青山華依の素顔に迫る!

よかった記事には「いいね!」をお願いします

日本人選手の目覚ましい活躍、若きアスリートたちの誕生と、 2021年の夏を大いに盛り上げてくれた東京五輪。宣言下での開催でしたが、私たちの心に大きな感動と希望を残しました。 以前もKONAN-PLANETでご紹介しましたが、陸上女子4×100Mリレーに、甲南大学経営学部1年生の青山華依(はなえ)さんが第一走者として出場!日本記録まであと0.05秒!という好レースを見せました。そこで今回は、青山さんが所属する陸上部の練習に潜入!普段は見られない青山さんの素顔を、練習風景を交えてお伝えしていきます!

練習は土砂降りの中で・・・

取材当日は今夏の異常気象を象徴するかのような土砂降り。この大雨の中、本当に練習しているの??半信半疑で六甲アイランドにある甲南大学総合体育施設へ。

土砂降りのグラウンド

前日が試合だったため、今日は午前中に軽いメニューを行うとのこと。土砂降りのグラウンドに到着すると、陸上部の皆さんがそれぞれトレーニングをしていました。

あ、青山さん発見!!

チューブトレーニングやストレッチを行う青山さん
チューブトレーニングやストレッチを行う青山さん

え!?これがトレーニング?なんだか楽しそう・・・音楽が流れるテントの中で、4人一組になって軽いチューブトレーニングやストレッチを行う青山さん。ストイックな練習現場を勝手に想像していたので、なんだかホッとするなあ。

  • KONAN-PLANET記者

    青山さん、こんにちはー!今日はあいにくの雨ですが、よろしくお願いします。とても楽しそうに練習していましたね。

  • 青山さん

    すみません、お待たせしてしまって・・・音楽かけながらストレッチしていたら、いつのまにかみんなで踊ってました(笑)

  • KONAN-PLANET記者

    はい、ずっと見ていました。3割が練習であとの7割はダンス?とびっくりしました(笑)。今日は試合後なので、あんなにリラックスムードだったんですね。

さっそく、東京五輪についてインタビュー。

  • KONAN-PLANET記者

    東京五輪、おつかれさまでした!あと少しで日本記録に迫る記録、惜しかったですね。レース前はやはり緊張しましたか?

  • 青山さん

    はい、初めてのオリンピックだったので緊張しました。でも、「笑う」ことでリラックスできるよとコーチからアドバイスをもらって、楽しんで走ることができました。

  • KONAN-PLANET記者

    ああ、だからスタート前は笑顔だったんですね!テレビで拝見して笑顔が素敵だなと思っていたんです。リレーチームは若いメンバーが揃って、いい雰囲気でしたね。

  • 青山さん

    そうなんです!みんな年が近いということもあり、お互いにアドバイスしあうこともできました。チームとして、とても良かったと感じています。

  • KONAN-PLANET記者

    青山さんはこれまで世界の大会にも出場されていますが、やっぱり東京五輪は違いましたか?

  • 青山さん

    はい、やっぱり特別でした。世界中からアスリートが集まるので「お祭り」のような高揚感がありました。選手同士のコミュニケーションも活発で、みんなで楽しもう!というムードも印象的でしたね。私は英単語しか話せないですけど、それでも各国の選手とバッジ交換をしたりして楽しめました!

  • KONAN-PLANET記者

    選手村はいかがでしたか?

  • 『餃子が美味しい』選手村
  • 青山さん

    選手村の滞在は三泊四日でした。もっと前から入る予定だったのが、サブトラックがいっぱいで入れずギリギリになってしまって・・・。お部屋はとても快適でしたし、食事もおいしかったです。選手村に入る前から「餃子が一番おいしい」と聞いていて、前情報通りでした(笑)。アジアなど、各国の料理が食べられたのも楽しかったです。

