甲南大学地域連携センター

KONAN INFINITY

学生からの活動報告No.117

 私は、8月25日日曜日に奥猪名健康の郷で「夏季アマゴつかみボランティア」に参加した。参加したボランティアは9名、奥猪名健康の郷の施設の方が4名程度で準備をした。奥猪名健康の郷は猪名川の上流に位置し、自然が豊かな場所であった。ボランティアは8時から準備を開始し、15時に終了した。9時過ぎごろから「アマゴつかみ」が開始され、13時には受付が締め切られた。13時から休憩をはさんで15時まで片付けなどをし、解散した。「アマゴつかみ」に来た客層は、子供連れの家族がほとんどで小学生以下が多い印象であった。私の予想よりも来場者が多かったが、奥猪名健康の郷のイベントによく来る年配の女性曰く、来場者は少ないそうで驚いた。来場者が少なかった要因は、当日の朝に雷が鳴り小雨が降っていたことだと思われる。

 「アマゴつかみ」の流れは、ある浅い区画に放たれたアマゴを自分の手や網で捕まえ、奥猪名健康の郷が用意した串を用いてアマゴに参加者が刺し、塩を振る。そして、焼き場にいる職員に渡し、20分ほど焼き上がりを待つ。捕まえるアマゴの数は、受付で申告し先に料金を支払うことになっている。アマゴをつかむ区画は川の半分がコンクリートで舗装されており、水量も調整できるため、つまずく、足を挫く、流される心配が少なく済むことが良いなと感じた。私は、来場者がアマゴを捕まえ終え、串を刺すサポートをする役割に配属された。対応した中には、生きたアマゴに口から尾まで一直線に串を入れることに抵抗を感じる子供もいたが、私が途中まで代わりに刺して本人に交代することで無事串を刺すことができた。片付けの仕方も自然が多い奥猪名ならではで、来場者の食べ終わった串を川で洗っていた。串には魚の身や頭がこびりついており、金たわしを使い、落していった。川の水は少し冷たく気持ちが良かった。水道で洗うのではなく、自然を感じながら片付けをすることがとても楽しかった。片付けをしているときに他のボランティアの方々とも仲良くなれたことも良い経験となった。

 私は、このボランティア活動を通して、小さな子供と関わり、伝えることの難しさと楽しんでくれる喜びを得られた。また、奥猪名の施設の方やボランティアの方とのコミュニケーションをとることの重要性なども感じられた。これからも様々なボランティアに参加し、人との関わりを大切にしていきたい。

 

経済学部 経済学科 1年  野田彩菜