ロボット開発を通して学ぶ,ロボット技術を使って学ぶ

Campus counter

Campus counterは、もともと歩行者カウンタとして、歩道や駅構内など、並んで歩く人が多い場所での通行人を、方向別にカウントすることを目的に開発したものですが、今回、オープンキャンパス用来場者カウンタとして、表示や音声メッセージを準備しました。基本的に無人で作動します。

センサーの動作を見てみましょう。

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レーザー距離センサーを2つ用いています。このセンサーは、クラス1のレーザーを発して、何かに当たったところまでの距離を、0.25度ずつの角度間隔で計測することができます。
これを、「センサー」の写真のように、縦方向にスキャンすると、レーザーの壁(赤外線レーザーなので見えません)が2枚できます。

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センサーは平行に取り付け、その間隔は20cmにしています。そうすると、人が通過したとき、それまでの距離(遠方の路面などへの距離)とは大きく違う値が現れます。これは人の体の側面であり、写真のように検知されます。人が移動すると、2つのセンサーの間で人の影が移動し、これを見ることにより、人の検知及び移動方向を判定することができます。

「カウンタの画面」を説明していきましょう。

counter

左の表は、1時間ごとに、方向別に通過した人の数を表示しています。黄色が、大学の中に向かった人、マゼンタ色は、大学から外に向かった人の数です。この画面は実験室で実験中のデータですが、オープンキャンパスでは、最初ほとんど入場、午後は退場者の数が多くなるでしょう。是非、当日この画面を見て確認してください。中央下付近の小さな画面2つは、センサーの検知した陰(下の図)と、最終的に判定した人の向き(色で区別)と位置(左がセンサーの位置、右に行くにつれて道の遠方になります。下にある線が1m毎の位置を示します)を、T (tall)とs (short)で表示します。今回は、170cmを境目にしています。右の縦長の画面は、今通過した人の身長を表示しています。3秒で消えます。路面が傾いているので、かなりの誤差があると思いますが、それは勘弁してください。真ん中の大きなウィンドウはメッセージで、時々画面が変わります。また、音に注目してください。通過した人の数に応じて、500人目、1000人目など区切りの人数に当たった人には、おめでとうメッセージが発せられます。

それ以外にも、隠し機能があるかも!

オープンキャンパスを盛り上げるための仕組みの1つとして今後定着すればよいと考えています。

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