甲南大学大学院2025年履修要項
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1.開講科目ごとに、それぞれの初回の授業に出席して指導を受けること。 なお、履修登録に際しては4月初旬開催の応用社会学専攻のオリエンテーションに参加するとともに、研究指導教員とよく相談すること。2.「社会と文化」を選択する学生は必修A(「応用社会学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ」)を、「歴史と地理・民俗」を選択する学生は必修B(「総合演習Ⅰ・Ⅱ」)を履修すること(必修AとBは重複履修できない)。  なお、「総合演習Ⅰ・Ⅱ」は、同一年度に同時に履修はできない。3.関連基礎科目の履修について⑴ 関連基礎科目は、必要に応じて履修するものとし、4単位を上限として選択必修に充てることができる。⑵ 研究指導教員が適当と認めた場合、以下の科目を関連科目として履修することができる。⒜ 「応用社会学基礎研究Ⅰ・Ⅱ」は、文学部社会学科専門科目のうち、「社会調査法」、「計量社会学」、「社会統計学」、「フィールドワーク研究」から選択履修すること。⒝ 「史学地理学民俗学基礎研究Ⅰ・Ⅱ」は、文学部歴史文化学科専門科目のうち、「日本史研究Ⅰ・Ⅱ」、「西洋史研究Ⅰ・Ⅱ」、「アジア史研究Ⅰ・Ⅱ」、「人文地理」、「地誌Ⅰ」、「民俗文化研究」から選択履修すること。⑶ 関連基礎科目の評価は、学部の評価基準に加えて、リサーチペーパーなどの提出も求めたうえで、修士課程の専門科目と同様の基準で行われる。4.本研究科他専攻の開講科目(専門科目に限る。)は、当該科目の履修につき担当教員の了承を得なければならない。5.本専攻の学生は、社会科学研究科の科目(当該専攻の履修生のいる科目)の履修および単位の認定を認められる。ただし、経営学専攻については6時限に開講される基本科目および応用科目以外の履修を認める。  なお、社会科学研究科の科目の単位は修了に必要な単位数に加えることはできない。また、履修科目は8単位を超えることはできない。6.本専攻においては、専攻の履修生がいる科目に限り社会科学研究科学生の履修を認め、かつ単位の認定をする。  この場合、当該科目の履修につき担当教員の了承を得なければならない。 日本社会学会を中心に関連学会が参加する「一般社団法人 社会調査協会」による、学部レベルの「社会調査士資格」制度があり、また、大学院修士課程修了レベルを想定し、より高度な専門知識・技能、相応の応用力と倫理観を身に付けることを要求した「専門社会調査士資格」制度がある。 この専門社会調査士資格では、倫理観はいうまでもなく、社会調査の企画設計から報告書の作成にいたる高度の実践的能力を身に付けていることが要求される。本学大学院人文科学研究科応用社会学専攻でも、「社会調査士資格」と連動して、「専門社会調査士資格」のための「科目認定」を受けている。この資格要件は次のとおりである。  資格要件(専門社会調査士)     1)社会調査士資格を有すること     2)標準カリキュラムH~Jに対応した科目単位を取得すること     3)社会調査結果を用いた研究論文を執筆すること(修士論文を含む) なお、2)の標準カリキュラムは以下のような内容である。  H.調査企画・設計に関する演習(実習)科目(90分×15週)  I.多変量解析に関する演習(実習)科目(90分×15週)  J.質的調査法に関する演習(実習)科目(90分×15週) 実際の「資格認定」のための手続きや検定料などの詳細は、「社会調査協会」のホームページ(https://jasr.or.jp/)を参照すること。 この資格を取得するために、本専攻で履修が求められている科目群は次のとおりである。 Ⅰ.履修についてⅡ.専門社会調査士資格について―44―

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