「KONAN未来サポーターズ募金」は、2022年度から始まった制度で、甲南学園（甲南大学、甲南高等学校・中学校）の教育・研究・社会連携活動をご支援していただくための募金制度です。この募金は、卒業生、在学生のご家族、地域の方々、企業・行政など幅広い方々からの継続的なご寄付を通じて、次世代人材の育成や地域貢献を目指しています。この募金でご支援いただいた活動の一部をご紹介いたします。

 

Contents

 

 

甲南大学 学生ボランティア団体「なんティア」のユニフォーム、のぼり旗を制作

 

甲南大学では地域連携の取り組みの一つとして、大学生のボランティア活動を促進・支援する社会連携機構 地域連携センター 学生コーディネーター「なんティア」を2021年度から展開しています。「なんティア」は、 自らボランティア活動を行うだけでなく、センターの教職員と協力し、学生と地域団体をつなぐ橋渡し役も担っています。

 

活発に活動する「なんティア」は、昨年度KONAN未来サポーターズ募金の支援を受けて「ユニフォーム」と「のぼり旗」を制作しました。これらは、ボランティア活動をさらに活性化したいという思いから始まりました。

 

スポーツベスト型のユニフォーム

 

ユニフォームを着用し里山保全活動に参加

 

作成したのぼり旗となんティアメンバー

 

メンバーが、他大学のボランティアセンターを視察に行った際、活動写真でユニフォームを着用している様子を見て、グループの一体感の醸成につながっていることを強く感じたといいます。さらに、振り返りの中で「イベント時にすぐに学生コーディネーターに声を掛けてもらえるような工夫が必要だ」という意見が出て、議論の結果、ユニフォーム制作が始まりました。

 

また、活動の一環として、ボランティア活動促進を目的とした情報発信イベントをキャンパス内で開催しています。開催時、より多くの学生に存在を知ってもらい、イベントへの参加を促すため、のぼり旗を制作することになりました。

 

「なんティア」はこれら以外にも多くの活動を行っており、活動報告書が発行されていますので是非ご覧ください。

 

 

 

 

２０２４年度 なんティア代表 森川遥菜さん

 

「KONAN未来サポーターズの皆さまのご支援をいただき、活動時のユニフォームやのぼり旗を制作しました。私たちの活動をご支援いただきまして、誠にありがとうございます。制作メンバーを中心とし、みんなでデザインを話し合い、完成した時に喜びあったことは、2024年度活動の成果とともに思い出にもなりました。これらのアイテムを通じて、これからもボランティア活動を知ってもらい、参加につなげられるよう活動していきます。」

 

 

 

甲南高等学校・中学校の小グランドに照明設備を導入

 

高等学校・中学校においても、サポーターズ募金は有意義に活用されています。

 

高中においては、二つのグラウンド「大グラウンド」と「小グラウンド」が存在し、大グラウンドには以前から照明設備が備えられていましたが、小グラウンドにはそういった設備がありませんでした。そのため、そこで練習を行っているホッケー部と中学野球部は日没が早い冬季期間、ボールを使った練習時間が極端に短くなってしまうことが長年の悩みでした。

 

そこでサポーターズ募金を活用させていただき、昨年12月に念願の照明設備を導入！
夜間でもグラウンド一面が明るくなり、競技練習時間が飛躍的に増えました！

 

 

高校ホッケー部主将 五百藏さん

 

「KONAN未来サポーターズの皆さま、このたびは照明設備を導入いただき、誠にありがとうございました！この照明設備は、中学野球部、ホッケー部双方にとって念願のものであり、競技力向上はもちろん、安全性の面においてもなくてはならないものになっています。ホッケー部は現在、高中合わせて30人で活動しており、照明のおかげで昨年の冬は例年よりも1日あたり1時間ほど長くボールを使った練習をすることができ、競技力の向上に努めることができました。これからも部活動に邁進し、高校、中学ともども全国大会出場など良い戦績をおさめて、 KONAN未来サポーターズの皆さまへ恩返しができるよう精一杯頑張っていきます！これからも応援をよろしくお願いいたします！」

