日時：2021年2月12日（金）13：00～16：00
場所：Zoom によるオンライン開催

　　

戦争や暴動がすぐそばにある時代に、私たちは「暴力」をどう考えればいいのか。シュミット、ベンヤミン、 アーレント、ファノン、アスマンらの暴力論の再考と超克をとおして、「手すりなき思考」として新たな暴力論の構築をめざす本書の意図を、訳者が総力をあげて批判的に解き明かします。どうぞご参加ください。

　　

プログラム：
13:00 〜　総合司会挨拶：川口茂雄
　　　　　導入・本書紹介：齋藤元紀
13:15 〜　第1 章：大久保歩
13:30 〜　第2 章：齋藤元紀
13:45 〜　第3 章：大森一三
14:00 〜　第4 章：川口茂雄
14:15 〜　第5 章：梅田孝太
14:30 〜　第6 章：齋藤元紀
14:45 〜　休憩
15:00 〜　訳者間討議
15:20 〜　参加者との質疑応答

　　

「世界中のあちこちで、性的暴力、人種間暴力、子供への暴力、同性愛者への暴力に対する意識や抵抗がしだいに高まってきている。暴力の新たな形態が存在しているわけではなく、これまでそうした形態が暴力の表現として見てとられてこなかったのである。（…）しかしもし、暴力に対する有効な対応策が存在していないなら、大衆のなかに、行動を起こすための動機となる変化が生じなければならない。この作業がきわめて困難であり、暴力を制限し制圧する試みが成功よりも失敗に帰する場合がほとんどであるということを、決して見くびってはならないのである」（本書第6章より）

　　

参加無料、 要事前申込

参加申込締切：2021 年2 月9 日（火）

件名を「研究会参加申込」とし、本文に①氏名、②所属、③お住まいの都道府県、④連絡先をご記入の上、下記のメールアドレスまでお送りください。

申込＆お問い合わせ先：甲南大学人間科学研究所

E-mail：kihs@konan-u.ac.jp

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