2024年6月1日(土)に「未来へつなぐ自然体験プロジェクト」(主催:一般社団法人神戸青年会議所 子どもの未来創造特別委員会)のボランティアに参加しました。神戸市の洞川教育キャンプ場および須磨海岸を舞台に、山と海の自然を様々なアクティビティで体感して、SDGsの観点から環境について考えることを目的とした、小学生向けの体験型イベントです。
洞川教育キャンプ場では、「間伐材を使ったコースターづくり」と「飯盒炊爨(カレー作り)」、須磨海岸では「清掃活動」及び「プチプチ®のリサイクルに関するワークショップ(協賛:川上産業株式会社)」の4つのアクティビティが行われました。私は本イベントの運営スタッフとして、小学生に対して各アクティビティの補助を行いました。
子どもたちがしたいことの尊重と、安全や公平性の確保を両立するために、自由にしていいという声かけと共に、皆で守る約束事を同時に設ける工夫をしました。具体的には、「ペンは遠慮なく使ってもいいから、使い終わったペンはすぐに元に戻そう。ほかに使いたい子が困らんようにね。」「木の枝を好きなところから取ってきていいよ。その代わり、たっくん(筆者)が見えている範囲で集めよう。」などの声を掛けました。
その結果、私が受け持った班の子どもたちは、皆約束事を守ったうえで好きなことを楽しんでくれました。約束事を設けるときに、「~はダメ」という禁止する言い方ではなく、「~しよう」という前向きな言葉に置き換えた効果の表れと思われます。
イベント終了後、参加した子どもたちが、迎えに来た保護者さんに、早速イベントでの出来事を楽しそうに語っていた光景が印象的でした。かける言葉ひとつで、子どもたちがその場で感じる印象が変わる、ひいてはそれが記憶に残る思い出の形成に影響を与えることを実感しました。
画像提供:子どもの未来創造特別委員会
文学部社会学科3年 上間拓人