この度、甲南大学人間科学研究所では、学校適応に関する公開研究会を下記の通り開催いたします。 今回は北海道教育大学の水野君平先生をお招きして，研究知見をご紹介いただきます。

　

日　時：2023年11月23日（木）13：00～15：00

場　所：Zoomにて開催

入場料：無料

事前申し込み：参加希望の方は，kihs@konan-u.ac.jpまでご連絡ください。折り返し，Zoomの設定をお送りいたします。

　

講師： 水野君平（北海道教育大学旭川校　准教授 ）

内容「学校適応に対する心理学研究」

現在，不登校児童生徒数やいじめ認知件数が年々増加しており，これらの生徒指導領域の課題は日本の社会的課題でもあり，課題解決が急務となっています。これらの問題解決に対するアプローチの1つとして，生徒の学校適応に至るメカニズムを解明することも重要となっています。学校適応を明らかにするためには児童生徒を対象とした実証的研究が欠かせませんが，学校に通う児童生徒を対象とした研究は地域の学校からの調査協力が不可欠です。本研究会では，講演者がこれまでに行ってきた「スクールカースト」など学校適応に関する調査研究を振り返りながら，その研究知見や学校との関わりについて紹介します。 そして，紹介した研究成果を含めたこれからの学校適応に対する研究、地域の学校との協同などについて議論できれば幸いです 。

　

講師プロフィール

　水野　君平（ Kumpei MIZUNO）

　 北海道教育大学旭川校　准教授。公認心理師。2019年に北海道大学大学院教育学院で博士号を取得した後，北海道大学環境科学健康研究教育センター　学術研究員，De Montfort University Academic visitorを経て，2020年より現職。専門はいじめや学校適応といった小～高校生の生徒指導領域に関する質問紙調査を用いた心理学的研究。主著に「あなたの経験とつながる教育心理学」（共著；ミネルヴァ書房）など。

　

お問い合わせ先：甲南大学人間科学研究所 kihs@konan-u.ac.jp

　　　　　　　　 078‐569‐0217