2021/02/17

1月30日にオンライン公開講座を開催しました！

ネットワークキャンパス東京（NC東京）では、2021年1月30日（土）に、オンライン開催公開講座　研究者とオンラインで話そう！＜「江戸寛政期「堀田正敦」の才覚を解き明かす＞を開催しました。これまでNC東京にお越しいただき、リアルで講義を行ってきましたが、東京のコロナ禍の状況では、対面受講は難しくZOOM形式となりました。

今回は、研究者とオンランイで話そう！　という新しい企画で、本学文学部歴史文化学科の東谷　智教授、常磐大学人間科学部の平野　哲也教授のお二人に講演をいただきました。少人数でゼミ雰囲気を味わっていただきたいと考え、15名限定としました。

東谷先生は、堀田正敦の多彩な情報収集力とその背景にある人的ネットワークを紐解き、平野先生は、正敦の堀田家佐野藩再興と陣屋設立について語られました。両先生とも、堀田正敦に大いに魅せられた研究者仲間です。新しい知見を盛り込んだ講義を展開されました。ZOOM配信は、受講者が貴重な資料・画像を手元で細かく見ることができるプラスの効果を発見できました。

対談は和やかに進みました。活発な質疑が行われ、「なぜ堀田家の分家（１万石）の家に、６２万石の伊達家当主の子が養子として入ったのか。伊達家内部の事情、そこへの堀田本家の関わりなど、この問題を紐解いていく過程が面白いと思いました。」、「地元では、江戸時代、佐野には「城」はなく、陣屋が堀田佐野藩にあったと言われています。しかし、公開講座を聞くと江戸時代は「単なる陣屋」とは異なる認識があったことが新鮮でした。」などの感想が寄せられました。

（文責・公開講座担当）

講演写真　

左側：甲南大学教授　東谷　智先生　右側：常磐大学教授　平野哲也先生