甲南大学 人間科学研究所

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イベント

2021/8/6
研究者・学生の方

【特別講演会】人口心理学から見た子育てと子育ち<9/11>

 甲南大学人間科学研究所では、「子ども・子育て」「次世代育成」を主要主題の一つとして研究を進めております。また、研究成果を生かしながら、大学教育、自治体行政、地域の支援活動への貢献も図っています。


 それらの活動の一環として、今回、文学部人間科学科で教授として教鞭を取られ、今年3月にご退職になりました子安増生先生に、先生が近年構想されています人口心理学の観点から、子育てと子育ちについてお話しいただくことになりました。


 講演後には、それぞれの専門分野で子育て、子育ちに関する研究および実践で活躍されている西尾新先生、前田正子先生のお二人に討論を加えていただき、参加者の皆様も含めて、少子化の進む現在の、そして今後の子育てと子育ちについて考えてまいりたいと思います。



日時: 2021年9月11日 13:00〜15:30
会場:Zoomを用いたオンライン公開

定員:50名



講師:子安増生(京都大学名誉教授)

指定討論:西尾新(教育心理学、子ども学、甲南女子大学人間科学部)

     前田正子(自治体行政、少子化・社会保障、甲南大学マネジメント創造学部)



子安増生先生講演要旨
 人口学は、国や地域の出生数、移入民数、乳児死亡数、死亡数、移出民数など、人口の統計的データを基礎とし、その人口の規模、分布、構造などが時間と共に変化する人口動態(dynamics of population)についての総合的科学であり、人口動態の変化にともなう社会変動をどのように予測し対処するかの処方箋を考える政策科学でもある。従来、心理学と人口研究との関連性は乏しかったが、人口減少、少子化、高齢化などは人間の心理に大きな影響を与え、またその逆の関係も成り立つのであるから、人口心理学(demographic psychology)のような研究分野を樹立しなければならない。この講演では、人口とその研究の歴史を含む人口学の基本知識を確認した後、人口減少社会における出産、子育て、子育ちの問題を考える。



プログラム

13:00-13:10 開会の挨拶

13:10-14:00 講演 子安増生先生

14:00-14:10 休憩

14:10-14:25 指定討論 西尾新先生

14:25-14:40 指定討論 前田正子先生
14:40-15:30 討論



お申込先
甲南大学人間科学研究所(kihs@konan-u.ac.jp)まで①氏名②所属③連絡先メールアドレスを記載してお送りください。


夏休みのため対応が遅くなることがありますが容赦ください 。


チラシはコチラ