ついに完成!10号館リニューアル工事 〜 新スポット「i Entrance」も誕生 〜
「甲南大学の情報発信」と「多様化する学生のニーズに対応した空間の創出」をテーマに、リニューアル計画を進めてきた10号館。2025年3月、遂に工事が完了し、学生・教職員をはじめ、来学された卒業生や企業の方々など、多くの皆さまが利用できる新スポットが完成しました。 今回の特集では新しくなった10号館の様子をご紹介します。
「甲南大学の情報発信」と「多様化する学生のニーズに対応した空間の創出」をテーマに、リニューアル計画を進めてきた10号館。2025年3月、遂に工事が完了し、学生・教職員をはじめ、来学された卒業生や企業の方々など、多くの皆さまが利用できる新スポットが完成しました。 今回の特集では新しくなった10号館の様子をご紹介します。
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甲南大学の正門を入って右側に位置する10号館は、1995年1月17日の阪神・淡路大震災でほとんどの校舎が被害を受ける中、図書館などとともに建て替えを免れた数少ない建物の一つです。
そんな10号館のリニューアル計画は2021年から議論が進められてきました。今回のリニューアル工事では、10号館の1階と3階の改修をおこないました。
1階では、講義室やプロジェクトルームが新しくなるだけではなく、新施設「i Entrance」*が誕生しました。「i Entrance」には「知」へと続く入り口というコンセプトがあり、学生の創造的な学びの場となる「知のラウンジ」と、甲南大学の研究・教育成果の発信が行われる「知のギャラリー」で構成されます。 *「i Entrance」の〈 i 〉はIntelligence(知)、Infinity(無限の可能性)、Irodori(彩り教育)という、甲南大学が描く未来図の中心にある頭文字からきています。
【リニューアル前の1階(左:C形ベンチ)】
【リニューアル後の1階(i Entrance)】
エントランスの奥には、誰もが自由に学び集える居心地のよい「知のラウンジ」が広がっています。ラウンジは依然と比べて明るくなり、ネットワーク環境や電源設備も充実。学生は端末さえ持ち込めば快適に勉強ができる環境になりました。
ラウンジの北壁面には平生フィロソフィーや甲南学園が目指すことを、シンプルな図表で示しています。南壁面には、学部や学科の変遷が樹形図で示され、開学以来のDNAを感じながら、現在の自分の位置を確認できます。
ちなみに、「i Entrance」には緑色の壁やグリーンウォールが多くあります。これは、甲南大学の「緑豊かなキャンパス」を表現するとともに、10号館の西側・東側にある庭園とつながるようにしています。また、サインでは山側・海側を表現しているものも。こちらは神戸ならではですね。
エントランスを左に曲がると、「知のギャラリー」があります。ここでは、甲南大学で行われている研究内容の紹介やイベント情報を公開しています。
ギャラリーの奥には、講義室2部屋とプロジェクトルーム4部屋があります。
4部屋あるプロジェクトルームにはホワイトボードやモニターが配置されており、学生は自由にグループワークを実施することができます(当日時間予約制)。また、部屋ごとにメインカラーがあり、椅子や床、壁も多彩な配色で利用者に様々な刺激を与えてくれるのだとか。
そして、今回のリニューアル工事では、甲南大学初のユニバーサル多目的トイレも誕生しました。ユニバーサル多目的トイレは誰でも使用でき、フィッティングボードも設置しているため、学生は就活のときにスーツへ着替えることもできます。
最後は、3階です。
3階にはもともとゼミ室が11室ありましたが、今回の改修工事で6室に変更し、学生が勉強しやすい可動式の大きな机を配置しました。3階は2024年9月から先行して利用を開始しましたが、多くの授業やゼミで活用されています。
読者の皆様も、次回岡本キャンパスに来られた際には、ぜひ10号館をのぞいてみてくださいね♩
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甲南大学では、10号館リニューアル工事に続き、岡本キャンパス・西北校地に新棟である15号館の建築計画を進めています。詳細は、特設サイトをCheck!!ますます進化していく甲南大学のキャンパスから目が離せません!