  • KONAN-PLANET記者

    世界中から人が集まるので、その国にあった料理がきちんと提供されていたんですね。パフォーマンスを維持するためには、選手村での環境もとても大事なんだなと感じました。

自分で考えて、自分で進めていく。それが大学。

青山さんが陸上を始めたのは小学校5年生の時。もともと両親が陸上の選手で、その影響で始めたそうです。小学生の頃はクラブチームで友達と一緒に練習することが楽しかった青山さんですが、中学に入ると陸上競技そのものの魅力にのめり込んでいったと言います。陸上は個人競技と思われがちですが、チームとして仲間と一緒に練習したり、時にはライバルとなって競い合ったりすることが魅力、と青山さんは言います。

  • 青山さん

    高校までは決まったメニューをとことんやる、というスタイルでしたが、大学に入って練習のイメージが変わりました。ちゃんと走るためには休憩を挟むことが大切ですし、自分で練習メニューを組み立てることも大事。自分で考えて、自分で責任をもって取り組んでいく大切さを学んでいます。

  • KONAN-PLANET記者

    大学は自ら課題や目標を見つけて行動していく場所ですから、陸上の練習も同じかもしれませんね。青山さんは入学したばかりでいま1年生ですよね。甲南大学に入学した理由と、大学での学生生活について教えてください。

  • 青山さん

    陸上の先輩がいて、彼女から勧められたことと、家から通える距離だったことで、甲南大学を選びました。経営学部ですが、まだまだ勉強はこれから頑張らないといけないな~という状況です。

  • KONAN-PLANET記者

    この夏は東京五輪もありましたし、なかなか陸上と両立するのは大変だったと思います。いつも、どんなスケジュールで勉強と部活を両立しているのでしょう。

  • 青山さん

    いまはほとんどオンライン授業なので、午前中に自宅で講義を受けてからグラウンドに行き、15時から18時頃まで練習しています。オンラインの講義が多いので難しいのですが、大学では友達をいっぱいつくりたいと思っているんです。そして、キャンパスの芝生でみんなでお昼ごはんを食べたい(笑)。今まで部活中心だったので、陸上以外の友達がほしくて。大学生活ではたくさんの出会いがあるといいな~と思っています。

AM オンライン授業
PM 練習

  • KONAN-PLANET記者

    プライベートについても少し聞かせてください。乃木坂46推し、という情報をキャッチしたのですが(笑)

  • 青山さん

    そうなんです~ コロナでなかなか外出できなくて、休みの日に家で動画を観る時間が長くなって、乃木坂46にハマってしまいました。でも、コロナ禍でライブにも行けなくて・・・寂しいです。

  • KONAN-PLANET記者

    そうですよね・・・今はライブに行くことも難しいですもんね。 あと、好きな食べ物とか聞いてもいいですか?(笑)

  • 青山さん

    スイーツが好きです!普段はコンディション管理もあるので、食べ過ぎないようにしています。ちなみに東京五輪の自分へのご褒美は、シュークリームでした。カスタードクリームが好きなんです(笑)

  • KONAN-PLANET記者

    東京五輪のご褒美がシュークリーム!?かわいい!日本のトップアスリートだからストイックな毎日なのかと思っていましたが、大学生らしい一面が見られてホッとしました(笑)

  • KONAN-PLANET記者

    いろいろ楽しいお話をありがとうございました。最後に、青山さんのこれからの目標を教えてください。

  • 青山さん

    まずは来年の世界選手権に出場すること、さらに、大学生として頂点を目指す日本インカレ、日本選手権で活躍したいですね。そして、目指すは3年後のパリ・オリンピック!リレーだけでなく、個人出場も目指して頑張っていきたいです。

  • KONAN-PLANET記者

    どの大会も大切なレースになると思いますが、私たちもパリで活躍する青山さんの姿が見たい!「大学在学中にオリンピック連続出場」という快挙を楽しみにしています!これからも応援していますね。ありがとうございました。

  • 青山 華依(あおやま はなえ)
    甲南大学 経営学部 1年次
    体育会女子陸上競技部
    2002年、大阪市生まれ。小学5年の時に陸上選手だった両親の影響で陸上を始める。2021年、東京五輪・陸上女子4×100mリレーの日本代表として第一走者で出場し、日本記録に0.05秒まで迫る、歴代2位の43秒44の好記録をマーク。将来性のある走りに今後のさらなる活躍が期待される。