2013年「爪と目」で芥川賞を受賞した藤野可織さんの小説の世界は、他のどの作家の文学とも違っています。どんなに恐ろしく、ありえないことが起こっても、それが静かな日常と美しくつながっているのです。怖さと美しさが一つに重なる現実とはいったい何なのでしょうか。このイベントでは、藤野可織さんへのインタビューや会場の皆さんとの質疑応答を通して藤野作品を深掘りし、その魅力や可能性を探っていきます。
藤野可織(ふじの・かおり)
1980年京都府生まれ。2006年「いやしい鳥」で文學界新人賞を受賞しデビュー。2013年「爪と目」で第149回芥川龍之介賞、2014年『おはなしして子ちゃん』で第2回フラウ文芸大賞を受賞。他の著作に『ファイナルガール』『ドレス』『私は幽霊を見ない』『ピエタとトランジ』『来世の記憶』『青木きららのちょっとした冒険』などがある。
2024年11月22日(金)
18:00開演 20:00終了予定
場所:甲南大学iCommons 地階 iStage
本イベントは終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。
2024年3月31日まで、アーカイブ配信を行います。
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■甲南大学学生限定■
プレ企画「爪と目」を読む
藤野さんの作品世界について知り、理解を深めておくためのプレ企画をおこないます。
参加希望者は、共通テキストとして藤野さんの芥川賞受賞小説「爪と目」を読んだうえで集まり、学生同士、また教員チームとともに、感想や意見を交換しあいます。また、公開インタビュー時に質問する内容も、このプレ企画の中で募集します。
藤野作品を読み尽くしている人も、あまり文学を読んだことのない人も、ぜひ奮って参加してください。
日時:2024年11月8日(金)13:00〜14:30 <終了しました>
場所:甲南大学 2-41教室
※プレ企画に申し込みされた学生から、ディスカッションしたいテーマ、藤野さんへの質問、藤野さんに朗読して欲しい文章を募集します。登録されたメール宛に、後日案内を送ります。
※参加に向けて『爪と目』を購入される方のために、一人500円分の図書カードを用意しています。
(すでに購入済みのものでもかまいません。)プレ企画当日の際に図書をお持ちください。
※このプレ企画は、文学部英語英米文学科「岩井ゼミ」および人文科学研究科開講科目「日本文学研究」との共同により開催されるものです。
主催:甲南大学文学部チーム「文学、あります」&甲南大学図書館