大倉源次郎さんが「能から紐解く日本史」を出版

NEWS!『甲南人』の活躍 > カルチャー
2021.4.21
よかった記事には「いいね!」をお願いします

能楽小鼓方大蔵流十六世宗家・重要無形文化財保持者の大倉源次郎さん(1981年文卒)が、「能から紐解く日本史」(扶桑社)を出版されました。帯には歴史学者で国際日本文化研究センター教授の磯田道史氏からの推薦文が寄せられています。能楽の基本からその歴史や謎まで、新作能を交えながらその奥深さを大倉さんとともに紐解きます。

 

能には古代からの日本人のDNAが隠れている!
七百年近く継承され、日本人とともにあり続けてきた「能」は、歴史のなかで融合し、大成し、時の為政者に翻弄されもしてきた。渡来人、記紀、権現思想、鎌倉仏教、戦国武将、江戸から明治、天皇と能……日本史のなかで捉えると、「能」への興味はより深まっていく。著者は小鼓を演奏しながら、能作者が伝えたかったこと、謡曲の詞章に込められた意味を感じ、読み取ろうとしてきた。
能の成り立ち、演目を解読しながら、能に隠された日本史の真実を探る。
そして、日本が日本であり続けるために。「能」の世界に誘われた読者が、「能」と出合ったことにより、生きた証について考え、何かアクションを起こしたくなるよう、思いを込めた一冊。

 

よかった記事には「いいね!」をお願いします