自然科学研究科修程士課1.「物理学研究演習ⅠおよびⅡ」は、それぞれ1年次および2年次で履修することを標準とする。2.「物理学特別研究」は、修士論文の基礎となるものであり、2年間の履修に対して12単位とすることを標準とする。ただし、1年以上在学し、特に優れた業績をあげて修士課程を修了する者については、在学期間が2年に満たなくても12単位を認めることがある。また、履修不充分の場合は履修期間を延長して単位を与えることがある。3.選択必修科目は一部の科目を除き隔年に開講されるので注意すること。 博物館学芸員は、博物館で資料の収集、保管、調査研究そして展示等に携わる専門職である。ここでの博物館とは、美術館、環境系自然博物館、水族園、植物園、郷土館、記念館など広く含んでいる。これらの博物館は社会教育・生涯学習のための施設であるため、学芸員は研究者と教育者という二つの性格を持っている。 学芸員資格は、学士の称号を有し、法令によって定められた単位を修得することによって得ることができる。物理学専攻に在籍するものには、本学理工学部物理学科に開設されている「博物館学芸員養成課程」を履修することが認められている。 なお、学部における既修科目の状況によっては資格獲得のために3年以上を要する場合がある。詳しくは「博物館学芸員養成課程」担当教員によるオリエンテーションを受けること。 【注意事項】1)文部科学省令で定められた学芸員資格に必要な科目のうち、未修得のものを、理工学部の授業を履修して補うことになる。必要な科目は学部『履修要項』を参照のこと。2)学芸員資格取得に必要な省令科目のうち、既修の科目については、出身大学(単位を取得した大学)で成績証明を得る必要がある。その際、当該科目が出身大学で学芸員課程の科目として開設されている必要がある。3)出身大学が学芸員課程を開設していない場合は、必要な全科目を本学で履修して取得することになる。4)館園実習(博物館実習Ⅲ)を履修するためには、実習を実施する学期までに実習以外の必要科目を取得していること、もしくは取得見込みであることが必要である。5)実習のためのガイダンス・予備登録などは、理工学部で実施するものに参加して必要な手続きを取ること。ガイダンスは実習の前年度にある。6)本学理工学部物理学科の卒業生が必要な単位を取得した場合は、「博物館学芸員資格単位取得証明書」が与えられる。学部卒業生と同じ証明書となる。 それ以外の者については、「博物館学芸員資格に関する単位の取得証明書」が与えられる。学芸員資格の取得を証明する場合は「博物館学芸員資格に関する単位の取得証明書」と、出身大学の発行する単位取得証明書を合わせて使用する。7)履修可能な単位数については、研究指導教員と相談のうえ、決定すること。 研究指導は、研究分野ごとに行われる。物理学専攻の各分野における研究内容の概要は『履修ガイドブック』を参照すること。各分野では原則として2年間で教育目的を達成すべく研究指導計画が作成されており、この計画に沿って研究指導教員および学科目担当教授による研究指導が行われる。課程を修了しようとする大学院生は、物理学専攻主催の発表会でその研究内容と結果を発表し、修士学位論文として提出し、研究指導教員および授業担当教員による審査を受けなければならない。Ⅰ.履修についてⅡ.博物館学芸員資格についてⅢ.研究指導(方法・内容・計画)―89―
元のページ ../index.html#93