の思いと考えを整理し、今後の実践への展望を描く機会になれば幸いです。


参加費無料&申し込み不要
お問い合わせ
甲南大学人間科学研究所
TEL/FAX:078-435-2683
e-mail:kihs@konan-u.ac.jp

チラシはコチラ

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(1)午後4時時点で上記が解除されていない場合、イベントを中止します。
(2)午後4時までに上記が解除された場合、イベントを実施します。
(3)イベント中に上記の警報、避難勧告、避難指示のいずれかが発表・発令された場合、順次中止します。
(4)上記の警報、避難勧告、避難指示が発表・発令されていない場合でも、安全上問題があると判断した場合、中止することがあります。
<対象区域>
神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、猪名川町(いずれかの地域に発令された場合)