[教育研究上の特徴・目的] 物理学の各専門分野で自立して独創的研究ができる高度な専門的学問と豊かな学識を修得し、先端科学技術に関連する専門的な業務に従事できる卓越した能力をもち、国際的に活躍できる人材を育成することを目指す。3) 評価⑴ 単位の認定については、大学院学則第9条に基づき、筆記試験、口述試験、報告等及び各科目のシラバスに定める方法によって学期末又は 甲南大学大学院自然科学研究科物理学専攻は、建学の理念のもとに、科学分野の幅広い知識と物理学分野における専門的な知識および高い倫理観を教授します。【修士課程】では、物理学に関係する専門的な業務に従事するに必要な能力を持つ高度専門職業人、ならびに、独創性豊かで優れた研究・開発能力を持つ研究者の養成を教育の基本方針としています。また、【博士後期課程】では、自立して優れた独創的研究・開発ができる能力を持ち、物理学の発展に寄与する研究者、ならびに、物理学に関係する高度に専門的な業務に従事するに必要な卓越した能力を持つ高度専門職業人の養成を教育の基本方針としています。 甲南大学大学院は、大学院学則第1条に定める、甲南大学の教育精神に基づいて育成された一般的及び専門的教養を基盤として、学術の理論と応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、人類文化の向上発展と社会福祉の増進に貢献することを目的としています。【博士後期課程】 自然科学研究科物理学専攻は、物理学分野における深い知識を有し、自立して独創的な研究を行い物理学分野を開拓・深化させる能力、並びに物理学に関係する高度に専門的な業務に従事するに必要な能力を身につけ、かつ、高度な倫理観を備え国際社会で活躍できる人材を養成します。 本研究科の定める期間在学し、本専攻の教育課程編成・実施の方針に則って定めた授業科目を履修して所定の単位数以上(必修科目8単位、選択必修科目2単位を含め、計10単位以上)を修得し、かつ、研究指導を受けた上、所定の年限内に本専攻が行う博士論文の審査及び最終試験に合格した者に、博士(理学)の学位を授与します。⑴ 物理学分野における専門的な深い知識を有しています。⑵ 自立して優れた独創的研究・開発ができる能力を有しています。⑶ 自然科学に関係する高度に専門的な業務に従事するに必要な卓越した能力を身につけ高い倫理観を備えています。 甲南大学大学院自然科学研究科物理学専攻は、修了認定・学位授与の方針に掲げる能力・資質などを修得させるために講義科目と研究指導を体系的に編成し、自然科学に関する研究活動に基づいたアクティブ・ラーニングを展開します。また、修了認定・学位授与の方針と各科目の関係性及び到達目標を示すカリキュラムマップ、カリキュラムの体系性・系統性を示すカリキュラムツリーを提示し、カリキュラムの構造をわかりやすく明示します。 カリキュラムは、到達目標に定める学生の知識・能力の修得状況を検証することにより、組織的かつ定期的に見直し・改善を行います。 教育内容、教育方法、評価については以下のように定めます。【博士後期課程】1) 教育内容⑴ 物理学分野における専門的な深い知識を身につけるための教育課程を体系的に配置します。⑵ 物理学分野について、研究者として自立して優れた独創的研究・開発ができる能力を涵養する科目を配置します。⑶ 自然科学に関係する高度に専門的な業務に従事するに必要な卓越した能力と倫理観を涵養する科目を配置します。⑷ 博士(理学)の学位授与へ導くため、組織的な研究指導体制のもとで学位論文審査を行います。 2) 教育方法⑴ 1)に掲げた教育内容を、授業及び研究指導によって行います。⑵ 授業は、講義、演習、実験、若しくは課題発表のいずれかにより又はこれらの併用により実施します。⑶ 研究指導は研究のPDCAサイクル(plan-do-check-act cycle)を意識し、研究に関する議論、論文講読、輪講、理論計算又は実験、理論計算又は実験結果の解析及び考察、学会・論文等での研究成果発表、博士論文作成等により実施します。学年末に評価します。⑵ 博士論文の審査及び最終試験は、本専攻の定める審査基準に基づく方法により行い、その結果に基づき合否を判定します。 教育基本方針修了認定・学位授与の方針教育課程編成・実施の方針―112―物理学専攻(博士後期課程)
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