甲南大学大学院2025年履修要項
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人文科学研究科 修程士課[教育研究上の特徴・目的] 本専攻には日本古典文学、日本近現代文学(比較文学を含む)、日本語学、日本語教育学という多岐にわたる研究領域がふくまれている。日本文学分野では、上代・中古・中世・近現代文学の研究や外国の文学・思想との比較研究を行う。日本語学分野では、現代日本語の文法研究や類義表現等の意味・用法の研究、日本語教育に関連した実践的理論的研究を行う。本専攻の特徴は、これら多様な領域からのアプローチによって、日本語と日本文学を総合的に研究していくことにある。2)教育方法⑴ 修士課程の教育は、1)に掲げた教育内容を、授業及び研究指導によって行います。⑵ 授業は、講義及び演習により実施します。⑶ 研究指導は、日本語学演習、日本文学演習により1年次から継続して実施します。3)評価⑴ 単位の認定については、大学院学則第9条に基づき、筆記試験、口述試験、報告等及び各科目のシラバスに定める方法によって学期末又は  甲南大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻修士課程では、日本語学、日本語教育学、日本古典文学、日本近現代文学の各研究領域に関し、文献調査と資料分析についての基礎的な研究方法を修得し、日本語・日本文学の分野における研究能力を養うとともに、高度の専門性が求められる職業において必要とされる卓越した能力を培います。また、組織的な研究指導体制のもとで、広い視野に立った学識と高い倫理観を身につけた学生を育てるべく、建学の精神を生かした人物重視の教育を行い、修士(文学)の学位授与に導きます。 甲南大学大学院は、大学院学則第1条に定める、甲南大学の教育精神に基づいて育成された一般的及び専門的教養を基盤として、学術の理論と応用を教授研究し、その深奥をきわめ、又は高度の専門性が求められる職業を担うための深い学識及び卓越した能力を培い、人類文化の向上発展と社会福祉の増進に貢献することを目的としています。  人文科学研究科日本語日本文学専攻においては、本研究科及び本専攻の教育基本方針のもと、下記の能力・資質を身につけ、社会及び学術の発展・向上に寄与できる人材の育成を教育目標とします。課程の修了にあたっては、本研究科の定める期間在学し、本専攻が定める修了必要単位を取得のうえ、論文等の審査及び最終試験に合格した者に修士(文学)の学位を授与します。【修士課程】⑴ 日本語・日本文学研究の包括的な理論と精緻な文献・資料の分析に基づく研究によって、高度専門職業人として必要な研究能力を有しています。⑵  高度専門職業人として日本語・日本文学研究の発展に貢献する能力を持ち、高い倫理観を備えています。 人文科学研究科日本語日本文学専攻では、学位授与の方針に掲げる能力・資質等を修得させるために、必要とする科目を体系的に編成し、講義、演習を適切に実施します。また、学位論文等の作成に対する指導を行います。加えて、修了認定・学位授与の方針と各科目の関係性及び到達目標を示すカリキュラムマップ、カリキュラムの体系性・系統性を示すカリキュラムツリーを提示し、カリキュラムの構造をわかりやすく明示します。カリキュラムは、到達目標に定める学生の知識・能力の修得状況を検証することにより、組織的かつ定期的に見直し・改善を行います。 教育内容、教育方法、評価については以下のように定めます。【修士課程】1)教育内容⑴ 日本語学、日本語教育学、日本古典文学、日本近現代文学の各研究領域に関する高度専門職業人として必要な研究能力を習得するため、組織的な研究指導体制のもとで、専門的知識 ・技能を習得する教育課程を編成し、実施します。⑵ 「日本文学演習」や「日本語学演習」において、広い視野に立った学識と高い倫理観を身につけた学生を育てるべく、人物重視の教育を行います。学年末に評価します。⑵ 修士論文及び修士論文に代わる研究成果物の審査並びに最終試験は、本専攻の定める審査基準に基づく方法により行い、その結果に基づき合否を判定します。教育基本方針修了認定・学位授与の方針教育課程編成・実施の方針―21―日本語日本文学専攻(修士課程)

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