部員ゼロからの挑戦-グリークラブ・歌舞伎文楽研究部-

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2022.6.20
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現在、甲南大学には体育会・文化会合わせて約80の部活動団体があります。各団体の規模はそれぞれ異なり、部員数もさまざまですが、部員ゼロの状態の部活に入部し、自分の力でその活動を盛り上げようと奮闘している学生がいます。それが文化会歌舞伎文楽研究部の成田亮平さん(文学部日本語日本文学科・3年)と、文化会グリークラブの内藤雄基さん(文学部社会学科・2年)です。
2022年3月に発行されたKONAN TODAY61号にて、このお二人をご紹介いたしましたが、新年度を迎え、新入部員が入ったとの情報が!そこで今回は再びお二方にインタビュー!加えて今回は、新入部員にもお話しを伺い、入部した理由や実際に入ってみた感想などをお聞きしました!

 

 

KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
皆さん、本日はよろしくお願いします!
まずはじめに、両部長の成田さんと内藤さんにお伺いしたいのですが、お二人は以前から面識があったのですか?
はい、ありました。僕が1年のとき、秋の新歓で新入部員を募集している時に声を掛けてもらいました。
内藤さん
内藤さん
KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
そうだったんですか。成田さん、どうして違う部活の内藤さんに声を掛けたのですか?
僕が一人で部活を始めたときにマンドリン・ギタークラブの部長さんが「一人で大丈夫か?」と心配して連絡をくれたことがあって。それがとっても嬉しく、有難かったので、僕も自然と内藤くんに声を掛けていましたね。
成田さん
成田さん
KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
一人で活動することの難しさ、大変さが分かるからこその助け合いですね。内藤さん、声を掛けてもらってどうでしたか?
成田さんが「困ったことがあったら何でも聞いて」と優しく接してくれて本当に心強かったです。実際にたくさんのことを教えてもらっています。
内藤さん
内藤さん
KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
部活の壁を越えての先輩後輩の関係性、本当に素晴らしいです!
新入生が入部するまでの間、一人で活動するのは相当大変じゃなかったですか?
僕が一人で活動したのは約一年間ですが、あまり一人で頑張ったという感覚は無いですね。というのも、いつも他の部活の人が気にかけてくれましたし、舞台でも他の部活の先輩や友だちが手伝ってくれたので本当に楽しかったです。それに日頃の練習では師匠が稽古をつけてくれています。
成田さん
成田さん
僕は一人の期間は半年ほどでした。僕の場合は、ボイストレーナーさんや常任指揮者の方が付いてくれて、練習をしていました。それに大学への届け出などは今年の3月まで在学生にグリークラブのOBの方がいたのでいろいろと相談できました。ですので成田さんと同じく、周りの人に助けられて活動できたので、一人という感じはあまり無かったですね。
内藤さん
内藤さん
KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
成田さん、内藤さんともに、それぞれが一生懸命に頑張っていたからこそ、自然と人が集まってきたのでしょうね。

 

 

いろいろな人と関わりながら活動を続けたお二人。春の勧誘活動では、ビラ配りやブースでの個別説明、SNSなどを使って粘り強く宣伝を行いました。
そしてその甲斐あって、両部活ともに新入生が入部!ここからは新たに歌舞伎文楽研究部に入部した横田さんと、グリークラブに入部した岸根さんのインタビューです!

 

 

KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
ではまず横田さん、どうして歌舞伎をやろうと思ったのですか?
大学に入ったら珍しい部活に入りたいと思っていました。それで部活紹介のパンフレットを見ていた時に、歌舞伎文楽研究部が目に入って、これだ!と思い、自分から成田さんに声を掛けにいきました。
横田さん
横田さん
KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
自分から声を掛けてくれて、成田さんも嬉しかったでしょうね!
入部の決め手はどういったところでしたか?
歌舞伎に「外郎売」(ういろううり)という発声練習に使われたりする演目があるのですが、先輩の外郎売を見たときに「かっこいい!」と思って入部を決めました!早く自分もかっこよく外郎売やいろんな演目を演じられるようになりたいです!!
横田さん
横田さん
KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
しっかりとした目標をもっていてやる気が伝わってきますね!
最近の練習はどんなことをやっているのですか?
今は着物の畳み方や着付けを練習している段階です。でもこれがなかなか難しくって、、、師匠や成田先輩に教わっています。
早く実際の演目の練習に取り組めるよう、今はまず、着物の畳み方などの基本を日々学んでいます!
横田さん
横田さん
KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
何事もまずは基礎からということですね!
それでは続いて岸根さん、入部のきっかけを教えていただけますか?
私は吹奏楽を6年間やっていたので大学に入っても音楽を続けたいと思っていました。受験勉強が終わったあとに地域の合唱の定期演奏会に行く機会があったのですが、そこで感動して「大学に入ったら合唱をやろう!」と決めました。私も横田さんと同じく自分からグリークラブめがけて声を掛けにいきました。
岸根さん
岸根さん
KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
その時の内藤さんの喜ぶ顔が目に浮かびますね!
グリークラブは最近の練習はどのようにしているのですか?
新入部員が4人入ったので、部長の内藤先輩を含めて5人になりました。普段はボイストレーナーさんと常任指揮者さんのご指導のもと、基礎から実際の曲まで幅広く練習しています。私は暫定ではありますが、ソプラノを担当しています!
岸根さん
岸根さん
KONAN-PLANET 記者
KONAN-PLANET 記者
定期演奏会で「感動した。」と仰っていましたが、実際にやってみてどうですか?
ハモる瞬間があるのですが鳥肌が立つくらい楽しいです!まさに期待通りですね!
岸根さん
岸根さん

 

お話しを聞いていると横田さん、岸根さんともにその充実具合が伝わってきました。それぞれの部長さんについても、優しく頼りがいのある先輩だとのこと。

後日実際に練習にお邪魔して、普段の練習風景を撮影させていただきました!

 

 

<歌舞伎文楽研究部 練習風景>

練習にお邪魔して印象的だったのは、成田さんが先輩として横田さんに指導を行っていたことです。横田さんが頑張りたいと言っていた「外郎売」のセリフを、成田さんはしっかりとマスターしていました。

 

<グリークラブ 練習風景>

内藤さん1人のときは、指導者の方がいないとなかなか練習にならなかったようですが、部員が5人となり、パート別の練習や合唱ができるようになるなど、練習の幅が格段に広がったそうです!

 

歌舞伎文楽研究部は11月に行われる摂津祭(大学祭)での公演に向けて、グリークラブは9月に開催予定の創部70周年記念演奏会での披露という目標に向かって日々練習に励んでいるとのこと。
皆さんのこれからのご活躍を楽しみにしています!ありがとうございました!

 

成田さん、内藤さんが特集されているKONAN TODAY №61記事もぜひご覧ください!!

 

 

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