甲南大学 人間科学研究所

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2024/1/11
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【報告】公開講座「親は子供にどの程度責任を負うのかーー親になることの現象学」

 これまでの「子どもの哲学」の関連講座では、子どもとともに哲学をする企画を実践をしてきました。今回は趣向を変えて、講師として國學院大学の小手川正二郎氏を招いて、哲学の観点から子どもというテーマについて考える講座を開催しました。小手川氏はフランスの哲学者レヴィナスの研究を基盤にしながら、『現実を解きほぐすための哲学』(トランスビュー、2020年)では、現象学の観点から、性差、人種、親子関係、移民、動物などのトピックを考察しています。講演「親は子供にどの程度責任を負うのかーー親になることの現象学」では、子供に対する親の責任がときに虐待にもなりうることも視野に入れながら、親子関係についての最新の研究の報告がなされました。学生や一般参加者からも、かつて子どもであった者や子どもをもつ親という立場から質問や意見が述べられ、議論が盛り上がりました。

(報告者:吉川孝)

実施日 2023年9月23日(土) 10:00~12:00

参加者 9名