甲南大学大学院2025年度履修ガイドブック
42/62

フロンティアサイエンス研究科 研究分野・主要内容・担当者 研究分野金属薄膜、有機分子、ナノ粒子、高分子およびそれらの複合体などの、種々の新規ナノ構造材料の新しい合成手法の開発と高機能化に取り組む。様々な化学反応を駆使して、新しい機能性分子を設計・合成し、無機材料や多孔性物質の構造および物性を制御することを試みるとともに、ナノ材料と有機分子や生命分子を融合させ、複合化により発現する新しい物性を利用したデバイスの作製なども行う。ナノ生物個体における細胞機能の発現とその制御に焦点を置き、生物の総合的理解を目指す。再生医療の可能性を広げる高分子素材の開発とその作用メカニズムの解析、新しいがん治療を目指す細胞のメカノセンシングや遺伝子機能の解析、新たな創薬基盤となる核酸医薬の特性解析、免疫学や皮膚科学の発生学的解析など、幅広い視点から病気や老化を克服してヒトの健康に資する研究を展開する。バイオ生命現象を物理化学的側面から深く理解し分子レベルで解明していくとともに、その知見を医療、創薬、材料開発などのさまざまな分野へ応用する研究を行う。具体的には、核酸・タンパク質・ペプチドなどの構造・安定性・機能・分子環境の影響などを解明し、生体分子を用いた機能性材料やバイオセンサーなどの設計を行う。さらに、生体分子を用いた医薬品や分子標的薬の開発に役立つような物理化学的基盤情報の構築を目指す。ナノバイオ有機化学を駆使して、ペプチド、核酸、多糖、有機色素、金属錯体、合成高分子およびそれらの複合体の高機能化に関する研究を展開する。抗原抗体反応を利用する臨床診断薬やアルツハイマー病の検査技術の高感度化や、がん細胞を可視化する蛍光プローブ、食品成分や農薬を分離検出する分子インプリント高分子材料、食品・化粧品有効成分を可溶化するカプセルの開発などを行う。ケミカル40 5 フロンティアサイエンス研究科 【修士課程】 主 要 内 容担 当 者教 授准教授准教授博士(工学)博士(理学)博士(工学)教 授教 授教授准教授理学博士博士(薬学)博士(工学)博士(理学)教 授教 授准教授博士(理学)博士(理学)博士(工学)教 授教 授教 授教 授博士(理学)博士(理学)博士(工学)博士(工学)赤 松 謙 祐鶴 岡 孝 章髙 嶋 洋 平西 方 敬 人川 上 純 司長 濱 宏 治川 内 敬 子中 野 修 一三 好 大 輔臼 井 健 二村 嶋 貴 之藤 井 敏 司松 井   淳甲 元 一 也

元のページ  ../index.html#42

このブックを見る