
応募総数、なんと80作品!甲南大生が伝えたい「甲南大学の魅力」が集結。
甲南大学ビデオCMコンテスト開催!
甲南大学ビデオCMコンテスト開催!
甲南大生が甲南大学の魅力を発信するとしたら・・・そんなテーマで1分間のビデオCMを作成し応募する『甲南大学ビデオCMコンテスト』。グループで企画し改めて甲南大学について考えながら甲南大学の良さを映像化。第一回目の開催ながら、大学全体から学部を問わず80作品が集結!どれもユニークで、ハッと気付かされる作品も。コンテストを企画した全学共通教育センターの武田佳久先生と、選考を終えた選考委員の4名に話を聞きました。
Contents
・ビデオCMコンテストとは?
・きっかけはキャリアデザインの授業
・多彩でユニークな動画が集結
・甲南大生としての誇りを醸成
ビデオCMコンテストとは?
KONAN-PLANET 記者
武田先生、ビデオCMコンテストの概要について教えてください。
武田 佳久 先生
改めて甲南大学と向き合い、魅力を考える機会に。
グループで協働しながら甲南大学の良さを映像化したビデオCMのコンテストです。学生たちが改めて甲南大学について考え、甲南大学の新たな魅力を再発見し大学の内外へ伝えるとともに、甲南大学への愛校心を高めてもらいたいという思いから始まりました。
KONAN-PLANET 記者
どのような作品を募集するのですか。
武田先生:学部・学年を問わず、甲南大生でグループを作り、甲南大学をアピールする1分間の大学ビデオCMを制作してもらいました。本学のイメージアップを図ることを目的とし、作品は学内での放映や大学のPRにも活用するものとしています。在校生には本学のことを好きになってもらいたいですし、卒業生には母校に誇りを持ってもらいたい。さらに、今から受験する高校生に本校の魅力をアピールする狙いもあります。第一回目の開催ですが、それぞれにユニークな80作品が集まりました。
■ 目的
本学志望者に向けてイメージアップ。
加えて本学卒業生にも、母校について興味、関心を高める機会をつくる。
■ 応募作品
ビデオ作品の時間は1作品につき1分とする。
■ 応募者
甲南大学在学生に限る。1グループ最大5名(学部・学年は問わない)
■ 作品内容について
・視聴者に甲南大学の良さが伝わるもの(未発表のものに限る)
・作品は、動画・静止画・アニメーションなど映像とする(著作権について十分に留意する)
・テーマは大学を表現する内容であれば、必ずしも大学全体を網羅しなくてもよい
※2025年度の募集要項は一部変更となる可能性があります
コンテストPR動画
KONAN-PLANET 記者
選考はどのように進められるのでしょう。
武田先生:学生有志による「ビデオCM作成しましょうの会」を発足しまして、計6名の学生たちが審査委員として参加しています。全員が全ての応募作品を視聴・選考し、話し合いながら優秀賞として15作品を選出しました。選ばれた15作品については、ブラッシュアップする機会があり、完成版を提出してもらいます。3月の最終選考には審査委員長として学長も加わり、最優秀作品を選出しました。
きっかけはキャリアデザインの授業
KONAN-PLANET 記者
そもそも、なぜコンテストを開催することになったのですか。
武田先生:私がキャリアデザインの授業を担当しており、その授業の中でビデオCMを作ったことがきっかけです。作品を学内の交流施設「iCommons(アイコモンズ)」のスクリーンで流したところ、先生方や学内からも好評でした。これを大学の告知に使えないかと学生にも相談して、それなら全学で募集するコンテストを開催してみようということになりました。
ビデオCMを自分たちで作ることで、「甲南大学の魅力って何かな」と意識的に大学の良いところを探してもらいたいですし、大学に対する愛着が深まっていくといいなと思っています。
KONAN-PLANET 記者
グループでの応募、という点にも意味がありますか。
グループでプロジェクトを進める経験は、社会でも活きる。
武田先生:グループでの協働だと当然、違う意見が出てきます。そこで意見の摺り合わせをすることが大事で、そこから、良いものが出来ていく。そういう経験は、社会に出て組織やチームでの協働というというところでも生かされるのではないかと期待しています。
多彩でユニークな動画が集結
KONAN-PLANET 記者
選考委員の皆さん、
80作品の動画を見てどんな印象を受けましたか?
