人文科学研究科修程士課Ⅲ.修士論文、修士論文に代わる研究成果物および修士論文に代わる研究報告について 【修士論文および、修士論文に代わる研究成果物審査基準】科学専攻に在籍するものには、本学文学部人間科学科に開設されている「博物館学芸員養成課程」を履修することが認められている。 なお、学部における既修科目の状況によっては資格獲得のために3年以上を要する場合がある。詳しくは「博物館学芸員養成課程」担当教員によるオリエンテーションを受けること。 【注意事項】1)文部科学省令で定められた学芸員資格に必要な科目のうち、未修得のものを、文学部の授業を履修して補うことになる。必要な科目は学部『履修要項』を参照のこと。2)学芸員資格取得に必要な省令科目のうち、既修の科目については、出身大学(単位を取得した大学)で成績証明を得る必要がある。その際、当該科目が出身大学で学芸員課程の科目として開設されている必要がある。3)出身大学が学芸員課程を開設していない場合は、必要な全科目を本学で履修して取得することになる。4)館園実習(博物館実習Ⅲ)を履修するためには、実習を実施する学期までに実習以外の必要科目を取得していること、もしくは取得見込みであることが必要である。5)実習のためのガイダンス・予備登録などは、文学部で実施するものに参加して必要な手続きを取ること。ガイダンスは実習の前年度にある。6)本学文学部人間科学科の卒業生が必要な単位を取得した場合は、「博物館学芸員資格単位取得証明書」が与えられる。学部卒業生と同じ証明書となる。 それ以外の者については、「博物館学芸員資格に関する単位の取得証明書」が与えられる。学芸員資格の取得を証明する場合は「博物館学芸員資格に関する単位の取得証明書」と、出身大学の発行する単位取得証明書を合わせて使用する。7)履修科目については、ガイダンスに出席のうえ、担当教員に相談すること。 以下の審査項目について、修士論文等ならびに口頭試問の結果に基づいて、主査1名と副査2名による総合評価を行い、学位論文等の合否を判定する。1.研究テーマは新規性、進歩性、独創性、有用性のいずれかを有していること。2.十分な文献や研究動向の調査を行い、先行研究に対する適切な評価を行うとともに、自身の研究の意義や重要度と、他研究との関連性や相違を明確に示していること。3.研究テーマに即した量的あるいは質的データや資料を駆使し、当該分野における適切な研究方法を用いていること。4.分析に用いた手法が適切であること。また、その結果から導かれる考察が、研究結果に即したものであること。5.論文等の体裁(表紙、要旨、目次、章立て、結論、参考文献、資料など)が整っていること。6.倫理的配慮のもとに研究や実践を行っていること。 ◦修士論文に代わる研究成果物についてのガイドライン「文献・資料の翻訳、訳注、解題」「研究ノート」「フィールドワークの報告」「展覧会・ワークショップ企画実践」「実験プログラムの開発」など(具体的内容および分量などについては指導教員に確認のこと)。 【修士論文に代わる研究報告審査基準(リカレントコースのみ)】 以下の審査項目について、研究報告ならびに口述試験の結果に基づいて、主査1名と副査1名による総合評価を行い、60点以上(100点満点)を取得した者を合格とする。1.研究テーマが、専攻する分野において妥当かつ適切であること。2.先行研究のリサーチを十分に行い、研究動向を理解できていること。3.論述(考察)の手続きが妥当であること。―57―
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