
甲南大学開学70周年記念講演会を開催。大倉源次郎さんと能楽研究部 部員の共演も!
1951年に開学した甲南大学は、2021年度で節目の70周年を迎えました。70年は人で言えば古希であり、「古来稀なり」と言われるお祝いの年です。この記念すべき年に、甲南大学では「甲南、この学び舎70th -未来に伝える、明日につなぐ-」と題して、シンポジウムや学生によるパネル展などを実施してきました。そして去る3月12日(土)、その締めくくりとして、1981年に本学文学部をご卒業された能楽囃子小鼓方大倉流十六世宗家の大倉源次郎さん(重要無形文化財保持者)を講師にお迎えし、「甲南大学開学70周年記念講演会『SDGsと日本の藝能文化」」を開催しました。
講演会では、能楽にまつわるお話しはもちろんのこと、世界各国を訪れたご自身の体験を交えながら、日本の藝能文化から考えるSDGsについてご講演いただきました。
講演会のなかでは、大倉さん自らが小鼓を実演し、参加者の皆さんに小鼓のたたき方をレクチャーされ、参加者全員が息を合わせて会場が一体となる、エア小鼓の貴重なワークショップがありました。
大倉さんご指導のもと、参加者の皆さまとエア小鼓を実施
そして、「高砂」と「鶴亀」が披露されたのですが、大倉さんの小鼓に合わせて謡を担当したのは、なんと甲南大学能楽研究部の学生さんたち!文学部3年次生の加藤江利子さん、西村紗季さん、法学部2年次生の大本涼平さんが見事な謡を披露し、会場からは盛大な拍手がおくられました。
大倉さんの小鼓のもと、謡いを披露する能楽研究部の3名
講演会終了後、大倉さんと、会場で素晴らしい謡いを披露された学生さんに本日の感想を伺いました。







大倉さん、本日の学生さんたちの謡い、いかがでしたか?


甲南大学はこれからも、「人物教育率先」の建学の理念のもと、教育・研究に邁進し、伝統の上に弛まぬ革新を重ねてまいります。
最後にさらにビッグニュースが!!2022年度(後期)から、大倉源次郎さんに提言いただき、伝統文化の領域で活躍する本学ご卒業生が担当する新たな講義が誕生します。日本の伝統芸能、伝統文化を通じて大倉さんの熱い想いが多くの学生たちに伝わる授業となるよう、皆さまもぜひご期待ください。