西田 結衣 さん
人によって大学のPRしたいポイントが異なり、意外な着眼点の動画があったりするのが面白く、大学の良いところを知れたのが良かったなと思います。作品のなかにバリアフリーに着目し、車椅子を使った動画があり、よく考えてみると甲南大学って結構バリアフリー進んでいるな、など、新しい発見もありました。
東野 こころ さん
審査ではそれぞれが良いと思う5作品を選んで発表します。メンバーの選ぶ基準も異なっていて、表現方法の好みも人それぞれだったので、意見を擦り合わせることの難しさを学ぶことができました。4年間大学に通っていても知らないことがたくさんあることを実感しましたし、動画を通して新たな大学の一面を知る機会にもなりました。
橘 美奈さん
私は、誰が見ても甲南大学にいい印象を持ってもらえる部門と、部活などに特化して表現した部門に分けて、できるだけ平等になるように選びました。印象に残っているのは、進路選択に迷っている高校生の目線で作られた作品です。「これからの私の未来、どうなるんだろう」という視点から始まり、話が進んでいく流れがとても魅力的でした。
宮本 聡太 さん
4年間、部活動をしていたこともあり、学生主体でイベントを企画したり運営したりする経験がなかったので、やってみたいと思い参加しました。僕が選んだ基準としては、やはりCMなので、人が見たくなるようなものじゃないと、という思いがあり、動画として完成度が高い作品や、引っかかるところがある作品を選ぶようにしました。
3月中旬、最終選考会の様子
KONAN-PLANET 記者
武田先生から見て、作品の印象はいかがでしたか。
武田先生:本当にさまざまな作品が集まり、驚きました。映像が綺麗でクオリティが高いものもありますし、今まで想定してなかった作品もありました。しみじみいいコンセプトだなと思ったものもあれば、勢いで行くというようなものもあり・・・正直なところ、言葉は悪いですが、なめてましたね(笑)。このコンテストを今後も続けていくことで、本学のセールスポイントになるようなイベントになっていくのかなと感じています。
KONAN-PLANET 記者
選ばれた作品は、どこかで見られるのでしょうか。
武田先生:今後、学内外のイベントで流す予定です。例えば、在学生向けに学内施設ではもちろんのこと、オープンキャンパスや卒業生が集まる同窓会イベントなどでの放映も検討しています。
甲南大生としての誇りを醸成
KONAN-PLANET 記者
今回の審査を通して、なにか気づきなどありましたか。
西田さん:私は審査するとき、エクセルで一覧の表をつくり、見た動画を整理整頓して評価するようにしました。これまで、エクセルを使ってそういうことをする機会がなかったので、自分の中での成長を感じました。また、動画を見て言語化し評価するというのもなかなか難しく、その経験もいい勉強になったと思います。
東野さん:普通に何気なく過ごしている大学生活の風景の中に、大学の魅力があると思うのですが、なかなか気づくことができません。動画を作ることを通して、大学生活の魅力や、まだ目を向けられてなかった新たな発見もあると思うので、そこに気づいて、より自分のキャンパスライフを充実させてくれるといいなと思いました。また、それを見て甲南大学に入学してくれて、ここでいい思い出をつくる“きっかけ”になると嬉しいです。
KONAN-PLANET 記者
ビデオCMを通して、どのようなことを伝えたいですか。
橘さん:私自身もこれから卒業生になりますが、卒業しても甲南大学を自分が誇れる大学であることを、ビデオCMを通して伝わればいいなと思います。実際、ビデオ作品をたくさん見せてもらって、私自身が思っていた以上に甲南大学のことが好きになったので、それを多くの卒業生にも感じてもらえたら嬉しいです。
宮本さん:私も同じで、自分の大学に誇りを持って自分の大学のことを人に話せるようになるといいなと思います。大学生が自発的に「自分の大学はいいんだぞ」とアピールすることによって、大学の知名度や魅力が高まっていくと思うんです。そうすれば高校生にも魅力が伝わるでしょうし、卒業生たちも、もっと自分の大学に誇りを持てるんじゃないかなと思います。
武田 佳久 先生
甲南大学の「本当の良さ」をアピールする機会に。
学生の皆さんが教室を飛び出し、心から楽しんで作品を撮っている姿がとても印象的でした。また、こうやって形に残るものができるというのは、ものすごく大きいと思っています。それが動画であれば、いろんなところで視聴してもらえる可能性があります。甲南大学の、本当の、作られてない良さ、脚色されてない良さが伝わるという意味でも、このコンテストに大きな可能性を感じています。
この動画では、一般的な大学生活のイメージにとどまらず、私たち自身のリアルな体験をもとに、甲南大学の“知られざる魅力”を紹介することを目指しました。 主観的な視点や工夫を凝らしたカット割りを取り入れることで、視聴者がまるで自分の目でキャンパスを見学しているかのような演出をし、甲南大学の魅力をより身近に感じ、親しみを持っていただけるようなCMに仕上げました。
最優秀作品に選ばれたグループのメンバーが学長を表敬訪問