
立野純三奨学金は、今年で5年目を迎えます。甲南大学卒業生であり、同窓会前会長の立野さんが奨学金制度の設立に至った経緯を伺いました。
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立野さん、本日はよろしくお願いたします。ではまず、奨学金設立に至った経緯を教えていただけますか?
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全ては同窓会の会長になったことがきっかけです。大学時代の友人とは卒業しても交流がありましたが、同窓会に入ったことで学園・後輩に関心を持つようになり、学生がもっと学びやすい環境をつくりたいと考えるようになったんです。
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なるほど。そこから、立野さんから奨学金設立をご希望されたのですか?
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まず学園に、学生を資金面で支援したいと相談させてもらいました。その後、理事長と学長から、地方から出てくる学生を対象にした奨学金制度の設立を提案していただいたんです。
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そうだったんですね。同窓会を通じて、卒業しても学園との関係を築くことができたんですね。
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僕も正直なところ若い頃は、母校にそれほど関心を持っていませんでした。卒業するとどうしても学園との関係性は薄れるので、学生の皆さんや卒業生の皆さんには、同窓会などで学園とのつながりを持ち続けてもらいたいと思っています。

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堀江さんが甲南大学へ進学した決め手は何だったのでしょうか?また、どのようにして立野純三奨学金を知ったのか、何に役立てようと思ったのかも教えてください。
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私は岡山県出身なのですが、臨床心理士と公認心理師を目指して進学先を探していた時、甲南大学は心理学だけでなく哲学や芸術学も一緒に学べると知って興味を持ちました。留学制度が充実しているのも魅力でしたね。立野純三奨学金はちょうど設立年だったこともあり、担当の方から声をかけていただきました。絶対留学したいと思っていたので、留学に活用しようと思い応募させていただきました。
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いいタイミングでご縁があったのですね!
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奨学金のおかげで留学という夢を叶えられて、今後の人生に活かせる貴重な経験ができたので本当に感謝しています!