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2025.11.28

授業・イベント

海外経験豊かなゲストスピーカーをお迎えし、パネルディスカッションを実施しました!

海外経験豊かなゲストスピーカーをお迎えし、パネルディスカッションを実施しました!

 

  2025年11月19日(水)、Global Connecting Passageにおいて、パネルディスカッション「Crossing Borders, Creating Change 国境を越えて、変化を生み出すキャリア」を実施しました。本企画は、甲南大学KONANプレミア・プロジェクトの一環である「STAGEグローカル人材育成支援プロジェクト」として、国際社会貢献センター(ABIC)より3名のゲストスピーカーをお招きしたものです。

 ABICは、商社勤務経験をはじめ、海外での豊富な実務経験を有する人材が登録するNPO法人です。実務経験豊かな方々から具体的な事例を伺うことで、グローバル社会で活躍する人材に求められる資質やキャリア形成のあり方、特に異文化理解・交渉力・現場対応力といった実践的能力について学ぶ、学生にとって将来像を考える貴重な機会となりました。なお、本企画はSTAGE生に限らず広く開かれ、多くの他学部生や教職員が参加され、終始活気にあふれる雰囲気の中、無事に終了しました。

 企画の前半では、ゲストスピーカーの方々から示唆に富んだお話を伺いました。最初に登壇されたのは、板倉直人氏です。同志社大学商学部卒業後、丸紅株式会社に入社。紙パルプ部門の専門家として、米国アトランタで広葉樹チップソース開発に従事されました。また、オーストラリア・パースではユーカリ植林・木材チップ輸出会社WAPRES社社長を務められ、インドネシアでは総代表・現地法人社長などを歴任されました。信条は「Try it, you can do it!」。責任ある立場を数多く経験された板倉氏からのお言葉は、学生に強く響き多くの感想が寄せられました。

 次に登壇されたのは、砂山豊宏氏です。一橋大学商学部卒業後、伊藤忠商事株式会社に入社し、繊維・アパレル分野で活躍。イタリア・ミラノに赴任したのち、中国・香港・シンガポールに計16年半駐在されました。イタリアでは英語が通じない環境下でイタリア語を3か月で習得し、取引先の信頼を獲得。香港では現地法人社長を務められ、隙間時間を有効に活用して中国語も短期間で習得されたそうです。また、現場を大切にし、趣味などを通じて多くの引き出しを作り、臨機応変に対応する力も磨いてこられました。ユーモアあふれる語り口で、会場は大いに盛り上がりました。

 最後に登壇されたのは、弁護士の岡井加女代氏です。大阪外国語大学(現大阪大学)卒業後、一般企業勤務を経て同志社大学法科大学院に進学し、弁護士資格を取得。オーストラリア・シドニー大学や米国ロースクールへの留学経験を持ち、ニューヨーク州弁護士資格も取得されています。学生には「何をするのか、何をしたいのか、それが社会に役立つかを考えることが大切」と強調されました。また、リベラルアーツの知識、特に歴史や法律の理解、世界の政治・経済への注視、信頼できる情報源の活用、英語に加えた語学力の習得などを通して、国内外を問わずグローバルに活躍するための視点も示されました。

 企画の後半では、STAGEの担当教員である伊庭緑教授を司会にパネルディスカッションが行われ、学生から多くの質問が飛び交いました。「将来何をすべきか決められない」といった学生の声に対し、3名のゲストスピーカーからは共通して「今すぐ決める必要はない。自分の好きなことに打ち込めばよい」とご助言がありました。また、人の話をよく聞くことや自分の意見を適切に述べることの大切さについてもお示しいただきました。三者三様の体験談を通じて、柔軟に物事に対応する姿勢の重要性が改めて浮き彫りになりました。

 本企画は、2度の留学を経験するSTAGE生にとって、キャリア形成やグローバル人材に必要な資質を考える上で有意義な機会となりました。参加者は多様なキャリアの歩みから学びを得るとともに、自らの将来を柔軟に描くための示唆を得ることができました。STAGEでは今後も、こうした取り組みを継続・発展させ、学生が自らの可能性を広げる場を提供していきます。

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