 

 

 

 

 

甲南大学で優秀な学業成績を修めている貸与奨学金受給学生に対し、奨励金を支給

 

KONAN未来サポーターズ寄付金優秀者奨励金は、甲南大学で優秀な学業成績を修め、貸与奨学金を受給する卒業予定の学生に対して給付するもので、昨年度は 34名の学生に対し、奨励金を給付いたしました。

 

2024年 10月 23日には「KONAN 未来サポーターズ寄付金優秀者奨励金」授与式を岡本キャンパスで開催しました。出席した学生は、中井伊都⼦学⻑より通知書を受け取りました。受給者の代表謝辞では、募金してくださったサポーターの方々への感謝と、学生生活の取り組みが認められた喜びの気持ちが述べられました。

 

 

 

代表学生が中井学長から通知書を授与されている様子

 

 

受給者から集まったコメントでは、KONAN未来サポーターズの方々への感謝と選ばれた喜びの気持ちとともに、頑張っていることや今後の目標など、卒業後への飛躍につながる言葉が多く綴られていました。その一部をご紹介いたします。

 

－KONAN未来サポーターズ寄付金優秀者奨励金受給者に採用されたお気持ちを聞かせてください。

 

・この度は、このような栄誉あるものに採用していただき、ありがとうございます。この4年間、整った学習環境の中で、学びたいこと、興味のあること、新しいことなど多くのことをのびのびと学んでまいりました。こうした栄誉ある者に選んでいただけたのもその結果で、皆様のおかげと感謝の思いでいっぱいです。これからも今日のことを励みに勉学に勤しみ、そして卒業してからは社会に貢献し、皆様と同じように甲南大生を支援・応援できるよう努力してまいります。この度は、誠にありがとうございました。

 

・このような栄えある奨励金に採用していただき、心より光栄に感じています。これまで、累計15回ほど、学会発表を行ってきました。どれも学会の入会金や参加費、交通費など莫大な費用がかかります。（海外の発表は、参加費35,000円もするものもありました。）お金の心配が、この奨励金で軽減されました。重ね重ね、本当にありがとうございます。

 

・ここまでがんばってきて良かったという思いと、たくさんの方々の支援をいただくことができて感謝の気持ちでいっぱいです。関係者の皆様や地域の皆様などたくさんの方々のおかげで負担が軽減され、さらに学業、勉学への意欲が向上します。本当に感謝に気持ちでいっぱいです。そして、次は自分が支援する側になっていこうと思いました。

 

 

－今後の目標や、頑張っていることなどについて聞かせてください。

 

・私の目標は、留学経験を活かして、国際的に活躍できる人材になることです。留学中は様々な人達と接することで語学力だけではなく、自分自身の視野を広げ、多様な価値観や考えを学びました。この経験をもとにし、社会に出ても国内のみならず海外でも活躍できる人材になれるよう、更なる語学力の向上にむけ、日々努力しています。この支援を受け、自分の成長を加速させるとともに、社会にとってもプラスの影響を与えることを目指し、これからも頑張っていきたいと考えています。

 

・大学院で学んだことを生かして、社会貢献することはもちろんのことですが、支えていただいた経験から、今度は支えていく立場になることを覚悟して頑張っています。

 

・修士の２年間で、今扱っているデータの分析と学会発表を何度も重ね、ひとまずの終わりが見えてきました。それらの準備やその発表資料の作成など今の研究でやらねばならないことを、引きつづき、精進してまいります。いただいたこのありがたい奨励金を活かしてさらに研究できるよう、努力を続けてまいります。

 

授与式の様⼦は、甲南大学ホームページにも掲載されておりますのでご覧ください。

 

 

 

 

 

 

甲南学園 つながる学園推進室　課長　木村 嘉之さん

 

「社会のあちらこちらに沢山の甲南ファンがおられますので、「KONAN未来サポーターズ」制度で繋がりを見える化しつつ、甲南がお役に立てることに繋げて行ければと思います。ファンクラブと思っていただきご登録いただけると幸いです。」