PIXEL STORIES
学生ストーリー
山田 和樹さん
大学院 自然科学研究科 知能情報学専攻 修士課程1年次(2026年度取材時)
2026年3月 知能情報学部 知能情報学科 卒業
兵庫県立青雲高等学校 出身
彩り教育で山田さんが成長した
5つのSTEP
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STEP 01
誘われて「なんとなく」競技
プログラミングを始める。 -
STEP 02
競技プログラミングに夢中
になり、実力も急速にUP! -
STEP 03
チームの仲間と、アジア地区
大会に2年連続進出! -
STEP 04
昔は不登校だったが、仲間と
の交流を楽しく思うように。 -
STEP 05
「人に喜ばれる仕事」を
志して、大学院に進学。
競技プログラミングとの出会いが、
私にとっての大きな転換点となった。
中学の時に不登校になり、高校は通信制に。当時は家でパソコンに触れる時間が多く、そんななかでコンピューターに興味を持ち、「コンピューターの学部に入れば面白いかも」と考えたのが、甲南大学の知能情報学部に進学した理由です。入学後、授業の課題でゲームを作り、本格的なプログラミングはその時が初めてでしたが、優秀作品に選ばれ、「自分には適性があるのかな」と感じました。
2年次を迎えた頃、2人の同級生に声をかけられました。2人は、知能情報学部の「次世代デジタル人材育成プロジェクト」の「競技プログラミングチャレンジ」のメンバー。競技プログラミングとは、プログラミングの正確さや速度を競う、コンテスト形式の競技です。「一緒にやってみないか?」。誘ってもらって、正直、最初はそれほど乗り気ではなかったのですが、プログラミングには興味を感じていたので、「なんとなく」参加してみることにしました。
「競技プログラミングチャレンジ」のメンバーは30人ほどで、活動内容は、先生の指導による勉強会で実力を高めつつ、毎週土曜に企業主催のオンラインコンテストに出場し、自分たちの成長を確かめる、といったもの。やはり僕はプログラミングへの適性が高かったようで、参加し始めてすぐに、誘ってくれた2人と一緒に問題に挑戦できるくらいの実力に達しました。さらに言語や典型的な解き方など、知識を身につければつけるほど、どんどん問題が解けて、自分の成長がわかりやすく実感できるのが、思いのほか楽しかったです。
初めて実感できた、人と関わる楽しさ。
将来も「誰かに喜んでもらえる仕事」を。
3人1組で競う「ICPC(国際大学対抗プログラミングコンテスト)」にも挑戦。誘ってくれた2人とチームを組んで、2024年と2025年に国内予選を突破し、横浜でのアジア地区大会に2年連続進出という快挙を成し遂げました。毎週のコンテストで重ねた経験値とそのなかで磨いた判断力、そして「よく使うコードは事前に高速に動作するものを用意しておく」「プログラムの補助ツールを自作しておく」といった周到な準備が、この成果に結びついたと思います。
この活動を通じて、プログラミングの技術や自信を得ただけでなく、「人との繋がり」が築けたのは大きかったです。先輩に誘われて食事に行くなど、年次を超えたメンバー同士の交流は、それまでほとんど人付き合いのなかった私には「大学生っぽいな」「これが青春か」といった新鮮な感覚でした。後輩たちにICPCアジア地区大会での体験を話したり、勉強会で自作ツールの紹介をしたりと「アウトプット」の機会も増え、コミュニケーション面ですごく成長できたと感じます。
現在は大学院で「エッジコンピューティング」という分野の研究に取り組んでいます。将来は、何かを作る仕事に就きたいですね。競技プログラミングでは自分が楽をするためのツールを事前に作るのが楽しかった。同じように、私の作ったもので楽ができて喜んでくれる人がいれば、それは私にとっての喜びにもなりますよ。
成長につながる甲南の彩り教育
KONAN次世代デジタル
人材育成プロジェクト
プログラミングやVRの技術、AI関連資格など、
課外での学びの機会を意欲ある学生に提供。
正規のカリキュラムにとどまらず、さらに学びや成長の機会を求める意欲的な学生たちに向けた、知能情報学部独自の取り組みです。競技プログラミングチャレンジ、VRコンテンツ作成、G検定勉強会など、複数のサブプロジェクトを展開し、教員のサポートのもと、学生たちが主体となって楽しみながら実践的な知識や技術を磨く活動を、それぞれ繰り広げています。
教員・職員インタビュー
知能情報学部 教授
鎌田 十三郎
自分に何ができるか、試してみませんか。
チャレンジできる環境が、ここにあります。
「プログラミングを極めたい」「VRコンテンツを作ってみたい」といった学生たちの意欲を受けとめ、引き上げる場が「KONAN次世代デジタル人材育成プロジェクト」です。一人では難しい挑戦でも、このプロジェクトに参加すれば、同好の士にも出会え、教員のサポートも受けられます。私は競技プログラミングの指導を担当していますが、山田さんのチームの成長ぶりには驚きました。早期から基本を修得し、少しのアドバイスで応用力もどんどん高めていって…。彼らに刺激を受け、「挑戦したい」という学生がさらに増えることを期待しています。何もしないでいると、何ができるかもわからないまま、学生時代が終わってしまいますよ!