甲南大学 人間科学研究所

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2024/3/21
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【報告】甲南アトリエ「手ざわりワークショップ:わたしのすきな神戸」

昨年度に引き続き,全盲の美術家として国際的に活躍している光島貴之さんを講師にお迎えし、甲南アトリエを開催しました。様々な手ざわりのカードを使って指先の感覚を目覚めさせるワークショップを行ったあと、参加者は「わたしのすきな神戸/まち/もの」をテーマに、厚紙の上に布や紙、ボタンや針金やスポンジなど、様々な手ざわりの材料をボンドやグルーガンで張り付けて、触覚で味わう作品を作りました。

昨年度は、「神戸」という言葉から海と山を造形した作品が多くなったのですが、今年は光島先生から視覚的なイメージにとらわれることなく、五感で感じられるイメージを形にしてくださいという声かけがあったため、より抽象的で自由な作品が生まれました。神戸になじみがなければ他の町でも、何か他に好きなものでも構いませんとも言っていただいたことも、作品のバラエティを広げることにつながりました。

制作した作品は、ひとつひとつ丁寧に光島先生が手ざわりで鑑賞しながら講評をしてくださいました。光島先生の予想を超える独創的な手法の作品が多く、驚きながら鑑賞しておられました。受付や会場設営の手伝いも兼ねて、文学部人間科学科の学生4人も参加してくれたので、幅広い世代の人が集まるあたたかい雰囲気のワークショップとなりました。(報告:服部正)

日時

2024年3月16日(土)10:00~12:00

 

参加者数:

13名(甲南大学学生4名,一般9名)