
子どもたちを、学生たちをもっと笑顔に。
大学生になったら本格的にボランティアがしたい!
そんな熱い想いで甲南大学に入学した、
甲南大学経営学部4年生の宮内 輝(ひかる)さん。
1年生の時にたった2名で立ち上げた
ボランティア団体「palafool(パラフル)」は
1年後にはNPO法人となり、今や
100人を超す学生ボランティアが登録する団体へと成長。
団体を立ち上げたきっかけ、NPO法人化の苦労話、
そして今後の夢について、熱く語っていただきます!
KONAN-PLANET 記者
宮内さん、今日はよろしくお願いします。
宮内さん
よろしくお願いします
KONAN-PLANET 記者
宮内さんが代表を務めるNPO法人palafoolでは、
どんな活動をされているのですか。
「子ども食堂」と「子どもたちの夢を叶える」二つの活動
大きく二つあって、一つは子ども食堂の活動です。月に1回、神戸市中央区福祉センターで子どもたちに食事を提供したり、ハロウィンやクリスマスなどのイベントを子どもたちと一緒に楽しんだりしています。もう一つは、子どもたちの夢を叶える活動です。子どもたちのやりたいことや夢を聞いて、それをできるだけカタチにしています。
https://www.instagram.com/palafool/ 甲南大学ボランティアサークル パラフル
大学生だからこそ、できることがある。






いつか、児童館をつくりたい。夢を実現させるためにNPO法人化。










継続してボランティア活動を進めていくには、地域の人々や行政の信頼が必要。
信頼を得るためにボランティアサークルをNPO法人に。
一般市民、お母さん方が安心して子どもを預けられるよう、会社をつくることで信頼を獲得。
企業との連携やスポンサー獲得もしやすく。
同世代への影響力を高める有効なツールとしてSNSに力を入れ、社会にアピール。
TikTokアカウントのフォロワーは1.6万人に。
「やりたいことを叶えたい」という気持ちが原動力。
KONAN-PLANET 記者
宮内さんは一人ではなく、仲間と取り組んでいる印象があります。
宮内さん
確かにそうですね。自分の能力はそれほど高くないと思っているので、みんなの力を借りて、周りに声をかけて手伝ってもらっています。
ITにも強くないので、そこはパートナーの前田さんに頼りっきりです(笑)。
何より、一人よりみんなでやる方が楽しい。自分たちの使える能力を発揮できることが一番です!
KONAN-PLANET 記者
パワフルに活動されていますが、
そのエネルギーの源はどこからくるのですか?
宮内さん
僕にはやりたいことが山ほどあって、それを叶えたいという気持ちが原動力になっているのかもしれません。
サークルを立ち上げたのも「やりたいことをやろう」というのがきっかけでしたから。
最終的に目指したいのは、若い人たちがやりたいことに向かって走れるようにすること。
学生なら朝活シェアハウスで、やりたいことを勉強する。子どもなら児童館でやりたいことを楽しむ。
その喜びを知った子どもたちが大学生になって、またやりたいことをやってくれると嬉しいなと思います。
KONAN-PLANET 記者
最後に、起業に興味のある学生に向けてメッセージをお願いします。
宮内さん
「これしかできない」と思うのではなく、やりたいことは全部できるし、時間もあるし、
やる気を出せばなんでもできるのが学生だと思うんです。大学時代は自分と向き合い、夢をかなえるための時間。
いろんなことに挑戦してほしいですね。
KONAN-PLANET 記者
夢がなかなか見つからない、という学生もいます。
宮内さん
僕もその一人でした。だから、やりたいなと思ったことを片っ端からやっていったんです。
スカイダイビング、キャンプ、サークルの立ち上げ、ゲイバーに行く、M-1に出場するなど(笑)いろいろなことをやりました。
宮内さん
今、起業してよかったなと思うのは、学生でありながら大人の人に価値を提供できること、喜んでもらえることです。
そして、なにより「生きているな」という実感がある。適度なヒヤヒヤ感も楽しいですよ。
NPO法人パラフル代表
宮内 輝さん
甲南大学経営学部4年生。2019年、大学在学中にボランティア団体「パラフル」を立ち上げ、2020年にはNPO法人化。パラフルという名称は若者のパワフル×多様な個性を表すカラフルから生まれた。コロナ禍で「神戸を元気にする」をテーマに生活困窮世帯に向けて、甲南本通商店街の店舗を拠点にした子供塾や、長期休暇に子供を対象にした各種イベント等を開催し、子どもの居場所づくりに取り組む。
神戸で子供支援に取り組む人たちの活動を表彰する「BE KOBE ミライセッション2020」では「神戸ビルダーズ賞」と「ネッツトヨタゾナ賞」という企業賞をダブル受賞。各種メディアでも取り上げられるなど、注目を浴びている。