みんなで いろんなことを考えよう!
「たのしいってどういうこと?」
「友だちは多いほうがいい?」
「人助けのためでもうそをついてはいけない?」
「戦争はどうして起こるの?」
進行役の先生:川﨑惣一先生(宮城教育大学教授)
会を準備する先生:川口茂雄先生(甲南大学准教授)
内 容:今年の夏休みにNHK Eテレで番組「Q こどものための哲学」が放送されるなど、いま「子どもの哲学」が注目されています。英語の「philosophy for children」を略して「p4c」(ぴーふぉーしー)とも呼ばれます。ここ十年ほどで、大人を対象とした「哲学カフェ」が日本でもさかんにおこなわれるようになってきました。「子どもの哲学」は、その子ども版です。それと同時に、小学校の授業で「てつがく」を取り入れる例もはじまってきています。
発達心理学では、小学校高学年ごろは、抽象的な思考が発達する時期であると言われます。社会性や、数学的思考などが形成されるということですが、これはつまり、他者の視点、いまの自分とは別の視点からものごとを考えられるようになる、ということです。これからの時代は大学の入学試験などでも、ディスカッションをして意見を述べたり聞いたりすることを重視する方向にむかっています。
安心して、遠慮したり恥ずかしがったりせずに自分の意見を言える場所、そして同じように他の人の意見に耳をかたむけることが自然とできる場所、そうした場をもうけることで、子どもの自由な思考がよりのびのびと活動をはじめるきっかけになるよう、この10月、甲南大学人間科学研究所では初めて「子どもの哲学」を開催します。
神戸市や近隣の小学生の方々がお越しになるのを、お待ちしています。予約不要・参加自由です。
備考:会の終了後、「子どもの哲学」実践についての川﨑先生によるレクチャーがあります(16時15分~17時00分)。研究者・教員、大学生・大学院生など、哲学対話にご関心のある方々の「子どもの哲学」ご見学、レクチャーご来聴を、お待ち申し上げております。
お問い合わせはkihs@konan-u.ac.jpまで。